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【レポート】Mercari Design meetup リブランディングの舞台裏に行ってきた

こんにちは!ひのふ(@pinopo_)です!
DesignScrambleレポからのすぐの更新です!偉い!👏

今回は、先日ロゴをリニューアルされたメルカリさん主催のリブランディングについての勉強会の抽選にめでたく🎉当たったので行ってきました!


なんと700名以上も応募があったみたいです。うち抽選で選ばれたのは130名の方々…運が良かったです…!

おしゃれなパンとコーヒーや紅茶(もちろん無料)が用意されていましたよ〜🍞🥐🥖

行きたくて仕方なかった!という方々もたくさんいらっしゃると思いましたので、どういうお話されているか共有できるよう、当日はリアルタイムでレポートするようにしていました。


👆こちらのTwitterでも簡単ですがレポートをツイートしていますので、よろしければご覧ください!
今回はその中でも更に自分が気になった点・印象に残った点をnoteにまとめていきたいと思います〜!


👛🛍👜


■目次
1. リブランディングの裏側のお話
2. CXO室とパートナー社のトークセッション
3. メルカリデザイナー陣のBeer bash
4. まとめ


1. リブランディングの裏側のお話

メルカリのロゴがリニューアルされたのは、皆さんご存知ですよね。

今回のMeet upは、メルカリのリブランディングにはどのような思いを込めているのか、具体的にどのように実施し、今後何をしていくのかをお話してくださる会でした。

まずメルカリには、デザイン組織全体を見つつ、ブランディングやUI/UXのガイドラインなどを作っていくCXO室というものがあります。
そのCXO室のデザイナー、井上さんがお話してくださいました。

まず取り組んだことがミッションを再考すること。

🔴メルカリのミッション
・「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」
 ・新たな価値ってなに?世界的ってそもそもいる?など議論しまくった
・議論した結果:価値、世界はわからない。敷居の低く、誰もが入れるオープンなプラットフォームを目指す。

この話、わかりみが深いという感じだったのですが、何年も続くサービスですと、次はどういうステップに進めばいいのか、どう成長すべきなのか、検討するタイミングが出てくると思います。時代も移り変わっていきますので、当時はこれで良かったけど、今や未来に合わせると変えた方がいい、という点も出てきます。

何年も経ち、そのミッションについて周りも当たり前に感じているところを、改めて議論し直す点が素晴らしいと思いました。
改めて「それって必要だっけ?」「てかこういう言葉使ってるけど、この言葉ってどんな意味なの?」という質問をすることによって、「なんでだっけ…」「いやそもそもこういう考え方じゃないかも…」と、どんどんミッションについて、会社について、考えさせられる良い機会だったのではないかと思います。

かなり短い期間でミッションの再考からロゴの再考、LPの作成、モーションの作成まで行っていて、本当にめちゃめちゃ大変だったんだろうな😇というのが強く伝わりました…。

また、失敗談をお話していたのもかなり印象的でした!(こういう機会、なかなかないのでは…?)

🔴失敗談①
・アプリのリリースのみ、リリース予定日より1日前倒して出てしまった
・うまく対応することができなかった
 ・アプリの更新文がリリース予定日を記載したまま、修正できず
・もっと上手くロゴのインパクトを残せたのでは
🔴失敗談②
センタリングルールを厳密にガイド化していなかったため、センタリングがずれてしまっていた
・それを外から指摘されてしまった
🔴失敗談③
・LPのQAをちゃんと行っていなかった
・リリース後に社内から大量のフィードバックをもらってしまった
 ・ここの文言おかしいよ!など

こういう失敗談を共有していただけるのはなかなかないと思うので、すごく貴重だなと思いました。
私も実際アプリ更新文言もリアルタイムで見ましたし、センタリングの指摘ツイートも見ていましたので、それを失敗だと受け止めてこのような勉強会に共有していただけるのはすごく有り難いなあ…と思いました!

ロゴのLPやモーションを制作したのも、ロゴだけじゃメルカリの新しい世界観を伝えることができないため用意したものだったのですが、まさかのアプリが先に出てしまい、つまりロゴだけを突然出してしまったので、世界観を伝えることができずに公開してしまったそうです…!


