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【無名人インタビュー】日々変化していく価値観と生きている人

「無名人インタビュー」マガジンで過去インタビューも読めます!

今回ご参加いただいたのは たくや さんです!
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▷イントロ

このインタビューは、初回以上に緊張しました。
その理由は、インタビューの初めのところにあります。
それでは、たくやさんへのインタビューをお楽しみください。

1、無名人インタビューの常連

有島:今回、ご応募いただいたのは、どういった理由といいますか。

たくや:そうですね。実は、qbcさんがやっている「無名人インタビュー」っていうのは、たぶん、3回出てるのかな。それで今回、100人目いったタイミングで少しお休みをするので、他のインタビュアさんにバトンタッチっていうか、代わってもらいますよっていうのが記事で上がってたんで。それはそれでまたやってみるのも面白いのかなと。インタビュアの方が変わるっていることは興味があるので。さすがにqbcさんに4回目やるっていうのは、なんかもう、さすがにいいだろうっていうところはあったんで。(笑)

有島:なるほど。じゃあ、4回目は別のインタビュアで、ということでご応募いただいたわけですね。

たくや:そうです。

2、新しいことに挑戦した2020年

有島:たぶんもう何度もお話されているかもしれないんですけれども、今、どういったことをなさっているかというところから伺ってもよろしいでしょうか。

たくや:それは、仕事の話なのか、それ以外のプライベートな話?

有島:たくやさんがお話になりたいことを仰っていただければ。

たくや:そうですね、じゃあプライベートっていうか、2020年にいろいろやってたことっていうところなんですけれども。
けっこう、2020年は新しいことをはじめた年でもありまして。note自体は2019からやっていたんですけれども、その中で、初めて2020年2月くらいなのかな。「無名人インタビュー」を初めて受けてみました。いろいろ話をしていく中でですね、ちょっといろいろ自分の中でも新しいチャレンジでもないですけどね、インタビューなんて受けたことがなかったので。自分の中でこういうのも面白いかな、こういうのをちょっとやってみたいなあと、ちょっと芽生えた感じではあったんで。

有島:無名人インタビューで芽生えた?

たくや:そうなんです。そこでやったのは、まず電子書籍を発売してみようと。noteはずっと書き続けていたので、そのnoteを集めた、いわゆる毎日書いてるnoteの日記をまとめた書籍を出したっていうところ。

有島:もう出版なさったということで。

たくや:してます。先月も出したので4冊ほど。アマゾンのKindleですね、電子書籍で出させていただいてます。
それを出したあとに、qbcさんとのインタビューの中で、お酒を飲みながらインタビューするというのが2回目にあったんです。サブカル寄りの話が出てて、面白いですね、ちょっと深夜のラジオ番組みたいですねっていうので、コメントいただいてですね。そこからちょっと企画がはじまって、Youtubeでラジオやろうかって。
「床屋談義」っていうラジオを、何回ぐらいだろう。今はちょっと収録してないんですけど。たぶん、3ヶ月か4ヶ月ぐらいやって

Youtube「床屋談義」

有島:そんなにやられてたんですね。

たくや:その中で、自分でもYoutubeやりたいなあというので、動画、Video Blogやってみたり。あとはYoutubeを作る上で、音楽ってすごく足かせになるっていうか、ネックな部分。たとえば著作権の問題で、この曲はかけていいけど、この曲はかけちゃいけない。いろいろ出てきてしまうので、だったら、自分で曲作ったら楽だよねっていうので、曲作ってみたりとかしてて

有島:じゃあ、音楽までご自分で作って。

たくや:作ってやってみたりっていうのは、いろいろやっています。
今は、何がしたいんだって感じなんですけど、いろいろ手をつけた2020年だったかなっていうところ、ありますね。っていうのがプライベートの中での話。
今ちょっと、冬で寒いんで何もしたくないんで何もしてないんですけど。(笑)
まあ、仕事に関しては、普通のサラリーマンやってますと。

有島:今日は平日ですが、よろしいんですか?

たくや:シフト制で、24時間稼働してるような会社なので。本当に夜勤っていうか、夜中の12時から朝方までだったりとか、本当にそこはいろいろなんで。今日も仕事なんですけど、今日もお昼ぐらいからなんで。

有島:そうでしたか。シフト制だと、すごく難しくないですか?体調整えたりとか。

たくや:そうですね。確かに、年々歳をとってくると、体調管理がめちゃくちゃ難しくなってくるんですけど。

有島:特別なことはされているんですか?

たくや:んー、特別なことは。まあ寝る、ひたすら寝るっていうことを。あとは正直、やっぱりメンタルだと思っていて。疲れたな、辛いなっていうところって、意外とメンタルの部分、多いかなと思ってるので、仕事でストレスを抱えないようにはしてますね

有島:ストレスを抱えないってなかなか難しいと思うんですけれども、具体的に心掛けているとか、こういうふうに考えるようにしてるっていうようなことは、あるんでしょうか。

たくや:あー、仕事の面では基本的に人とぶつからないようにしているっていうのは、1個あって。自己主張を必要以上にしないですとか
この人はこの人の考え方で良いよね、もともと考え方って違う人はたくさんいるんだから、意見がぶつかるのは当たり前だよねっていうスタイルで。だからそこの最大公約数をとるためには、どうすれば良いんだろうね、っていうのを常に考えていけば、たとえ納得していない着地だったとしても、そこはそこで納得できるし。他人の強い批判があったとしても、この人はたぶん自分の思い通りにいかないんでイライラしてるだけなんだっていう、すごく俯瞰して見ることができれば、ストレスをあんまり感じないんですよ。へえ、そうなんだっていう感じで。

有島:もともと考え方は客観的でいらっしゃったんですか?

