ドレスが嫌で同窓会に行くのをやめた話

来年の1月、二十歳の成人式のあとに、高校の同窓会があるのですが、欠席することにしました。

そう決めるまで、いろいろ思うところがあり、考えていました。

高校生のとき、私は、インスタにあがるOGの同窓会の写真を見て、きっと同窓会に行くんだろうと思っていました。なんの疑いもなく。
周りの友人には恵まれていたし、楽しく学校に行っていました。

ではなぜ、行くのをやめたのか。

ドレスが着たくないから。

アホらしいですよね。私もそう思います。
だから悩みました。そんな理由で一生に一度のイベントを諦めるなんて、と。

自分を否定したくない

ただ、どうしても着たくないんです。あのレースとテロテロの布キレに魅力を感じない。なぜ皆が好んで着ているのか、本当にわかりません。

なのであの手のドレスを全く着たいと思えませんが、試着すれば気が変わるかもしれないと、お店を回ってみましたが、どうもしっくりこない。しっくり、どころか試着室の鏡に映る自分を見て嫌気がしたくらいです。

私は女ですが、ワンピースやスカートも買うし、女らしい格好に抵抗があるわけではありません。自分の好きな服を見たり買ったりすることはすごく好きです。

ですが、ウェディングドレス(または白無垢)を着たいと思ったこともないし、思い返せば七五三もすごく嫌だった記憶があります。自分を着飾って人に見せたいだとか記録に残したいだとか思わないんですね。純粋に着たいとも思わない。

どうも変身願望がないようです。

まあ考えすぎだとか、ひねくれてるとか、自分でも思うのですが、マイナスの感情を押し付けて我慢してしまう必要もないと思いました。

いつかはドレスに抵抗もなくなり、「あのとき少し我慢して皆と同じ服を着ていれば欠席しなくたってよかったのに」と思うときがくるかもしれません。
でもたったの3ヶ月ではそんな気にならないだろうし、私は自分で決めたことでは後悔しないので、やめました。行かなくたって死なないし。

変身願望はみんなにあるものではない

今回気づいたことは、私は「女の子はプリンセスになりたがっている」というステレオタイプに縛られていたということです。

私の周りにはドレスが嫌だという女性はいません。だから自分は変人なんだと思って、マジョリティーでないことをショックに感じていました。でも、それも自分なんだからしょうがない。

プリンセスになりたくない女の子だっているんだ、と声を大にしていいたい。
そんな自分も受け入れてあげたいと思いました。

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