2. CXO室とパートナー社のトークセッション

リブランディングのお話のあとは、CXO室のデザイナー井上さんと、今回リブランディングするにあたって一緒に進めてくれたパートナーのTakramの田川さん、弓場さん、PARTY NEW YORKの川村さんを交えてのトークセッションでした。
ここでも興味深いお話をたくさん聞くことができました…!

弓場さんのタイポ愛が本当にすごいという印象でした!笑 メルカリのロゴリニューアルに伴い、シンボルマークだけでなくロゴタイプも検討し直したそうですが、「mercari」の「e」のカットの角度の違いや、一筆書きの「a」は縮小すると「o」に見えてしまう点などを、様々なフォントと並べて見比べて検証されていました。(すごい…細かい…!)


ちなみにLP内の文章のフォントなどは、「たづがね」フォントを使用してるそうですよ〜!👀

また、モーションについてもこのように語られてしました。

🔴川村さん
・ロゴの静止してる状態ではなく、アニメーションにし、説明がなくてもメルカリのことが伝わるようにしたほうがいいと思った
モーションがあることで「いろんなプラットフォームがある」ということが伝わりやすい
 ・アイコンのデザインはメルカリデザイナーがちょっぱやでガッと作ってくれた

結果アプリが先に出てしまったせいで、モーションの公開は少し遅れてしまいストーリーを同時に伝えることはできませんでしたが、あらゆるユーザーに説明がなくてもメルカリのことが伝わるようにする取り組みを行っていて見習いたい気持ちでいっぱいでした…!!
もちろんモーション作るのって、めちゃめちゃ時間がかかることじゃないですか…。でも、メルカリを愛用してくれているユーザーに、しっかりメルカリの今後や意図を伝えるために、説明がなくてもわかるデザインを用意したことがユーザーファーストで素晴らしいなと思いました!

また、「なぜブランディングをするのか?」というトークテーマについても興味深いお話をたくさんされていました。

🔴田川さん
・人間好き嫌いあるからはっきりさせたほうがいい
・自分に合ったものを自分の体にいれれるか。ご飯を食べるのと同じ。
・ブランドがはっきりしてない会社は採用を間違える
 ・偏差値でいれてしまうのでマッチしないし、マッチしてないことも気づかない
自分たちが出したものを「おいしいね」って言ってくれる人に伝えていった方がいい

また「今後の取り組みは?」というテーマについても、

🔴川村さん
・ブランディングってどうやって相手に好きになってもらうかの手段でしかない
どうやってメルカリが深く愛されるのか、あの手この手でデザインに限らずどんどん出していけばいいのかなと

と仰っていました。サービスをお客さんに愛してもらうために、ブランディングという手段を取っているんですね。
そしてお客さんに愛してもらうには、やはりわかりやすい説明やイメージ(今回のメルカリで言うと、モーションやLP)を伝えるべきということなのだと思いました。

そして最近Chatworkさんもミッションとロゴを新しくされましたね。

メルカリと同じように、モーションとLPという手段を使い、ユーザーにChatworkの世界観を伝えているなと思いました!
ユーザーに向けて丁寧に説明する姿勢…本当にユーザー想いで見習いたいです!


3. メルカリデザイナー陣のBeer bash

また、懇親会ではメルカリのデザイナーの皆様がLTをしてくださいました!

CXO室と制作チームとの距離感のお話や(ロゴが出来上がった当初、制作チームは何も知らされていなかったので大変驚いたそうです)、メルカリ内でメルカリ出品大会を行い、売れるためのPDCAを回したり、ユーザーの気持ちを理解する話など…たくさん面白い話を聞くことができました!


4. まとめ

メルカリの今回のロゴのリニューアルは、まだリブランディングの第一歩です。今後は、メルカリをもっとたくさんのユーザーに愛してもらうためにスピード感を持って取り組んでいきたいそうです。
自分のサービスを愛してもらうために、ユーザーにわかりやすい世界観を伝えられるようなデザイナーに私もなりたいなと思いました…!
本当に参加することができて良かったです。

最後に余談ですが…

こういうリプをいただけると、「あ〜〜頑張ってリアルタイムでレポートして良かった〜〜!」「お役に立てて光栄です〜!」ってなるのでもっと褒めてください。笑

それでは!

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