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なぜ人は生きづらくなるのか~本質的原因と解消方法~

こんにちは!人生の紐解き屋 関口陽介です

今回は生きづらさの原因と対策について
綴っていこうと思います


1.生きづらさの根本的原因

現在日本では生きづらいと感じている方が非常に多く
アダルトチルドレンに関しては人口の80%にも及ぶ

なぜこんなにも生きづらいと感じる人が多いのか
社会のせい?自分のせい?
色んな見解があるかと思うが

私が考える生きづらさの原因
幼少期の環境による潜在意識の癖とみている

潜在意識については
前回の記事に詳しく書いてあるので
合わせて読んでいただきたい

知られざるアダルトチルドレンになる理由と過程|人生の紐解き屋 関口陽介 (note.com)

なので自分自身が悪いわけでもなく
社会のせいでもなく、親のせいでもない

環境がそうさせただけということ

ではどのような環境だと
生きづらさに繋がるのか述べたい

2.どのような環境が生きづらさを招くのか

アダルトチルドレンの定義として
機能不全家族で育った子供としているが
こういった言葉を使うと

ネグレクトや虐待をイメージする方が多い
実際はもっと多様化されており
状況は複雑

例えば
親の愚痴を聞かされて育った子供

これは家庭環境で親が自分の感情を
吐き出す場所がなく子供に愚痴を聞いてもらう
例だ

ここだけ切り取ると
親も大変だったのだから
仕方ないのではないか
と思いがちだが

厳しい言葉にするなら
本来、自分の感情というのは
自分で処理すべきだ

それを子供に頻繁に吐露するというのは
子供を愚痴のゴミ箱にしているといっても過言ではない

ただ愚痴を吐くだけならまだしも
子供の気持ちや声を聴けなくなることが
もっと状況を複雑化させる

親が自分の気持ちを優先させ
子供の気持ちを汲み取らなくなれば

子供は知らず知らずのうちに
自分の気持ちは汲み取ってもらえない
と思ってしまう

さらには
子供は親を助けたいと思う生き物なので
親が可哀想と思い積極的に愚痴を聞き続ける

そうすると
子供は自分の気持ちを人に伝えることが苦手になり
他人の世話や愚痴を聞くことが潜在意識に習慣化される

そうなると大人になった時に
自分より他人を優先させるようになり
自分の意見や気持ちを人に言えなくなるので

他者貢献できていないと
自分には価値がない
とすら思ってしまう

また自分のこともよくわからない
自分のことをわからないということにすら
気づけなくなってしまう

この様な心理状態であれば
社会で働いた時、知らず知らずのうちに
働きすぎたり、人を頼れずタスクが溜まり
身を削るような状態に陥る

そしてタスクをこなせないのは
自分の能力がないからだ
もっと頑張らなければ
と思い

さらに自分を苦しめてしまう
これが結果として生きづらさを招く

愚痴を聞かされたというだけでも
最悪ここまで生きづらくなってしまうリスクがある

ではこの場合親が悪かったのかといえばNO

親も幼少期になにかしら親とのトラブルがあったり
蟠りがあったりと子供に愚痴をいってしまう
原因を抱えていた
ということだ

つまり
環境がそうさせたということだ

もっというと
生きづらさの世代間連鎖が起きているということ

親も生きづらさを抱えているなら
その子供も生きづらさを抱えてている

こうやって世代間連鎖が起きる

ただ親にされて嫌だったことは子供にはしないから
世代間連鎖は起きにくいのでは
と思う方もいるだろう

ここが非常に状況を複雑化させるところなので
次の章で詳しく綴る

3.潜在意識に残る親の声と子供の声

親にされて嫌だったことは子供にはしない
確かに顕在意識的にはそう思っている

しかし潜在意識はそうもいかない

親にされて嫌だったことは
潜在意識に深く刻まれている

この親にされて嫌だった事というのは
かみ砕くと親からされて自分が傷ついた事

人は心が傷つくと恐怖感が住み着く
親から叩かれた経験、暴言を吐かれた経験
この様な体験は潜在意識に深く入り込む

また人の心が傷つくと恐怖感だけではなく
自分の本当の願いや想いも同時に内包している

例えば
親に叩かれた場合
叩かれた恐怖と同時に

もっと大切にしてほしいという願いや
ちゃんと伝えてくれればわかったのに

など本当の自分の願いや想いも内包される

ただ親に叩かれた経験が多い方だと
自分の本当の願いや想いはいつの間にか

自分は大切にされない
自分の想いは伝わらないに塗り替わる

そしてそれが潜在意識に刷り込まれる

この恐怖感や大切にされないという声は