たくや:4、5年前まではそんなことはなくて。本当、ザ・昭和的な実力勝負。いわゆる営業成績とか、会社の中の評価が高い者が絶対的な権力を持っていて。仕事のできない人は年上だろうが経歴が長かろうが、その人に従うべきだっていう考え方で動いていた時期もあったんですけれども。
ただまあ、それだと常に戦いじゃないですか、戦国時代みたいな。やっぱり疲弊しちゃうんですよね、心が折れていくみたいな。折れたら負ける、みたいな。だから、常に部下だろうが上司だろうが、上司だったら常に下克上のチャンスを待っている、部下だったら足元を掬われないように押さえつけておく、みたいなのを、仕事だろうが休みだろうが、ずっとその緊張感の中でやっていかなければいけないっていうスタイルだったのは、確かにあったんですけど。でも、やっぱり年々、もう疲弊していくっていうの、あったので。じゃあどうすればいいんだろうって考えたときに、たくさん本を読んだんですね。最初は自己啓発系の本をたくさん読んでたんですけど。どうにもこうにも、やる気は読んだ3時間後ぐらいは続くんだけど、結局次の日になると消えてるみたいな、エナジードリンク的な。(笑)

有島:一瞬の

たくや:そうそうそうそう。明日から俺はがんばるんだと思っても、全然環境が変わってない、気持ちだけが先走ってしまってるっていうようなものしかなくて。そのときに、じゃあ人の歴史だったりとか、人が考え抜いてまだ答えが出ていないもの、たとえば哲学的なものだったりっていうものに触れたときに、あ、そうかと。世の中に正解、ビジネスだろうと、うまくいくための秘訣みたいなものって答えは出てなくて。ただひたすら悩んだ人が、もう百人も二百人もいるよね。まあ千人もいるし、もっと千年前、二千年前にも同じような悩みを抱えている人がたくさんいて。それが書物として残っていて、手に触れることができる。だから、なんだろうな。今、この悩んでるものって、もうめちゃくちゃ何千回目ですか、みたいな。(笑)あるあるだよねっていう。そうなったときに、自分一人が抱えてるものでもないし、よくあること、よくあること、みたいな。千年前の中国でも同じような人いたし、同じような悩みで解決できなかったけど、こういうやり方でなんとかなったよ、あ、そういうやり方もあるんだ。でも中世ヨーロッパではこうで、みたいな。明治時代の日本はこうで、みたいな。でも時代によってちょっと違ったりはするんだけど。でも、そう思えると、なんだろうな。今ここでがんばっている、何に対して歯を食いしばってがんばってるのかっていうのが、よくわからなくなって。苦しんでるって、勝手に自分が苦しんでるってだけなんじゃないのかなっていう気がして
この話をすると宗教チックだねって言われること多いんですけど。(笑)

有島:全然そんな。じゃあ最初は自己啓発系でやってみたんですけれど、一時的なものだった

たくや:そう、しっくりこなかったっていうか。

有島:で、そのあと、歴史とか哲学的なものを見てみたら

たくや:そうですね。

有島:もう、前から悩んだ歴史がいっぱいあって。で、その時代によってもいろんな、あったりっていうようなこと。見て、自分だけじゃないというところに来られたっていう感じなんでしょうか。

たくや:そうですね、うん。

3、幸せとは

有島:本業っていうか、お仕事もプライベートでもそれは役に立ってるというか、どういう感じで役に立ててらっしゃる?

たくや:あ、そうですね。ちょっと極論になっちゃうんですけど。たぶん人はいずれ死んでしまうじゃないですか

有島:はいはい。

たくや:なので、じゃあ最後に、自分が死ぬときのことを考えたときに、自分の人生振り返ったとき、何が一番。まあ走馬灯が出てくるとしたら、なんか幸せなシーンとか、いわゆるハイライトシーンが出てくるじゃないですか。まあ人によっては辛い思いが出るのかもしれないですけど、基本的には良かったシーンが出てくるとしたら。じゃあ、幸せなことがたくさんある人生。たとえば80歳で死にました、80年間で、じゃあめちゃくちゃ幸せな期間が20年間ありましたっていう人と、5年間ありましたっていう人だと、やっぱり20年間のほうが良いじゃないですか。だとしたら、今この一瞬、今日、明日、幸せでありたいと思ったときに、幸せってなんだろうって考えたときに。それは、すごく裕福でお金持ちになることなのか、それとも自由であり続けることなのか、ってなったときに、やっぱりハードルが上がって行ってしまう。でも、今このときを幸せと感じることができるんであれば、もうそれはそれで良いんじゃないの?っていう。いかに、変わらない毎日に幸せ感じれるかっていうのがポイントなんじゃないかなっていうのを、仕事でもプライベートでもあります

