前になんて、進んでいなかった|適応障害復職記
どうも、ひなです。
順番的に本当は、ここには復職記の第2弾が来るはずなのですが。
元気になってきたなぁと、久しぶりのnoteを書くにあたって
過去のnoteを見返したら、メンタルが思いっきり傾いた。
そんなお話を挟ませてください。
過去のことば
このアカウント誕生から、さかのぼること4年。
私は社会人1年目の時、別のアカウントでnoteを書いていた。
今、当時を思い返すと
「大変なことも多かったけど、当時があって今がある」って
感謝の気持ちが大きくて。
「仕事は大変だったけど、でも楽しかった」って思ってて。
あの日々に何を思って生きていたかを、
すっかり忘れてしまっていた。
すごく無防備に当時の記事を読んでしまって、
思いっきり、あてられてしまった。
多忙な日々を、劣等感に駆り立てられて走り続けていた当時の記憶。
4年半越しに読んで、今日も泣いてしまった。
だってこのころから、ほとんど何も変わっていないから。
前に進んだと、思っていた
当時より、自分の感情を飼い馴らすのは上手くなった。
あの頃ほど頻繁に、あるいは深く、希死念慮に落ちることはもうない。
「心の削れる音」には敏感になって、できるだけ避けるようにもなったし。
あー、今日は調子悪いなーってときの対処法も心得ている。
あの日、抱き締めてくれた彼とは
結局お別れすることになってしまったけれど。
今は今で寄り添ってくれる彼がいて、幸せで。
でも、結局。
自分には仕事と恋人以外、
充実感を得る術がないということは
変わっていない。
それに。
仕事は楽しいよ。
でも、別に明日死んでもかまわない。
それは、生きる理由にはなるほどではない。
恋人といる時間は幸せだよ。
でも、その幸せは与えられるもので、
しがみついていいものではない。
だから。
「ひなは何を楽しみに生きているの?」
その言葉に、返せる言葉を今も持ち合わせていない。
薄氷
「楽しくなくても、死にたくても、人生生きていけるんだよ」
この言葉を、笑顔で言えていた頃の方が、
痛みは少なく生きていられたんだろうとすら思う。
そう。期待しなければ、ラクに生きられる。
そんなことは、とっくの昔に知っている。
それでも、わざわざ氷の下、
本当の水面を覗きながら日々を重ねたのは
前に進みたかったからだったのに。
凪いだ湖面は結局、薄氷に映った幻影でしかなくて。
氷の下は、大時化のまま。
不用意に歩けば、カンタンに踏み抜いて
結局は濁流にのみこまれるだけだった。
人生を心から、楽しいと言える日は来るんだろうか。
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