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"戦場"六本木JAZZ市場にブルー・オーシャンはあるのか?|元外コン脱サラベーシストの本棚#17

さて、こちらは火曜のnote、やっとオンタイム更新です。

先日ミュージシャンで旅行に行ったときに、

「本当、六本木は戦場だよね!!」という名言が残りました。

何故そんな話になるかというと、六本木のナイトクラブ系(H田ゆきさん命名(笑))の市場が今(もしかしたらずっと)非常にマズイ状態にある上に結構出口が見えないよねという話です。

そして、我々。そんな港区に食べさせてもらってます!!

現状に関していろいろ書かなくてもみんなわかってると思うので、じゃあどうしようかという話の一つを書こうと思います。

参考にしたのがこちら。

私の家にある古典ビジネス所の一つです。でも2015年に続刊も出たんですね!売れたもんなー。

Wikipediaの解説が結構わかりやすいです!

競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきだと説いている。そのためには、自分の業界における一般的な機能のうち、何かを「減らす」「取り除く」、その上で特定の機能を「増やす」、あるいは新たに「付け加える」ことにより、それまでなかった企業と顧客の両方に対する価値を向上させる「バリューイノベーション」が必要だと主張している。そのための具体的な分析ツールとして、「戦略キャンバス」などを提示している。

従来からよく知られているマイケル・ポーターの競争戦略は「事業が成功するためには低価格戦略か差別化(高付加価値)戦略のいずれかを選択する必要がある」と主張しているが、ブルー・オーシャン戦略では「『減らす』『取り除く』ことによる低コスト化と『増やす』『付け加える』ことによる顧客にとっての高付加価値は両立し得る」と主張している。

この「減らす」「取り除く」「増やす」「付け加える」が本書では、The Four Action Frameworkとして紹介しています。つまり

業界常識として製品やサービスに備わっているもののうち、
①取り除くべきものは何か?
②思い切り減らすべきものは何か?
③大胆に増やすべきものは何か?
④新たに付け足すべきものは何か?

という4つの問いに答えることによって顧客に提供する新しい価値を作っていこうするアプローチですね。ふむふむ。

事例として紹介されている中ではシルクドソレイユが分かりやすいかな、

①花形パフォーマー・動物のショーなど
②笑い、ユーモア、危険、スリル
③個性あふれる独自のテント
④テーマ性、洗練された環境、複数の演目、芸術性の高い音楽とダンス

いかがでしょうか?
結局競合と比べる"戦略キャンバスを持ち出しているので、競争しない戦略というわけではないのだし、ある意味徹底的な差別化の戦略なのだけど、わかりやすいですよね。

あんまり過激なことを書くと干されそうな気がするんだけど、これをミュージシャン的に活用するなら私のブルーオーシャン戦略は、、、

①取り除くべきものは何か?
ーお客様には伝わらない過度なこだわり
②思い切り減らすべきものは何か?
ーライブに来ないお客様(ネットストーカー)とのコミュニケーション
③大胆に増やすべきものは何か?
ー新曲やアレンジの提供頻度
④新たに付け足すべきものは何か?
ーマーケティング戦略

かな。皆様はいかがでしょうか?

機会があればライブハウスやバンドを主語に考えてみてもいいかもしれませんね。

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