有島:あーなんか、そうですよね。

たくや:たとえば80で死ぬとき、75歳で100億円の資産がもらえましたってときに。残り5年で、100億円もらって5年間でめっちゃやりたいことやり続けるのか。それとも、そんなものはないんだけども、40歳から40年間、普通だけど、毎日幸せな日々を暮らしてました。え、じゃあ僕、後者のほうを選びますっていうスタイルですよ。

有島:なるほど。いや、でも絶対、幸せを感じる時間が長いほうが私も良いと思います。

たくや:そういうこと。で、その幸せを感じるポイントって、人のそれぞれ、違うはずなんですよ。なので、じゃあ幸せのハードルって何だろうって、自分で勝手に決めてるだけみたいなんですよね。

有島:あ、そうですね。

たくや:だとしたら、自分のそのハードルの調整って、自分でしかできないんで。そこを調整してあげると、たぶん人生ってすごく豊かになったりするのかなあとは思っているんで。まあ、すべてがすべて、うまくいくわけじゃないんですけど、なんかそのほうが楽だし。
生きやすいなっていう気がしますねって。

有島:そうですね。なんかこう日常生活の中で、たくやさんの場合に幸せの基準っていうか、具体的にこれが幸せで、だからこれをやるみたいなものって、ちなみにあるんでしょうか。

たくや:あ、最近はですね。いろんな外食屋さん、いわゆる居酒屋さんみたいなところ、立ち飲み屋さんっていうんですかね、まあこんなご時世なので、お前、そんなところ行くなよっていう話になっちゃうんですけど、でもまあ、ちゃんとしたところで行くだったりとかして。そこでいろんな料理とか、お話、人と会ったりとか、っていうところをやったりして、新しいところを発見するですとか。なんだろう、本当小さなことですけど、Spotifyでひたすら、おすすめの曲を聞きまくっているとかですかね。

有島:おすすめの曲を聞いていらっしゃるっていう、自分で選ぶんじゃなくて。

たくや:あ、そうです。Spotifyって、ある程度自分で好きな曲をポンポン押していくと、あなたの好みに合った曲、みたいのをおすすめしてくる機能があるんですけど。それを使って、あ、こんな曲あったんだ、こんなアーティストいたんだみたいのを見つけるみたいな。

有島:へえー。一番最近、すごい良かった、良い曲みつけた、みたいなのってございます?

たくや:最近っすか?本当最近だと、ぜったくんっていう、ひらがなでぜったくんっていう人をみつけたっていうのがあって。

有島:ひらがなでぜったくん。

たくや:ぜったくんっていうのがいたり。あとは、その前だと、15MUSっていう方であったり。ちょっとヒップホップが基本的に好きで。そん中でもチルアウトヒップホップっていう、ちょっとゆるい感じの、ガチガチじゃない感じのヒップホップっていうのが心地よいなあ、エモいなっていうのがあって。そういう人たちを探していくっていうのは、けっこう通勤時間だったりとか、ちょっとした時間に。自分で探すのはけっこう大変なので、Spotifyとかで流し聞きをして、これいいなと思ったらチェックをしていくっていうような感じ。

有島:なるほど。どんどん開拓をして、ご自身のお好きな曲をみつけていかれているという感じなんですね。

たくや:そうですね。

有島:それも幸せの一つ、みたいな。

たくや:あ、そうですそうです。というのを聞きながら、ちょっとマニアックな、ワタナベアニさんっていう方がいるんですけど、その人の本を読んだりとか。燃え殻さんの本を読んだりとかってすると、なんか、気持ち高まりますよね、とか。

有島:なるほどー。そうやって、幸せを日々の中で。

たくや:そうですね。

有島:なんかでも、そういうの、すごい大事ですよね。

たくや:いや、本当、そうですよね。note一つでもいいと思うんですよ。note一つでも、小説を書いている人がいて、その小説、僕、良いなっていう小説を見ながら、お気に入りの曲を聞いて、その小説を読んでいる時間っていうのは、意外とディズニーランドに行っている人と変わらないかもしれない。(笑)

有島:ディズニーランドに行っているときと変わらないくらいの楽しさみたいな、幸せ、みたいな感じ。

たくや:ありますよ。ありますあります。ディズニーはディズニーで良いんですよ。また別のジャンルなんで。

有島:なるほど、それくらいの幸福があるっていう。

たくや:いや、めちゃくちゃ良くないですか?めっちゃ静かなカフェとかで、ヘッドフォンで音楽聞いて、めちゃめちゃお気に入りの小説読んで、めっちゃコーヒー美味しいみたいな。最高じゃないですか。でも、そのシチュエーションって、ディズニーランドじゃできないじゃないですか。ミッキーの耳つけてはしゃぐしかないじゃないですか、とりあえず。

有島:ミッキーがいたら抱きついたりとか、そういう。

たくや:そうそう。そっちの楽しみはあるんですけど。なんかその、静かで良いよねっていう。外で雨とか降ってて、恋愛小説なんか読んでると、最高にエモいじゃないですか。たぶん、その経験って実は、身近にある小さなもので構成するしかなくて

有島:そうですね。特に去年からは、本当にそうですよね。

たくや:ですよね。

有島:そういう小さな幸せみたいなものって、けっこう前からそういうふうに考えていらっしゃるんですか?それとも、去年のコロナ禍が何かきっかけになったとか。

たくや:そうですね。2019年の秋口ぐらいからですかね。だからまあコロナがきっかけではないんですけど、コロナがブーストしたっていうのは大きいかもしれないです。その、営業自粛になって、そこの考えを深める時間が増えた。

