多様性ってなんだろう



僕は現在、札幌のゲストハウス雪結を活用して、世界と出会い、世界を学べる放課後スクール「アドベンチャークラブ札幌」を運営しています。(本格的に稼働するのは新年度頃ですが。。)

なぜゲストハウスに子どもを読んだのか。なぜゲストハウスで教育に携わりたかったのか。先日スクールのブログに書いたことをメモ代わりに転載します。


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今日はアドベンチャークラブ札幌が大事にしている「多様性」について面白い記事を見つけたので、「多様性」とは私たちがどう考えているのかを書かせて頂きます!
 
一口に多様性といっても、その言葉のイメージも本当に多様にあるような気がします。
 
例えば、最近教育や福祉、ビジネスの面などで「インクルーシブ教育」、「ユニバーサルデザイン」「ダイバーシティ」「グローバル化」などという言葉を頻繁に耳にすることが多いかと思います。
 
なんとなく耳にして、なんとなくのイメージはわかるかと思いますが、その一つ一つの意味を少し調べてみました。
 
「インクルーシブ教育」
 
「インクルーシブ」とは、直訳で「包み込むような/包摂的な」となり、元をたどると「ソーシャル・インクルージョン」(社会的包摂)という言葉から来ているそうです。
これは「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」ということ。(ヒューライツ大阪用語解説より)
学校教育では、特別支援学級に所属する障がいのある子も、ない子もみんな同じ1つの教室で過ごし学んでいこうという思いで「インクルーシブ教育」に取り組む学校もあります。
 
大阪の大空小学校を取材してできた「みんなの学校」というドキュメント映画が話題にもなっていました。
興味のある方はぜひチェックしてみてください(^.^)
 
「ユニバーサルデザイン」

「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること。(はてなキーワードより)

こちらは主に、障がいのある人もない人も、性別も国籍も関係なく生活できる場所や商品、理念として使われています。
 
「ダイバーシティ」
もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用すること。(ナビゲート ビジネス基本用語集より)

ビジネス用語として使われていて、多様な価値観・バッググラウンドを持つ人を採用することによって新しい発想・視点が生まれて、多様化する社会に適応しようとダイバーシティを推奨する会社も出てきました。
 
「グローバル化」
これは一番耳にする言葉かもしれません。
文化,経済,政治など人間の諸活動,コミュニケーションが,国や地域などの地理的境界,枠組みを越えて大規模に行なわれるようになり,地球規模で統合,一体化される趨勢。グローバリゼーション,地球規模化などともいう。(ブリタニカ国際大百科事典より)
 
今や世界中がつながり、飛行機や船、インターネットを使って簡単に国と国が行き来できるようになりました。
世界中の文化・経済・人が入り乱れた社会に適応しようと「世界で通用する人材に」と教育やビジネスでよく言われているように思います。
 
 

これらの言葉、少しずつニュアンスは違いますが、全て多様性について触れています。

障がいのある人もない人も、男性も女性も、性格学歴、文化や経済…
これら全てが混ざり合うことで、「教育」も、「福祉」も、「仕事」も、よりよい社会になっていくのではないかなと思っています^^
 
また、1つ面白い記事も見つけました。

http://studyhacker.net/columns/cq-takamerukotsu

 
少しビジネスに寄った記事ではありますが、ここで書かれていることを少し紹介すると、これからはIQ(知能指数)ではなくCQ(異文化適応能力)が重要である。
という記事です。
このCQ(異文化適応能力)は、多様な文化(言語、文化、習慣、風俗、宗教、価値観、規範、常識)などに適応する力だそうです。
 
つまり、多様性を知り、対応できているかどうか。
 
何故CQが重要か?

グローバルな社会になった今、自分の常識には今までなかったような多様な文化と出会う機会が増えてきました。それに対して即座に対応して、受けれることができるか。そしてコミュニケーションを取ることができるかどうか。
そういったことが試されます
 
それらに対応して、多様性を受け入れることができれば、たくさんの価値を知り、そのうえで新しい価値を生み出すことができる。
 
 
そんな内容でした。
 
最後に
 
多様性とは何かということですが、これまでいくつかの言葉や記事を紹介したように、多様性とは「文化」や「価値観」、「人」、「経済」など、全てのことに対し受け入れることだと私たちは考えています。
 
そうすることによって、世界を知り、自分を知り、人を知り、優しさを知り、自分がどうあるべきかを自分で考えることができます。
多様性に触れることで、自分の成長する道を自分で作っていける。
何も考えずに、ただ進むのではなく、様々な道を見た上で考えて進んでほしい。
 
つまり、その人の自主性・主体性にもつながります。
それが、私たちアドベンチャークラブ札幌が大事にしていることです。
 
世界には本当に、たくさんの人たちがいて、70億人いれば70億通りの人がいます。
 
人種や国籍、LGBTや障がいのある人もない人も、性格だって嗜好品だって、好きなものも違う。本当にたくさんの人たちがいます。
 
そんな多様性に出会う場所として、ゲストハウス雪結があります。
 
これは先ほどの記事にも書いていましたね^^笑
 
世界を学ぶ放課後スクールで言っている「世界」は海外だけではありません。
人・もの・仕事・文化、全てが世界で、それが多様性です。

多様な世界が集まるこのゲストハウスで世界を学ぶ
 
そんなことをアドベンチャークラブ札幌では忘れずに、大事にしていきます。


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 僕は家柄、生まれたときから教会に通っていて、そこで本当に様々な人と出会いました。

そしていつしか教師を目指していた中で、世界中の人と出会い、様々なことを子どもたちと共有したいと思っていました。

それはなんでか、具体的にできていなかったので、この記事を読んだときにスッキリ。

多様な価値観・文化・世界と出会うことで自分が広がり、より自分で考えることができるんだな~と。


より自由に生きるためには、たくさんのものに触れていこう。そんな風に僕も思います。


以上!


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