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店を始めたい方へのメッセージ

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これからご自身の店を持ちたいと思っている方の役に立てばという思いで書いています。ありのままをお伝えしなければ意味がないと思うので、読む人の鼻っ柱を砕くようなことも気にせずに書きま… もっと読む
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#スペシャルティコーヒー

店の売りにしないほうが良い「売り」:店を始めたい人へのメッセージその25

これから述べることはあくまで私の私見であり持論です。 ひとつの考え方として受け止めて頂け…

珈琲は「情報」ではありません。「飲み物」なのです。

「メキシコ・サンアントニオ・アナエロビック・ナチュラル」 テスト焙煎を重ね、悩みに悩んだ末…

店に持ち込まない方がよいもの:店を始めたい人へのメッセージその24

結論、自分の店です。自分の好きなようにすれば良いと思います。 その点について、とやかく言…

「開業だけならサルにも出来る」
事業は継続することにこそ意味と価値があります。そして難しさと楽しさと喜びがそこにあります。
「副業で」とか「おためしで」とか、そんな店に誰も期待しません。そこからもう事業に失敗していることに気付いて下さい。どうせなら人生賭けてチャレンジして下さい。

高級ブランドを扱うメリット:店を始めたい人へのメッセージその23

結論、メリット大ありです。店の格が上がります。 「自店の格は自分が決める」です。 当店で…

ハンドソーティングに掛かる手間(人件費)と、歩留まりの良さを考えれば、小規模自家焙煎珈琲店はスペシャルティグレードを使うことがやはり正解と改めて思います。
味においての優位性は言うに及ばず、ハンドソーティングに費やす時間を大幅に削減できることから結果的にコスパも良くなります。

「グアテマラ味比べセット」をつくりました。

「グアテマラ味比べセット」を紹介します。 お客様に楽しんで頂くためのアイデアのひとつとして参考にして頂ければ幸いです。 当店定番の「グアテマラ・アンティグア(SHBスペシャルティグレード)」と「グアテマラEPW(ハイコーマーシャルグレード)」各100gの味比べセットです。 グアテマラアンティグアを「金」に例えるならば、EPWは「銅」と言ったところでしょうか? グレードの違いが、味わいに決定的な差をつけることをお客様に理解して頂きたくて企画しました。 EPWも徹底的にハンドソー

味覚センスの鍛え方(ダイジェスト版):店を始めたい人へのメッセージその22

店を始めたい人へのメッセージその21で、焙煎人にとって一番必要とされるスキルは 「自分の焙…

開業当初はお客様が少ないことをむしろラッキーなことと考え、ひとりひとりのお客様とのコミュニケーションを大切にして、店のファン、さらにはサポーターを増やすことに時間を使ってください。
ヒマだからそれが出来るはずです。
これも潤沢な運転資金があってこそ出来ること。

「守破離の破」宣言

2024年は、私にとって開業7周年、修行を開始してから10周年の節目の年です。 この10年間、恩…

ネットショップだけで珈琲豆を販売することは、実店舗で販売するよりもよほどハードルが高いと思ったほうが良いと思います。出店すれば自動的に売れると思ったら大間違い。集客のための絶え間ない情報収集と情報発信が必要です。成功しているショップはごく一部で、残りはEC業者の養分です。

今年もSCAJ2023展示場にて最新のトレンドを学び、競技会で自己研鑽をして参ります。「利き珈琲選手権」に参加します。今年で3回目の参加です。結果はともあれ良い勉強になりますし、そしてなにより楽しいです。店を存続させるために、アップデートとクオリティアップは欠かせません。

SCAJアドバンスド・コーヒーマイスターの更新を済ませました。
資格取得は良い学びの機会になります。これから珈琲の道で食べていこうと思っている方にはお勧めしたいです。

売れない日々に心が折れないようにするために:店を始めたい人へのメッセージその20

あなたが創業者で、さらに特別な商才や知名度がない限り、自家焙煎珈琲店開業の初年度は、目の前の厳しい現実に愕然とし、悶々とする日々を過ごす可能性大です。 「豆売りという商売は立ち上がりが遅い」 これは自家焙煎珈琲店の店主の多くが語るところです。 これだけ珈琲が普及していても、自宅でハンドドリップまでして飲んでいる人は、珈琲業界に身を置く私たちが思っているよりもはるかに少数です。 珈琲は生活必需品ではなく、あくまでも嗜好品であるということを、いやというほど思い知らされるでし