見出し画像

オタクが宝塚にハマった話~エリザベート編~

どうやってオタクである私が宝塚にハマってしまったのか思い出しつつ書いてみることにしました。

ヘッダーの写真は初めて宝塚のライビュを見た時のチラシです。

画像1

最初、きっかけになったのは帝劇で行われた東宝ミュージカル「王家の紋章」です。
私は少女マンガをかなり読んでいたので、もちろん王家の紋章は知っていますし、好きです。いわゆるタイムトリップ物の少女マンガで現在も連載中です。私が最初にこの作品を読んだのは中学生の時でしょうか。当時すでにかなりの巻数が出ていて、友達が貸してくれて持って帰るのに苦労した記憶があります。

この作品はキャロルという考古学が好きなアメリカ人の女の子が古代のエジプトにトリップし、現代知識を披露したらエジプトの少年王とヒッタイトの皇子に気に入られて取り合いされ、攫われたり、時には現代に戻ったり、また古代に戻る話です(大体そんな感じ)。
昔からこの作品はエジプト王メンフィスかヒッタイトのイズミル皇子が好きかで派閥があります。

私は断然イズミル皇子派です(譲れない)

そのイズミル皇子を宮野真守がやるって言ったら見るしかないでしょ?
声優界のプリンスが皇子やるんだもん。


宮野真守さんを知らない人のために捕捉すると、歌って踊れる声優さんです。代表作はDETH NOTEの夜神月や、うたの☆プリンスさまっ♪の一ノ瀬トキヤ役です。

スマートフォン向けリズムアクションゲーム『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』通称シャニライは好評配信中!(唐突に入るCM)

ちょっと長くなりましたがそんなわけで見に行こうかなと思ったわけです。
しかも王家の紋章は作曲がリーヴァイ氏なんです!

そう、あのかの有名なエリザベートを作曲されてる方!(この時点では見てない)この時、宝塚やミュージカル好きな友達に作曲家いいし、キャストもいいからいいと思うよとお勧めされました。

よし、行こう。

画像2

(上の写真はプログラムです)

そしてチケットをなんとかゲットし(2公演)、2016年8月、帝劇で観劇しました。王家の紋章を。
宮野さんのイズミル皇子は最高でしたし、浦井さんのメンフィスも最高でした。

最高だったので写真集ももちろん買いました!中身はお見せできませんが良い写真いっぱいです!

画像3

そして私はこれを見終わったあと宗派を変えました。

改宗です。

あれを見てしまったらアイシス派にならざるを得ない。濱田めぐみさん最高!!!

新妻さんのキャロルも完璧でした。原作そのままです。

曲もすごく良かったのですっかりミュージカル好きになってしまいました。しかも、わき役の方まで歌が上手かったんですよ。

脇役で歌が良いなと思ったのは、ナフテラ役の出雲綾さんです。ナフテラそのままって感じの役作りな上にやたらと上手いので、王家の紋章が好きで見に行った仲間内で話題になってました。

ナフテラさん上手いぞって。

調べたら元宝塚歌劇出身とか書いてあるので、宝塚に興味を持ちました。
ちなみに出雲さんを知る前までは元宝塚の方と言ったら涼風真世さんくらいしか知りませんでした。るろうに剣心で剣心の声の役だから知ってたって言う…一般的なオタクの宝塚知識なんてそんなもんです。

ミュージカルって楽しいと思っていた、そんな時でした。

友達が宝塚の宙組のエリザベートをライブビューイングで見に行くと言うのです。
宝塚歌劇を見たことないけどライビュならちょっと安いし、一生に一度くらい宝塚を見てみたいなと思っていました。

この後はまってめちゃくちゃ見に行くことになるなんてこの時点ではこれっぽっちも思っていませんでした。


エリザベートの作曲は王家の紋章と同じリーヴァイ氏です。
私、ミュージカルのエリザベートは見たことないけれど知ってました!

皇妃エリザベートでしょ?


名香智子先生のマンガで読んだ!!(履修済み)

私、オタクなので歴史の知識はほぼマンガです。ゲームとマンガになってる歴史ものなら得意です。
ちょっと興味が出てきてビジュアル見たらトート閣下がめちゃかっこいいじゃないですか!

