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想ひ出ぽろぽろ

11歳、8歳、2歳の男児たちは、特に、上ふたりはコロナ禍の自粛期間があったために今は土曜登校が多めで、さらに、友だちとの約束、サッカーの練習や試合もあり、、週末に家族皆の予定が空白で勢揃いできるのは結構レア。

私たち夫婦も週末は極力家族優先ですが、それぞれ仕事や勉強会が入ることもあり、だから、予定表の空欄、空白はいっそうキラキラ輝いています。笑。

そしてその空白に何する?と提案したり意見を出し合ったり。「本当に寒くなる前に屋外で過ごしたい」、「密にならない場所でね」、「走り回れて遊べて」、「動物も見たいなあ」、「電車に乗って!」、、、

「ぼく、ごしゃい!(5歳)」と方々に宣言する現2歳・三男坊の反応を楽しみに、井の頭公園に決定。電車を乗り継ぎ3-40分ほど。電車も混み合っておらず快適なプチピクニック。三男坊妊婦中に遊びに来た以来です。

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我が家の男衆4人でスワンボートへ。三男坊がハンドルを握って離さなかったらしく(さすがの乗り物好き)、あっちへ行く、こっちは駄目との指示出しも。ボートが妙な動きをするので遠く離れてもすぐに「あれだぁ」と分かるスワンなのでした。苦笑。

その後、水辺を歩いているとホンモノのスワンに遭遇した三男坊が、目を丸くして真顔で、「あれ、乗れる?」と聞くので皆で大爆笑したり。

次男坊と三男坊が園内の幼児用の遊具で無邪気に遊ぶのを横目に「つまんなーい」という長男11歳に、「貴方も成長したもんだねえ。ほんのちょっと前まで延々遊んでたじゃない?スワンボートと、ホンモノのスワンとを混同しちゃう時期だって、貴方にもあったのにサー」と笑い合ったり。

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5人で出かける前にも、わあわあと一騒動あり(幼子がいる上に、バラバラに準備、あれこれ言い出すのでなかなか進まない!)、途中、公園に着く前に「お腹すいた!」という次男坊が(三男坊も真似して)持参していたおにぎりをいくつもすでに食べたり。

井の頭線の急行電車がかなーり揺れるので、揺れる~~すごいね~~!と皆で笑い合ったり。三男坊が車窓から、車!電車!と叫ぶのをなだめたりと。

外出のメインイベントのそのものより、その脇の脇の、思いも寄らぬハプニングやストーリーに、忘れがたい、あたたかい想い出が宿るのだなあと感じ入りました。

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皆で座っておにぎりを頬張りながら、そのベンチのプレートにはハッとする言葉がありました。

人が一番不幸な時は大切なものを失った時ではなく大切なものが見えなくなった時です。

小さな小さな想い出のかけらを、大事に、しよう。



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