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親しき仲に、言葉あり。

身近な夫婦や親子、家族だから、言い方がキツくなったり、イライラをそのままぶつけたりすること、ありますか?

英「貴方は、私にどういう時、イラッとする?」
季「んーー、どうかな、なんで、イラッとするかと言われたら、【何かしら相手に期待があるから】じゃないの?」
英「あ、私に期待してる?」
季「こういう風な期待があるのに、違う行動、言動をとるからイラッと。なぜかと聞かれたらそうじゃないかな、その期待が相手に伝わっていない時。」


英「冷静やねえ。」
季「でも、そうでしょう?」
英「私の場合は、相手にイラッとするとき、たいてい自分に原因があるように感じる。疲れているとか忙しいとか、やっぱり心身に余裕があると相手にも寛容になれる。」
季「それもあるよね。分かって欲しいんだよね、こういう状況なんだから、これくらいのことはやってよ、とかね?でも結局、それも相手に期待しているよね。どんな期待があるか、その気持ちを具体的に言わないまま、ただイラッとされても、まったく伝わらない。何も解決しない。」


英「家族だから許して?みたいなことはない?甘えもあるじゃない?イラッとしたまま、ただ感情を吐き出したい、自由に言わせて~!みたいなことだってないかな?」
季「この人は、ただイライラを言いたいだけなのねって分かってるならいいよ。それなくして、ただ、イライラを伝染させても仕方ないよ。」
英「まあねえ。でも、そんな人間って冷静になれるのかな。それが分かってたらみんな平和だ。」
季「頭の片隅にでも置いておくくらいは出来るんじゃない。だって、結局、ふたりが夫婦として(家族として)どうしたいのって話。」


英「んー。そこね。でも言い方って難しいし、伝わってるかどうかも確認しないといけないね。親しい仲だからこそ。空気を読むだけじゃ駄目ね。」
季「相手に伝わらないと意味がないからね。そういや、僕だって熱中症になったとき、あの言い方じゃあ、まったく伝わらなかったね。ただ、きついアピールだけじゃ駄目だし、相手が疲れていて忙しい時には伝わりにくい。」
英「日本人は、察するのが得意ね?でも、伝えたいことをしっかり伝え合う、その工夫だね。」
季「察したり、空気を読んだりする良さもあるけど、伝えたいことを伝えていく。どんな期待をしているか、相手に伝えよう。」

***

子どもは特に、期待通りにはまったくと言っていいほど、動いてくれませんね、イライラしますね~(苦笑)。期待しているからですね。落ち着いて宿題をする、出したら片付ける、ぼーっとしてないで動いてくれる、、、、期待の種類は親によって違う。笑。期待が高すぎても期待された方は苦しい!

家族内でも自分以外は皆、他人。別人格の個人。それぞれがどんな期待をもっているか、また不安があるか、いろいろな感情のグラデーションを我慢せずに、勝手に解釈せずに、空気を読みすぎずに。繰り返し、練習。ね、結局、どんな夫婦にどんな親子にどんな家族になりたいかの旅。

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