黒髪長髪(紫も入ってる?)

大好物です。


これは行くしかないなとチケットを取りました。抽選に落ちることを考えて複数申し込み見事チケットはゲット。余ったチケットは定価以下で譲渡して、まったくミュージカルに興味がない夫を無理やり連れて行き見に行きました。
2016年10月16日のことです。

見終わったらプログラムとル・サンク(写真集)を買っている自分がいました。だってあのかっこいいトート閣下の写真見たいですもん。しかも1000円という驚きの安さ。安いから買うしかないと思いました。写真いっぱいでフルカラーなのでもう少し高くてもいいのではと思ってしまう…宝塚は全体的にグッズとかプログラムとか写真集が安いので買いやすいですね。

アニメとかオタク向けの映画ですとプログラムですら初日じゃないと買えなかったりすることもありますが、宝塚ってプログラムの品切れがないどころか、キャトルレーヴに行けばバックナンバーかなりありますよね。びっくりした。こんなに恵まれてるジャンルなかなかないですよ?

ブラインド商法もない優しい世界です。

ブラインド商法とは、オタクのグッズによくある商法なのですが、キャラが10人いるとして、開けるまで何が出るかわからないくじ引きみたいな感じのやつです。欲しいキャラいてもそれを買うには何個も買って自分で当てるか、他の人とトレードしなきゃいけないのでとても大変です。

私が前にびっくりしたのは、明日海りおさんのコンサートの「恋スルARENA」で現地でのガチャで手に入るアクリルスタンドや缶マグネットのコンプリートボックスが予約販売されたことですね。しかも特典付きで。これ買えばいいじゃん?というかなんでそこまでファンに親切なの宝塚。二次元オタクジャンルでこんなんあるかな?さすがにガチャのコンプリートボックスは私は見たことないな…

話がそれましたが、初めて見たエリザベートは曲も最高だし、ダンスが格好良くてそれもいいし、衣装もいいし全部良かったです。

特にエリザベートの胸元の紐を解くトート閣下(朝夏まなと)が最高だったんですけど。あそこエロ過ぎじゃないですか!?あとルドルフとの絡みの部分が凄く良かったです。キスシーンとか。

初見の一般人の感想です。
今見返したらもっと違う感想が出てくると思います!

これですっかりエリザベートの虜となってしまった私は、この後宝塚版のエリザベートのCDを買い歌を聴いた結果、姿月あさとさんのトート閣下の歌い方が一番好みだということが発覚しました。
ロックな感じって言うのかシャウトがいいというか声も好きです。
そして2017年1月9日にガラコンサートという宝塚OGの方のコンサートがあることを知り、チケット握りしめ行ってきました!
念願の生でエリザベートを聴けるんです!!隅っこの後ろの方の席でしたが定価以下で譲ってくださった方には本当に一生感謝したい。

最高でした。最高すぎてめっちゃ泣いた。

姿月あさとさんのトート閣下は完璧でしたし、この回は当時の衣装を着てやってくれたのでほぼミュージカルじゃん!って感じでした。ミュージカルと違って踊らないけれどかなりエリザベートを堪能できました!

しかも、ゾフィ役が私が唯一知ってる元宝塚出身の出雲綾さんですよ!!!

ナフテラがゾフィーやってる!!!

しかも上手い!完全にゾフィーでした。

実はここでエリザベートには完全にハマったんですが、宝塚を生で見てハマるのは2018年4月まで間が空きます。

この間の期間は浦井健治さんにハマってまして、王家の紋章(再演)やペールギュント、ブロードウェイと銃弾、デスノートなどのミュージカルを見てました。

2018年4月、宙組の天は赤い河のほとりを宝塚大劇場に遠征して生で観劇してここで宝塚に完全にはまりました!

この作品は原作のマンガが大好きで、中学生のころからずっとファンだった作品で、作者のサイン会まで行くほどのファンです。
それを完全にいい感じで再現してくださって感謝しかなかったですし、きらきらと輝く宙組の皆さんを見て宝塚って最高だなって思いました。
天河は思い入れが強すぎてちょっと感想まで書こうとすると長くなってしまうのでこの辺にしておきます。
需要ありそうだったら宙組の天河で完全に宝塚にハマった話とか王家の紋章の話も書こうと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?