インナーチャイルドの声
になる

インナーチャイルドの声とは
自分が幼少期に傷ついた時の声だ

これが大人になった時
同じような状況の時に反応する

例えば
誰かが喧嘩していたら
自分の過去の叩かれた経験が無意識で思い出され
恐怖感を覚える

また
自分の想いが伝わらなかった時
自分は大切にされてないと思った時
心がざわつく

これをインナーチャイルドの声が反応しているという

このインナーチャイルドの声と
同じくらい出てくるのが
インナーペアレントの声

自分が親から叩かれていた人は
恐らく叩かれる前に親のタブーに触れ
怒られたのだろう

この親のタブーを例えば
部屋を汚くしたとしよう

そうすると
大人になったときに部屋が汚いと
インナーペアレントの声が聞こえる

こんな散らかしてたらダメだ
部屋を綺麗にしなきゃ

とやりたくなくても声が聞こえるのだ

それでやれなかったら自分を責める
自分はなんてダメなんだ
インナーペアレントの声に押しつぶされる

この様に心に傷があると
インナーチャイルドの声と
インナーペアレントの声が
両方聴こえてしまう

これが多くの人の
生きづらさの要因であるのだが
この声は子育ての時に本領を発揮する

先ほどの部屋を綺麗しないと叩かれた子供が
親になって同じように子供が部屋を汚くしたら
インナーペアレントの声がまず聴こえる

部屋を汚くしてはいけない
綺麗にしなければ価値がない

この声が無意識で反応
子供に同じ用に叱る

子供が反抗してくるもんなら
過剰に反応してしまう

これが行き過ぎたら場合
自分が散々嫌だった叩くという行為を行ってしまう

そしてここで
インナーチャイルドの声が聞こえる
自分がされて嫌だったことを
自分が子供にするなんて・・・

自己嫌悪と罪悪感に襲われる

これが世代間連鎖である

この潜在意識に刷り込まれた
幼少期の傷ついた経験による
インナーチャイルドの声と
インナーペアレントの声は

この様に作動する
これが過去に傷ついた数だけあるという事

また傷ついたと思ってなくても
躾からしつこく言われていたこと
あなたの行き過ぎた価値観になり

これも同じように
インナーペアレントの声として聞こえる

こんな声が頻繁に聞こえるのだから
生きづらくて当たり前である

それと同時に本当の自分とはなにか
疑問になって当たり前なのだ

ここまで綴り
じゃあどうしたらいいんだと思うだろう
それを次の章で綴る

4.価値観は本来自分で決めるもの

インナーペアレントの声と
インナーチャイルドの声ばかり聴こえ
自分の声が全く分からなくなってしまう

というのは前章までで述べた

ではこの章では
どうしたらいいのかを述べていく

結論からいうと
潜在意識の癖に気づき変更していくことだ

まずは
あなた自身が
インナーペアレントの声と
インナーチャイルドの声が出てきた時に

これは
インナーペアレントの声だ
インナーチャイルドの声だ

気づく事が最初のステップ

これを心理学でいうとメタ認知という
メタ認知は普段無意識で気づきにくい
自分の認知を俯瞰して見つけていくこと

例えば
歯磨きを無意識で行っていたなら

あ、今無意識で歯磨きしちゃってたな
と気づくのがメタ認知

このメタ認知を自分の価値観に向ける
これは言うは易く行うは難しい

普段から自分の言動、行動、態度
そして価値観を意識的に視る癖をつける必要がある

なんせ無数にあるので終わりはない

ただやりやすい所でいうと
自分の感情が反応した時

特に怒り、悲しみ、恐れの感情が襲った時
これはインナーペアレントの声
インナーチャイルドの声かどちらかである

これらの感情が襲った時
メタ認知するのだ

ではメタ認知した後どうするか

第三の自分を用意し
価値観の再検討を行う

第三の自分とは
メタ認知した時の自分

簡単にいうと俯瞰する自分を用意するのだ
この第三の自分を用意するために
メタ認知の訓練が必要である

メタ認知量が増えてくると
第三の自分は勝手に現れる

ではこの第三の自分で
どう価値観の再検討を行うのか

例えば
部屋を綺麗にしなければいけない
という価値観が過剰にあり

部屋が汚かったら罪悪感に襲われたり
出来なかったら自己否定してしまう方なら

罪悪感や自己否定した時
まずメタ認知する

そして第三の自分で
「本当に部屋を綺麗にしないとダメなのか」
「汚いとなにが問題なのか」
と自分に問う

今まで無意識
部屋が汚い=罪悪感や自己否定
になっていたところを

第三の自分で再検討するのだ

恐らくここで
インナーペアレントの声が
過剰に聞こえるだろう

部屋を綺麗にしないとダメ