4、尖ったものを作って封印した過去

有島:たとえば小さいころから、音楽もヒップホップとか好きだったっていうのはあるんですか?それとも、昔はそうでもなかったけど、最近になってそうなったとか。

たくや:小さいころ、本当に幼少期っていうか、まあ高校入る前までは、けっこう熱しやすく冷めやすい。今もそれはあると思うんですけど。けっこう流行り廃りに乗っていくスタイルっていうのが多くて。そのあとは、ちょっと創作っていうんですかね。自主的に、カセットテープへラジオ自分で作ってみるだったりとか、絵書いて、漫画作ってみる、みたいな。で、携帯のブログ、ホームページ作ってみるだとかっていうのは。作るっていうのが、そのあとに流行ってはきたんですけども、自分の中でね。だけど、それってどう世の中に発信して良いかがなかなかわからなくて。自己満足、自分で想像の中でものを作って、実際作るのは良いんだけど、人に見せることなく、黒歴史とともに封印してきたっていうのがあり

有島:そうなんですか?封印しちゃったんです?

たくや:しましたしました。(笑)

有島:それは高校生のとき。

たくや:高校ぐらいのときですね。そういうのやってて、でもこういうのって、そんなに共感取れるかどうかわからないし。まあ、どうして良いかわからなかったっていうのが、一番あります。本当、その当時、携帯もないし、これ言ってしまうと年齢がバレるんですけど、携帯もないし、ネットも普及されてないし。みんながこう、WEB上でつながるっていう時代ではなかったので。もう、エンタメといえば、テレビとかしかない状態。まあラジオみたいな。ラジオも、なんか気の利いたことを投稿しないと、はがきとか読まれもしない、みたいな。そのときに、すごく尖ったものを出したとしても、誰にも見つけられない、みたいな。(笑)

有島:尖ったっていうのは、たとえばどんな感じの内容を出してみた?

たくや:もう、だから自分の好きなものをとことん突き詰める、みたいなとこですよね。

有島:たとえばどんな内容を投稿、みたいな。実際にやってみたんですか?

たくや:えーっと、ラジオとか漫画とかで言えば、めちゃくちゃ日常にフォーカスするっていうものを、すごく作ったんですよ。何かっていうと、当時はたぶん、95年以降か、バブルが崩壊して世の中が落ち込んでるときで。なんかちょっと明るいものっていうのが好まれたりとかしていて。ファンタジーとか物語みたいのが出てきたような気がしてたんですよ、僕は。その中で、目を背けたい日常にフォーカスしたい。だから、何事もない、いわゆる起伏がないもの。ストーリーとして物語で起承転結もなく、ただ毎日の繰り返しみたいなものに、いかにフォーカスするか、みたいなものを高校のときにすごくやってて。でも、それってたぶんつまんないんですよ、正直。みんな知ってるから。でも、みんな目を背けたいんだよねって。こんなつまらない毎日、未来がこの先良くなるなんて思えない。そんなつまらない毎日は知ってるんだけど、見たくはないから、何か空想の中に浸っていたい、楽しいところに浸っていたいってとこが時代としてある中、僕は、いや現実はこうだから、そこにフォーカスしようよって。そりゃあ誰も見ないよっていう

有島:なるほどー。世の中の動きと逆というか、もしかしたら、その先を行っちゃってたみたいな感じ。

たくや:単純にいうと、逆張りですよね。(笑)
逆張りするのが、ちょっとカッコいいと思ってた、ちょっと斜に構えた高校生みたいな感じですよ。みんなが右行ったら、いや俺は左行くから、みたいな。

有島:なんか、そういうの、ありますよね、学生時代とかって。ちょっと大人とか、周囲を見て、違うところへ行きたいみたいな。

たくや:そうそうそうそう。それこそ、なんかね、安室奈美恵とか、みんなが知ってる宇多田ヒカルみたいなこと言ってるときに、絶対誰も知らないようなバンドのことを知ってることがステータスみたいな、それこそサブカルの話に近くなっちゃうんですけど。知らないでしょ、これ、みたいな。そういうとこって複雑ですよね。

有島:いや、私も、特に目立ったことは何もしない高校生でしたけど、気持ち的には周りの流れに乗りたくなかったっていうのはありましたね。みんながこう、雑誌とか見て、ウキウキしてたりとか、楽しそうに話してるのが、なんとなく自分はちょっと違うな、みたいな感じで、一人で教室で本を読んでるみたいな。あと、カセットテープでラジオっていう話で思い出したんですけど。家に、ファーストガンダムの台本が、なぜかあったんですよ、たぶんそういうショップで見つけて買ったんだと思うんですけど。それの役を中学校のときの友だちと分けて。

たくや:(笑)

有島:カセットテープに録音したりして遊んでましたね。

たくや:けっこういますよね、登場人物。

有島:そうなんですよ。なので、だいたい事前に、ある程度。じゃあ、この人とこの人、この人は誰々さんがやってって3人ぐらいで。

たくや:(笑)

有島:この人たちはもう一人の友だちがやって、じゃあ残りは私とか、そういう感じ。あと、ナレーションは誰がやるとか。

たくや:はいはいはい。

有島:普通にこう、分厚いやつを開いて、今日、何話やる?みたいな感じで。だからなんとなく。ラジオっていうのではないですけど、カセットテープに作ってた。

たくや:ラジオドラマみたいなやつですよね?

