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鬱の指南書~うつ病になったらどうしたらいいの~【後編】

五月雨の地域の方も、五月晴れの地域の方も、こんにちは!
幸せメンターのユリ子です🌻

さて、今日の記事は昨日の続きです。
前回、うつ病で何もやる気が起きなくなったら【受動的かつ感情が動くことをしよう】というお話をしました。
今回は、具体的にどんなことをしたらいいかをお話します。

「受動的」つまり、自分で目的が無くても勝手に情報が目もしくは耳から入ってくればいいのです。
アニメを選ぶという”選択”も面倒だという方は、サブスクであればホーム画面にあるタイトルを見るのをおすすめします。
ホーム画面は人気であったり、新作であったりするため、基本的に外れはないです。
もしも、おもしろくないなと思ったら、どんな作品を期待していたのかを考えるきっかけになるでしょう。人には必ず好みがありますから、「退屈だ。なにも楽しくない。」と思っていても、なにかしら芸術作品に触れることをきっかけに自分の好みがわかってくることがあります。

映画やアニメ鑑賞以外にも、漫画を読むのもおすすめです。
今は無料の漫画アプリがたくさんありますから、スマホで適当に漫画アプリをインストールして読んでみるのもいいでしょう。
あなたが話題作を嫌う”あまのじゃく”であっても、必ず好きになるタイトルがあります。

実は私がそのタイプで、『異世界転生もの』や『悪役令嬢もの』をなんとなく知った気になって、でもどうせみんな同じようなものなんだろうと思っていました。
ですが、読んでみるとそれぞれ違っていて、中でも私が気に入ったのは『悪役令嬢の中の人』という少しメタなタイトルの作品です。

私がこの作品を好きな理由は、悪役令嬢がちゃんと悪役だから!
悪役令嬢ものって、悪役だけれど本当は優しい女の子で、結局悪役令嬢がヒロインの立ち位置になるもの。だから、元来の嫌われ役とヒロインの立場が逆転したものだと思っていたんですよね。
確かに、この作品の悪役令嬢もヒロインに断罪されてしまうのですが、断罪された後も悪役としての顔をちゃんと持っているのが好感が持てて好きです。
コミカライズされたイラストがとても綺麗で、悪としての表情に思わずゾクゾクしてしまうくらい引き込まれました。
読まず嫌いは良くないなと思った作品です。

それ以外ですと、動画視聴です。
TikTokやYouTubeショートは映画と違って30秒程度の短いものがあるため、集中が切れることなく楽しめます。
私は夫の影響もあり、ゲーム実況動画の視聴が好きです。
少し前の記事でも紹介したtowacoさんは最近のお気に入りで、関西弁だけど落ち着いた話し方なのが好きです。
コラボ実況で他の実況者さんも知り、その方の個人実況なども楽しく見させてもらっています。
コラボ実況だと、友だちと仲良く遊んでいる雰囲気が良くて、思わず笑ってしまいます。鬱の時はとにかく笑うことが大事だと思うので、笑える動画を視聴するのはとてもおすすめです。

こちらは、ご本人も初めてコラボ実況を見る方におすすめしたいと仰っていた動画です。実は私も、初めてのこの4人のコラボ動画はこちらから知りました。

他にも作品に触れるという点では、読書もおすすめです。
ですが、前回もお話した通り、本当に鬱が苦しい時期は活字が読めない場合があるので、ご自身の体調と相談して下さい。

また、読書はどちらかというと能動的なことだと思っています。
作品タイトルの選択をするのもそうですが、文字を自分で反芻する必要があるため、一度「考える」という行為が必要になります。
そういったことから、動画視聴や漫画を読むことより少し難易度が上がります。
それ以外にも、動画視聴や漫画を読むことは布団の中でもできることとしておすすめです。
スマホ一つあればできますから、動くのも嫌だ。だけど眠れない。というときに、動かず何も考えずにできることとして、おすすめできることです。

もし、あなたが動かずにだらだらと好きなことをすることに罪悪感を感じ始めたら、それは能動的に動くタイミングです。
受動的な楽しみだけでは満足できなくなって、何かやりたいことが出てきたら、鬱回復の第一歩を踏み出したといっても良いでしょう。

もしも、やりたいことはないけれど布団でだらだらしていることに罪悪感を感じたら、片付けや掃除で身の回りを綺麗にしたり、シャワーを浴びて自分自身を綺麗にしてみて下さい。
自分を大事にする行為は、それだけで満足感が得られて頭がすっきりします。もしかしたら、何かをやってみようかなと思えるかもしれません。

以上、【自動的かつ感情が動くもの】の紹介でした。

最後に、今回敢えておすすめしなかったものを教えます。
それはゲームです。
ゲームは、やるのであればオフラインゲームの勝敗がつかないものにしましょう。
オンラインゲームだと、どうしても勝敗によって負の感情が起きてしまうからです。
また、これは私自身の反省点ですが、HSPの方は特に、人狼ゲームはおすすめしません。
推理ゲームが好きなのであれば、『逆転裁判』や『脱出ゲーム』などのオフラインで楽しめるものにしましょう。
個人的に、人狼ゲームは議論が白熱して言葉が強くなりがちですし、勝っても試合後の”感想戦”で、負けた陣営のいざこざを見てしまう為、見たり聞いたりしているだけでもメンタルが傷つきます。
やるのであれば、『どうぶつの森』や『マインクラフト』などのほのぼのとしたクラフト系のものをおすすめします。

長くなってしまったので今回は以上で終わりにします。
何か参考になりましたら幸いです。
次回も、よろしくお願いいたします。

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