自分の部屋も綺麗にできないやつは
社会で役に立たない

などインナーペアレントの声が
過剰に暴走する

その声が聞こえてきたら
それもそのまま否定せず聴こう

その上で事実だけ切り取る
「確かに部屋は綺麗に越したことはない
「ただそれと社会で役に立つか立たないかは別

「学者や大学の教授なんかの部屋は
汚いイメージあるけど社会に役に立ってる」

というように
ンナーペアレントの声と対話をする

この対話中
インナーチャイルドの声として
恐怖感や罪悪感が襲うのも考慮すべきだ

そこでインナーチャイルドの声には

「沢山怒られてぶたれてしんどかったね」
「でももう大丈夫だよ

「確かに部屋は綺麗な方がいい」
「でも綺麗じゃなくたって
あなたの価値は変わらないんだよ」

「あなたは悪くないよ」

「一回部屋を汚くして
本当に自分の価値がないか一緒に検討してみよう」

などとインナーチャイルドの恐怖心や罪悪感
第三の自分で受け入れ認め許していく

その上で
インナーペアレントの声が
本当に正しいのか

第三の自分で検証してみる
今回の場合
「部屋を汚くしたら自分には価値がないか」

これを実際に検証してみると答えがでる
恐らくなにも変化しない

その部屋を汚くしたままでも
自分になんら変化が訪れなけば

「なんだ、大丈夫じゃん」
徐々に自分の気持ちに変化が訪れる

この
「なんだ、大丈夫じゃん」の
経験を重ねていく。ここが重要である

このフェードバックがないと
価値観としての変容がない

なのでフィードバックは必須である

ここまでやると
汚くしても大丈夫だと思えてくる

そして最後に
自分に今回の価値観に終止符を打つ

部屋を綺麗にしなければいけない
という価値観から

自分なりに価値観を再検討し決定する

例えば
部屋は綺麗に越したことはないが
自分の気持ちと時間に余裕がある時にやる

という価値観に決定したとしよう

ここまでやると
インナーペアレントも
インナーチャイルドも
過剰に出てくることはなくなる

たまにひょこっと顔を出す程度だ

あとは仕上げに
この新しい価値観を潜在意識に刷り込む

なので3週間~3か月ほど
部屋は綺麗に越したことはないが
自分の気持ちと時間に余裕がある時にやる

の価値観を意識して過ごしてほしい

3週間~3か月後
あなたが決定した価値観が潜在意識に定着する

この様に
インナーペアレントの声と
インナーチャイルドの声から脱却するには

普段からメタ認知の訓練をし
第三の自分で価値観を再検討する必要がある

これを繰り返していくと
自分で決めた価値観の数が増えてくる

自分で価値観を決定した数だけ
あなたの自分軸は太くなり

同時にインナーペアレントの声と
インナーチャイルドの声が聞こえにくくなる

5.終わりに

以上が
生きづらさの根本的原因と解消方法です

いかがだったでしょうか
今生きづらさを抱えている方には
かなり刺さる内容だったのではないでしょうか?

生きづらさを解消するのには
時間がかかります

これはダイエットや筋トレに似ていて
地道に習慣と癖を変えていく必要があります

これまで何十年も同じ価値観と習慣
生きてきたわけですから
そう簡単に変える事は出来ません

ですが
地道に自分と向き合い
自分で決めた価値観を増やしていけば

みるみる生きやすくなっていきます
ぜひ生きやすくなりたいと思う方は
実践してみてください

それでは
ありがとうございました!

人生の紐解き屋 関口陽介

6.人生の紐解き屋とは


カウンセリング歴20年・コーチング歴10年
方位鑑定士・マヤ暦アドバイザー

幼少期に両親共にうつ病の家庭に育つ
小学校3年生の時にいじめに合う

家庭環境といじめの体験から
人の心に興味をもち
中学生の頃から人の悩みを聴き始める

人がなぜ悩むのか
その根本的原因と解決策を
観察、研究を重ねてきた

どのくらいの人の悩みを
聴いてきたかはわからないが
一人一人の悩みに寄り添いながら
研究を重ねていく中で

人の悩みの根本的原因と
その解決方法を独自の理論で確立

メンターはいなく
自分一人で研究を続けてきた

元ACだが自分の理論で克服していく

一人でも生きやすい状態に
そして皆で共生していく社会にすべく
今もなお研究を重ねる


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関口陽介 アダルトチルドレン克服カウンセリング(@yosuke_himotokiya) • Instagram写真と動画








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