有島:そうですね、自分たちで楽しむみたいな。そんなの、他に誰もやってなくて。

たくや:ですよね。

有島:はい。なんかそれ、突然思い出しちゃった。

たくや:僕もやりましたよ。

有島:どういうのですか?

たくや:漫画で「寄生獣」ってあるじゃないですか。今は映画化とかされてますけど、あんまりこう、メジャーじゃないときに「寄生獣」面白いと思って。で「寄生獣」の1巻、単行本の1巻をラジオドラマにしたいと思って。でも、僕、仲間が集まんなかったんです。
一人でやるしかなかったんですよ。なので、ラジカセを2つ用意して、1つを再生速度速めるのと遅めるので、声の高さを変えて、一人三役でやってました。

有島:なんか、そのときのありったけを使って三役同時にやる

たくや:そうそうそうそう。もう4人出るシーンは、きついから無理と思いつつ、MAX3。

有島:すごいですね。まあでも三役あれば

たくや:そう、だいたい乗り越えられる。

有島:できますかね。それ、まだあったら聞いてみたいぐらいですけど。(笑)

たくや:(笑)

有島:へえー。じゃあ、そういうドラマみたいなのも、自分で作ってやってたみたいな。

たくや:そうですね。

有島:ラジオだと、いわゆる世の中にあった、深夜ラジオみたいのを自分で番組作ってみたりとかなさってたんです?その日常にフォーカスした。

たくや:あ、そうですね。地元のローカル、地方のローカル局のAMラジオと、あとは「オールナイトニッポン」っていうのを聞いてて、中学校のときかな。そういうのめちゃくちゃ聞きまくってたんで、でもラジオDJってフリートークだよねとか、このタイミングで曲かかるよねみたいなの、構成がだいたいわかってくるじゃないですか。
そうしたときに、来てもいない架空のはがきをでっち上げて、はがきを読んで、フリートークを入れて、ここで一曲流します、みたいのを、自分の中でやってみるみたいな。なんかその、曲を流す前にイントロがあって、曲に入るときにちょっとしたフリートークあるじゃないですか。じゃあ聞いてください、これです、みたいのがぴったり合うと気持ちいいみたいな

有島:イントロの中で、すごいきれいに納めるみたいな技ですよね。

たくや:そうそう。イントロの中で、その前のフリートークからの、なぜこの曲がかかるかっていうところまでつなげて、きちっと納まるっていうところをアドリブでやって、納まったときの気持ち良さみたいなのを噛みしめてた、みたいな。(笑)

有島:確かにそれって、なんとなく周りには言いづらいし、なんだけど、けっこう楽しいですよね。きっとね。(笑)

たくや:楽しいです。(笑)

有島:いや、感覚的には私、すごいわかるので。

たくや:あ、わかります?

有島:はい。だってほら、私、友だちと台本読んでやってましたので

たくや:そうかそうか。

有島:別に誰に聞かせるわけでもないんですけど。あと「オールナイトニッポン」は私も聞いてて。ちょうど地方ローカル局の番組が夜中の1時まであって、そのあと「オールナイトニッポン」みたいなのが学生時代、本当に聞いてて。思い出しました。(笑)

たくや:(笑)

有島:そのイントロのところで説明が納まってすごい、みたいなのがあって。

たくや:そう。けっこう「オールナイトニッポン」の二部とかなってくると、そんなにはがきも来ないんで。

有島:そうそうそうそう。

たくや:なんかその、フリートークがけっこう主になってくるっていうか。
コーナーも大して盛り上がらないから、結局フリートークでつないでいく、みたいなところがメインで。よっぼど技術力必要だよね、みたいな。

有島:そうですよね。だから二部で実力が出てきた方が一部に昇格したりとかって、けっこうあのころありましたよね。

たくや:ありましたありました。

有島:懐かしいです。でも、そこから自分で作ってみるっていう発想がすごいなと思って。それ、なんかきっかけあったんですか?これを自分で作ってみよう、みたいな。

たくや:いや、なんか普通にラジカセデッキで録音っていうのがついてたから。あ、これ、ラジオっぽいのできるじゃん、みたいな

有島:なるほど。

たくや:できるよね。でもなんかありません?この話のときにこの曲かけたいな、この曲があったら良いよねとか。ラジオ構成で、聞きまくってると、俺的にはちょっとここをこうしてほしかったとか、もうちょっと尺長くて良いよねとか。この話、つまんないからもうサッと終わっても良いよね、とかって。やっぱりちょっと要望が出てくる。そうしたときに、じゃあ全て架空のもので、自分が一番聞きたいラジオを作るっていう

有島:それは高校生のとき?

たくや:高校生のときとかですかね。中学のときは、なんか、聞いて。多少はやってたんですけど。

有島:それは、本当に誰にも聞かせなかったんですか?

たくや:誰にも聞かせてないですね。

有島:今でもまだ、テープは残ってるんです?

