東京ひとり旅の記録(後編)
前編はこちら↓
この2日間で、前々から行きたかったところには大体行けました。
前編がレジャーだとするなら、後編は占い師としての学びの2日間だったかもしれません。
9/2
鑑定のアポイントまで @新大久保
前夜にこんなことをつぶやいた姫嶋。
ただ問題なことに、
「楽しみすぎてなかなか眠れない」
という遠足前の小学生みたいな痛恨のミスをやらかしてしまい……
お代をいただいて占うというのに、睡眠不足だなんて言い訳にもならない。
お約束の時間までは猶予があったので、リフレッシュのために朝サウナへ。
寝不足の心臓には高温サウナ⇔水風呂の往復はあまりにも過酷。
低温サウナでじっくり温めつつ、仮眠をとってから向かいました。
※新大久保は美味しい韓国料理がめちゃくちゃあるので、がっつりサウナを楽しんだ後にたらふくランチを食べるのもよし。若者が山ほどいますが。
占いナイト @横浜
朝を迎えたときは寝不足に頭を抱えたものの、
サウナのおかげで持ち直した姫嶋。
鑑定もひとまず無事に終えて、
久しぶりに「心のオアシス」※へ向かいます。
ここにくる常連さんたちも店主も、私がタロット占いをやっていることは知っていて。今度お店に行く時に、実際どんなことをやっているか見せることになっていました。
この日は比較的ゆるやかな時間が流れていたのもあって、常連さんのお悩み1テーマを占う代わりに一杯ごちそうしてもらう流れに。
「お酒を飲みながら占うことはできるのか?」
と疑問に思われる方もいるはず。私も初の試みだった。
結果から言うと、追加で5杯ごちそうになってもほぼ酔わなかったです。
どうも外で飲むときにいつも無意識にはたらく
「絶対無事に帰らねば!!」という固い意志がそうさせるみたい。
酒は飲んでも飲まれるな、が私の鉄の掟。
ありがたいことに「ちゃんとお代は出すから」と言ってくれる人もいたけど…… 今振り返ると、イベント鑑定に出るためのいい練習になった感じがする。
ただ、お酒の場での公開鑑定では、真剣な相談だけとは限らない。
飲み仲間同士での話題作りの役割もあるみたい。
まだお受けしたことはないけれど、グループ鑑定がこんな感じなのかしら。
そしてどういうわけか「話のネタ」枠でカードを引いたときに限って、アゲ鑑定かというほどにいいカードしか出ない😂
勝手に占いの土俵にあげられたはずの店主が最後にニッコニコで終わる、という平和な夜でした。
9/3
先生とのアポイントまで @渋谷・新宿
飲んだその日は酔わずとも、お酒は次の日の身体に爪痕を残していくもの。
夕方にタロットの先生と会うまで、渋谷の図書館で休むつもりでした。
図書館と同じ建物の中にプラネタリウムがあるのを発見。
東京の空は明るすぎて、昔住んでいた頃は見ようとも思わなかった。
せっかくなので、占星術の勉強のつもりでトランジットの天体が実際にはどこにあるのかを見てみることに。
休日なのでファミリーも多く、クイズもまじえた分かりやすい解説。
夜空のさそり座には、2体の見張り役がいるんですって。
ひとつは、黄道十二宮のおとなりにある射手座。
もうひとつは、さそり座の上におわします「へびつかい座」。
さそり1匹が凶暴すぎて、そういうことになったんだそうな。
占いをする上で、神話や伝承そのものがすぐに役に立つことはそんなにないかもしれません。
でも天体やサインに対する自分の理解度や解像度が深まるにつれて、伝え方や表現の方法が増えるような気がするんですよね。
時間が許すなら毎月プラネタリウムへ行きたいくらい。
他にもいろいろな神話や伝承が飛び出してくるうちに、神保町で買いたいものリストに入れていた例の本を思い出しまして。
新宿ルミネにある書店の占いコーナーでまさかの再会……!!
もうこれは運命ですね。連れて帰りました。
その後の先生とのアポイントでは、講座を卒業してからの近況報告とか、近い将来を見据えて少し相談に乗ってもらったりとか。
……高校生の頃に触れた古典のこんな言葉を思い出しました。
自分の頭で考えて動かなければいけない時の方が人生には多いもの。
でも闇雲に動いて消耗するよりも実はいい方法があったり、
実は意外な場所に近道のヒントをくれる人がいたりすることがあって。
「もっといい占いをする」という目標ができて、行く前よりも大量の宿題ができたのはたしかですが……
それでもなお、少しだけ身も心も軽くなった旅だったように思います。
また会う時にいい土産話ができるよう、引き続き楽しく頑張ります。
お会いできた皆さま、本当にありがとうございました。
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