若いデザイナーさんへの想い

最近、お客様が年下のデザイナーさんが多い事もあり、
私は密かに彼らに熱い想いを持ちながら接しています。

それは、あなた達は日本のものづくりを支える力があるんだよ!という想いです。

特に若いデザイナーさん達やインターンシップにこられる学生さん達からは、
デザインが好き!もの作りが大好き!という強い気持ちを感じます。
そんな想いは、彼ら自身の人生を動かす原動力にもなると同時に、近くにいる人にも大きな影響をもたらす事があります。

文化服装学院の学生の作品①

一生懸命な姿に、こんな技術も教えてあげよう!とか、難しいデザインだけど、どうにかして形にしてあげよう!と、作り手側が応援したくなり、とても良い循環が起こります。

時に難題を出され戸惑う事もありますが、私にはないアイデアとの出会いに、創造的なもの作りができると思ってます。

お互いの強みを持ち寄り、認め合い、協力することは、とても日本人らしく、
ものづくり大国日本を支える力になると信じています。

文化服装学院の学生の作品②


さて、こんな偉そうな事を書いている私ですが、デザイナー時代には工場さんから嫌われ、依頼したものを作ってもらえない事もありました。

誰も気づかない細かい拘りを貫いては、これが私のデザインよ!と自己満足に浸り、仕舞いには「なんで作ってくれないの!」と職人さんを敵対視していました。。。こうして文章にしてみると、デザイナー以前に、人としてかなりヤバい人間だったなぁと反省しております。
あの時の職人さん本当にすみません。。。

そんな昔の私を思い出しながら、現在の作り手の立場から、
いいもの作りをするための簡単なアドバイスを考えてみました。

①笑顔で話そう!
ご存知通り、笑顔はただです😊でも効果はとても大きいと実感しています。
初対面の打ち合わせの時、そこにいる全員が緊張している場面でも、笑顔やジョークを言うことで表情が柔らかくなり、一気に打ち解けスムーズに話し合いができた経験が何度かあります。
そして、口角を上げると、脳が楽しいと錯覚して、幸せホルモンが出るのは、有名な話ですよね。自分も周りの人も幸せにしてしてしまう笑顔は魔法だと思います。

②作ってくれた物や、やってくれた事に対して、喜びを表現しよう!
人が喜んでいる姿を見ると幸せになりますよね。
そして、いい関係構築には、よく「褒める」事がいいと聞きますが、特に目上の方には逆に失礼になってしまう事があります。なので、喜んでみましょう。

「こんなに早く作ってくれたんですか!嬉しい!」
「わー!可愛い♡ありがとうございます!」
など言って貰えると、作り手はテンション爆あがりです!
その後に、修正点を言われても、素直に受け入れられます 笑

この2つはとてもシンプルですが、効果絶大です。
そして、仕事以外のすべての人間関係に応用できると思います。

デザイン大好き!という熱い想いににプラスして、
こんな処世術を身につけることで、職人さんとも良い関係築くことができ、
もっともっといいもの作りが出来ると思っています。

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