たくや:実家帰ったらあんのかな。捨てられてるかもしれないですけど。(笑)

有島:たぶん、私が友だちと録ったやつも、もうゴミ箱に行っちゃってると思いますけど。(笑)私、なんとなくわかるので、今、ちょっと感動してます。

たくや:(笑)

有島:そういう方もいるんだって。

たくや:いますいます。

有島:自分だけかなって思ってたんで。すごいうれしいな。

たくや:なんで、今で言えばstand.fmであったりとか、Voicyであったりとか。最近だとClubhouseっていう音声コンテンツが出てきた中で、やっぱりなんかその、ちょっと疼くところはありますよね

有島:ありますね。

たくや:その、黒歴史として葬り去ったはずの、封印したはずのあのときの気持ちが、むくむくと出てくるっていうのは、確かにあると思うんですよ。(笑)

有島:時代が

たくや:そうそう、時代が追いついたと。(笑)

有島:本当ですよね。もう何十年経って、やっと来たみたいな。

たくや:そうそう。好きなもの作って良いんだ、みたいな。(笑)

有島:そうですよね。たとえばそれ、今になって、stand.fmとかっていうのはやられてたりするんですか?

たくや:うーん、やってはいないですね。さっき言ったね、qbcさんと「床屋談義」っていう番組をYoutubeでやっていて。で、その中でけっこう雑談がメインだったんですよね。「床屋談義」ってタイトル通り。もう特にテーマを決めずに、ひたすらアドリブで話していく、みたいな内容やっていて。でも、それってたぶん面白いんだけど、やっぱり方向性決めなきゃまずいよねっみたいなもんだったりとか。(笑)
僕は、雑談をやって楽しいは楽しいけど、また一つ壁にぶつかった感じはちょっとしていて。なんかあると思うんですよ。けっこう音声配信系でも、素人が音声配信できるようになりました。でも、やっぱり有名人だから聞く。素人の話を誰が聞きたいんだ、最初の5秒でつかめなかったら誰も聞かないよ、みたいなところは確かにあるとは思うんですよね。いや、本当そうなんですよ
Spoonとかもそうじゃないですか。それって、REC.とかいろいろ他にもラジオ配信アプリたくさんある中で、ただ単にイケボがしゃべってて、声が気持ち良いから聞いてるだけの人もいれば、本当に中身が面白くて聞いてる人もいれば、でもやっぱり、素人で何じゃこりゃっていうのを配信してる人もいれば、本当、有象無象っていうか、もうたくさんありすぎて。やりたいことができるようになったのは良いんだけど、逆に今度ありすぎて埋もれてしまう。配信はできるけども、本当に砂の一粒でしかないっていうところ。じゃあどこに舵を切って行けば良いのか、それともそんなの気にせずに淡々とやっていくことに意味があるのか。どうなのかっていうのは、ちょっとまだわかってなくて

有島:もし、これっていうものがみつかったら、たくやさんもやってみようかなっていう気持ちはおありなんです?

たくや:あ、全然ありますよ。

有島:今はちょっと様子を見たり、もし見つかればなあ、みたいな気持ちでいらっしゃる?

たくや:そうですね、はい。

有島:なるほど。それは「床屋談義」をやってみて、気づいたっていう。いろいろツールはあるけど、っていう。

たくや:そうですね。気づいたとこですね。トークも実際、じゃあ何分が良いんだろうとか

有島:長さみたいな

たくや:長さもそうですし、プラットフォームもあるんですよね。Youtubeで30分、1時間って枠で録ると、本当に好きな人じゃないと、たぶんタップしてくれなかったりとかしますし。10分でもきついんですよ、正直。初見で、サムネイルで面白そうだなって言って。でも動画じゃなくて音声オンリー、サウンドオンリーですよってなったときに、自分が押すんだったら3分が限度かなって思ったり

有島:そうですね。最初の本当、特に音楽なんかも最初の5秒とか10秒みたいなこと言われてますよね。

たくや:ですよね。

有島:そういったところが、音声メディアも動画もけっこう難しいっていうか。方向性もそうですけど。

5、同じ価値観の人を探したい

たくや:再生数稼いで、お金がほしいっていうわけではなくて。同じ価値観の人を探したいっていうのはあるんですよ。どうしても学生時代とか、まあ社会人になってからも同じような価値観を持ってる人って、なかなか、まあ、いないっていうのもあれなんですけど。そんなにたくさんいるわけではなくて。同じことをして楽しめる人、同じ価値観で楽しめる人っていうのは、やっぱりネットの中で探すほうが、ものすごくコストパフォーマンスが良いですし。離れていても全然成立すると
その中で、じゃあ、どれだけの人を探せるかってなると、まず、いろんな人に自分の自己アピールしなきゃいけない。自分はこういう人ですよっていうのをアピールしなきゃいけないっていったときに、まあそうとらなきゃいけない、でもそうとるためには、あまりにも尖ったもの出しすぎるとヒットしないっすよね。けっこう難しくて。でも、自分とは違う、すごく離れた価値観で話をすると広まりやすいんだけども、自分をわかってもらえない。でも、自分のことを100%出すとあまり広まらないっていうとこの、そこのさじ加減ってすごく難しくて。まあ最初は広く取って、どんどん自分を出して行って、間口を狭めていくっていう方法もあるんですけど。そこの幅とか、どれくらいっていうのは手探りだなと思ってます。

有島:なるほど。同じ価値観の人、探したいっていうのは、なんかすごいわかるような気がしますね。

たくや:いや、そうなんですよ。同じ価値観の人とつながっていれば、人生、もっと豊かになるんですよ

有島:そうですよね。今も探したいっていうお気持ちで過ごされていると思うんですけど。たとえばこれから、具体的に何か、こういう方法で探そうと思ってるとか。もうちょっと先に、今はもしかしたらプラットフォームとか悩んだりしてるかもしれないけど、こういうことができたらいいな、みたいなものって、思い描いてることはおありになるんですか?

