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鬱の指南書~うつ病になったらどうしたらいいの~【前編】

みなさんこんにちは。
2年くらい前に鬱病から立ち直りましたユリ子です。

この記事を読んでいる方は、今まさに鬱と診断されて闘病中だったり、病院には行かないけどなんだかやる気が起きない、鬱っぽいという方。身近にうつ病の人がいるという方。鬱なんてわからないけどどんなものか知りたいという方、さまざまだと思います。

これからお伝えする内容は、実際に鬱を体験した私が、独自で考えた鬱脱却方法です。本にはないかもしれません。(実際書籍にしたら売れるんじゃないかなと思っています。笑)
とは言え、医者でも専門家でもないので、あくまで元鬱病者の体験として読んでください。
私の鬱時期の具体的な話は『鬱脱却奮闘記』としてマガジンにもまとめています。そちらを参考にして下さい。

それでは早速、一つ質問をします。

「今のあなた(または身近な人)の鬱病の症状はどれくらい重いですか?」
①なんとか出勤(登校)できる
②家で一人なんとか最低限の生活家事(料理や洗濯)はできる
③家事をすることはできないけど家の近くのコンビニまでならなんとか外出できる
④何もできないので食事や家事は他者に頼っている(家族や病院等)

下に行くほど重症度が高いです。
ただ、人によって我慢耐久度が違うので、社会生活はできるけどかなり重症という方もいるかと思います。
鬱病で一番考えなければならないのは、本人の心の状態です。
外傷で例えると、捻挫なのか、靭帯断裂なのか、剥離骨折なのか、複雑骨折なのかといった感じです。
外傷も、症状によって安静期間は変わるのですから、心の症状も重ければ重いほど安静にしましょう

では、心の状態の重症度を見ていきましょう。

①一日中眠くて気力が湧かない(寝ても寝ても足りない)
②本が読めない(文字の上を目が滑るように内容が何も入って来ない)
③ご飯の味がしない(食欲が湧かない)
④呼吸が苦しくなって焦燥感に駆られる
⑤文字が上手く書けない(ペンを持っても力が入らずミミズが這ったような文字になる)
⑥何もないのに涙が出てくる

以上は、私が会社に行っていた時期に出ていた症状です。
他にも人によって症状があると思います。

私が「これ、おかしいんだ」と気づいたのは、珈琲店に行った時です。
会社員時代、本ばかり読んでいた私は、社員寮では静かに読めなかったのと部屋が暗かったのもあり、近所の珈琲店に行って本を読んでいました。
珈琲を頼んで本を読むのですが、何度読んでも読めないのです。
同じ文章を3回、4回と読んでいるのですが、目が文字の上を滑るだけで内容が頭に入って来ないのです。

それとこれは、最近になって気づいたことですが、私はカフェインが苦手なようです。
コーヒーのおかわりをもらって飲んでいたら呼吸が荒くなってきて、異様な吐き気に襲われました。
その後呼吸が苦しくなり、目眩がしました。
これはHSP気質故の症状でもあるようでした。

鬱で何も楽しいことがないけれど、本を読んでいる間だけは本に集中できていいので、それができないとなるとどうしたらいいのかと絶望しました。
しかし、現在の文明で退屈になるのはおそらく不可能です。
私は「アニメ鑑賞」という新たな楽しみを見つけました。

これは、最近思いついたことなのですが、鬱病でなにもできなくなったら【受動的かつ感情が動くこと】をするのがおすすめです。
鬱とは、すべての行動力が削がれます。
故に、能動的に何かをすることが難しくなるのです。

以前読んだ、オードリー若林さんの著書で゛ネガティブをつぶすのはポジティブではない、没頭だ。”と書かれていて、本当にその通りだなと思いました。
結局、ネガティブな気持ちでいるとずっとネガティブなことを考え続けてしまうので、それを忘れるためには何かに没頭するのが一番いいと思います。
その上で、行動する気力を奪われている鬱の人は、受動的に楽しいと思えることに没頭するのがおすすめです。

私はアニメや映画作品の鑑賞をおすすめするのですが、その作品の内容はプラスに感情が動かされる作品がいいと思います。
具体的には有名どころだと『鬼滅の刃』や『HUNTER×HUNTER』などのジャンプ作品がいいでしょう。主人公が強敵に立ち向かって成長していく様子は、やはりポジティブな感情を生みます。
最初は気分が乗らなくても、回を重ねるごとに集中している自分に気が付くはずです。

今回は長くなってしまったのでこの辺にして、次回【能動的かつ感情が動くこと】について掘り下げていきたいと思います。
それでは次回も、よろしくお願いいたします。



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