見出し画像

不器用さんの ものづくり。

こんな細かいものづくりをしていると
「器用だね」とよく言われるが、
わたしは不器用な人間だと思う。

しかも不器用なのは、手先だけでなく、中身もそうなのだ。

だけど、「いや、わたし全然器用じゃないんですよ」と言えば、謙遜のように聞こえるようで、
「またまたぁ〜」と言って 相手にもしてもらえない。
本当のことなんだけど。

ただ、こだわりが人並み以上にあるのと
根気もそこそこあるから、
何かやり出したら、自分が納得するまで、時間をかけて、とことんやってしまうのだ。

もういい加減にしたら良いのに、って
自分でも思う時があるのだけれど、
中途半端には やめられない。
一度やり始めたことは、納得するまでやらないと終われないのだ。

「わたし、不器用だから、ここまでしかできないんですよね」
「だから、これはお任せします。助けてください」
なんて言えれば、もっとラクに生きられるんだろうな、と思うんだけれど。

とりあえず割となんでもやってみるタイプだし、
やり出したら、中途半端にはできなくて、
不器用だなぁ…と思う。

そんなわけで、
わたしの ものづくりは大体
こだわりと根気で出来ているのであって
決して 器用なわけではなくて。

というか、器用な方が作れば、
もっと早く たくさん作れるんじゃないかな。
時間と手間をかければ
誰にだって出来るものなんじゃないかな。

って、そんな風に、
これまで少し 引け目を感じることもあった。

だけど、そもそも、そこまでして、
ものづくりに興味がない人もいれば、
その時間と手間をかけることが出来ない人もいると思う。

だから今は、この不器用な性格だからこそ、
eritonunoに生まれてきた作品たちがいて、
それは、もはや わたしの才能でもあるのだと思うし、
わたしの価値でもある、と思うようになった。


そんな不器用さんの 時間と手間がかかる分、
アクセサリーの相場からは
少しお値段も張るのだけれど
ありがたいことに、
eritonunoは80〜90%以上の
リピーター様のおかげで成り立っている。

初見は「高いかも…」と感じられる方も多いと思うけれど、
こうして、リピートしてくださる方が
たくさんいてくださる、ということは
間違ってないよ、って言ってもらえているようで
いつも嬉しい。

そもそも、ものづくりに
正解も不正解もないのだけれど。

だから、「そのままでいいよ」って言ってもらえてる、そんな感じかな。

いつも、応援してくださっている皆さまに
支えてもらってます。
いつも ありがとう。

一枚の白い布から季節を楽しむ
植物アクセサリーを作っています‪.*・゚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?