たくや:おー、今後。まずnoteはやり続けようとは思っていて。で、僕はだから、通年してずーっと同じ価値観を持っているっていうことはあまりないというか、少しずつはやっぱり変わっていくんですよ。だから、去年言ったことと今年言ったことは少し違う。ちょっと変わった。それは僕が何か成長したのか劣化したのか、はたまた何かの本読んで影響受けたのかわからないけど。まあ常に少しずつ変わって行ってる
10年前の僕とはまた別人であって、そのときそのときの価値観の合う人に会いたいんだけども。できれば、どういう経緯で価値観変わって行ったかっていうのを知ってもらいたい。こういう道のりを歩んできました、っていうところ。その道のりっていうか、足跡みたいなものがnoteになってんのかな。noteで書いてきたものを辿って行くと、こういう考えで、ここでこういう事件があって、こういう考えになったんだねとか。このときすごくこういうこと言ってるよね、でも今こうだよね、みたいなのが、ずーっと日記のように連なってると。そこをベースとしてなんかやって行きたいな。まあnoteでなくてもいいです、書き溜めてある文章あるから。noteって、でも本当、1年間分辿ると大変なんで。だから僕、アマゾンで書籍を出してるんですよね

有島:あ、なるほどそういった意味でも電子書籍で。

たくや:それを読めば、一気にわかる。どういう考え方の変移があったのかとか、どういうことがあって、こういう考えになったのかとか。どういう人間関係を持ってんのか、みたいなのが、人に日記を見てるのと同じだからと。

有島:本当にもう、ちゃんと準備をしていて

たくや:準備はしてます。

有島:これを見てもらえればわかりますよ、みたいな感じ。

たくや:わかります、はい。

有島:じゃあそれを見てもらって、もしこの人面白いかもとか、似てるかもって思った人が出てきたら、何か一緒にやりたいこととかって考えてたりするんですか?

たくや:そうですね。何でも良いですよ。それこそ、なんかこういうインタビューでも良いですし、ラジオでも良いし、まあYoutubeで一緒に動画作るでも良いですし。なんだろうな、共作で本出す、でも良いですし。まあその人が音を作れるんだったら音を作ってもらう、歌うでも全然良いですし。何でも良いですね。たぶん、そこで良いよねって、お互い良いよねって思った人同士であれば、たぶん何やっても楽しいんですよ。一緒に桃鉄やってもたぶん楽しいですし、すごろくやっても楽しいですし。飲み行っても、たぶん長話しても楽しいんだろうなって。何やっても楽しい人っていうのは、ものすごく貴重で

有島:今、そういう方ってどれくらいいらっしゃるんですか?何やっても楽しい人。

たくや:(笑)どれぐらい。どらぐらいだろうな。いやあ、でも3、4人とかですかね。

有島:でも、0ではもうすでになくって。ちゃんとそういう方ができてきた。

たくや:そうです。

有島:じゃあ、ちゃんと進んでいるわけですもんね。目指しているところというか、行きたいなっていうところ。

たくや:そうですね。

有島:2019年ぐらいから、そういう感じに。

たくや:note書いてからなんですよ

有島:日記を電子書籍になさって、進んできていて。今年2年目ぐらいな。

たくや:そうですね、はい。

6、今の自分と対談する未来

有島:楽しみですよね。2019年からで5年目ぐらいになったときに、それが一気にどわっと増えてたりとかするのか。
なんか、気がついたら曲出してた。歌プロデュースしてた、みたいになってたりとか。

たくや:(笑)そうですね。でも、5年経ったら僕、ほんと最初、1年目の書いてた記事に対して、副音声でツッコミ入れたいですわ。(笑

有島:なるほどー。そういうのもありますよね。

たくや:たぶん、5年前の自分って、もうほとんど別人だと思うんですよ。なので、本当にこんなすげえこと言ってんな、っていうのを思うわけじゃないですか。ほうー、みたいな。今、思えばみたいな。それの副音声ツッコミ本みたいなのを出す、みたいな。(笑)

有島:それも電子書籍にして

たくや:面白いですよね、みたいな。

有島:その5年前のご自身の電子書籍と、ツッコミ入れたやつも両方

たくや:そうそう。今だったら、こう書くみたいなもので。同じ自分なんですけど、別人として過去の自分と対話ができるっていうものとしては、5年後ってけっこう良い時間なのかなっていう気はしますね

有島:5年経つと、すごい変わりますよね、けっこう人によって。

たくや:変わります変わります。何ひとつ変わらないという人はいないと思うんで

有島:そうですよね。人によって、いろんな変わる度合いがあると思うんですけど。私も、なんか突然、この2年ぐらいですっごい世界が変わったので。

たくや:(笑)

有島:この歳になって、このタイミングで来るのかっていうのはあったんですけど。他の方、ずーっと少しずつ変わっていく方ももちろんいらっしゃると思いますし。私みたいに、突然、半世紀ぐらい経ってドンって以前の私だったら夢にも見ないような変化があるような人間もいたりするっていう。
そういう意味でいうと、たくやさんって、今のお話聞いてると、ずーっとご自身の価値観で少しずつ変わって来ていらっしゃるのかなっていうふうに、私は思ったんですけど。

たくや:あ、そうですね、確かに。変わってきてます。自分で考えたことっていうのは、考えてどうのこうのっていうよりも、いろんな影響を受けて変わってるっていうのがあるんで

有島:そういう意味だと、学生時代はラジオだとかいうところから発想を得て作ったものだったり。今だと、日記を書いて電子書籍にしてっていうことがあったりっていう感じなんですかね。

たくや:そうですね。
だから、有島さんも、ここ2年ぐらいで変わったっていうことは、3年前、4年前の自分のなんか残したものに対して、今、ツッコミ入れるみたいな。(笑)

有島:もう入れまくりですね。

たくや:入れまくりですか?

有島:もう、あんた、何やってんのみたいな感じです。(笑)

たくや:(笑)過去の自分との対談っていうのは、一つ、ちょっと面白いっちゃあ面白い

有島:そうですね。すごい、人によって肯定できる人と

たくや:あー、そっかそっか。(笑)

有島:(笑)ありそうです。

たくや:たぶん、そのルートを辿らないといないっていう、今の自分できない。まあご先祖さんじゃないですか。(笑)

有島:確かに。

たくや:(笑)

有島:そこがちょっと微妙な気がしますけどね。そうなんですよね、私もずっとモヤモヤしてたんです、過去の自分がすごい嫌だったんですよね。嫌いだったんで、あんまり人に話してないんですけど。でも、それがあったから、とりあえず、最近の2年があるのかと思うと、あー、あれも必要だったのかなって、今、すごい思いました。

たくや:(笑)

有島:たくやさんのこれからの活動、楽しみですね。そのツッコミを入れるのは、めちゃめちゃ楽しみですね。

たくや:そうですよね、ツッコミ。(笑)

有島:拝見したいなと思います。今日、まあ私がかなり初心者っていうことで。お話辛かったところもあるんじゃないかなと思ったりするんですけど。なんか、言い残したことみたいなことは、ございます?

たくや:いや。全然、そんなことなかったですよ、インタビュー。

有島:本当ですか?いや、もうなんか、今、涙出そうなくらいうれしいです。

たくや:(笑)基本、だからインタビューってあれじゃないですか。え、何話せば良いんですか?っていう人、多いんで。事前の打ち合わせってたぶんなしで行くことが多いかなと思うんで。だから、僕はなんか、こんだけ僕が話せて、全然こう、しーんみたいなところがないので、別に普通に聞いてますし。逆にいうと、これ、文字起こしじゃなくて、音声コンテンツでも成立するっていう話ですよね?こんだけ

有島:あ、そうですね。

たくや:そうそう。普通に音源アップして、インタビューしましたっていうのも、全然ありだと思うんですよ。

有島:ありがとうございます。すごく良いご提案をいただきまして。
それも、いつかはって、ちょっと思ってたりはするんですけど、生で声を出すのはちょっとっていう方もいらっしゃるんじゃないかなっていう。

たくや:いますね、確かに。

有島:たくやさんのように、自ら進んでお話くださる方ばかりでは、きっとないだろうなと思って。

たくや:確かに(笑)いや、もうYoutube上で30時間も僕の声、出てますから、もういいっすっていう。

有島:もう、むしろ、私なんかよりベテランでいらっしゃる

たくや:うん、隠す必要はないので。あ、またこいつしゃべってるわっていう感じなんで。(笑)

有島:いやー、探して聞いてみます、ありがとうございます。

たくや:(笑)

有島:本当に言い残したことないです?ちょっと宣伝しときたい、みたいなこととか。

たくや:あ、宣伝っすね。そうですね、「日々是雑記帳」っていう「ひびこれノート」っていう読み方なんですけど、たぶんGoogleでひらがなで「たくやぐみかんぱにー」で調べると、たぶんアマゾンかどっかでヒットすると思うんすよ。
その中で、最近noteを書いているものをまとめたもの「日々是雑記帳」っていうものの3冊目を、(1月)25日ぐらいかな、出しましたと。っていうので、興味があれば見てくださいっていうだけです。

電子書籍の情報(新着順)
日々是雑記帳 参: 3RD DOOR (ぐみ文庫)
日々是雑記帳2: クラフトノオト (ぐみ文庫)
日々是雑記帳 (ぐみ文庫) Kindle版
おるたなてぃぶ6 (ぐみ文庫) Kindle版

有島:わかりました。

たくや:Kindleの読み放題入っている人は、普通に読み放題で読めますと。

有島:なるほど、はい。じゃあ、それは宣伝ということで。

たくや:そうですかね、宣伝として。

有島:本日は、ありがとうございました。

たくや:いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます。

▷アウトロ

幸せについて、私もあらためて考えることになったインタビューでした。
人それぞれの幸せ。人それぞれの価値観。
記事の中でご紹介した電子書籍に、5年後のたくやさんが、どんなツッコミをするのかが楽しみです。
それにしても、2回目にしてこの内容は、個人的に神回。
参加者であるたくやさんのおかげです。ありがとうございました。

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