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過去のトラウマとの戦い

ミリタリー彼氏ということに対して、どうしても良い印象を持つことができなかったことには理由があった。

私は過去にミリタリーの男とそういう仲になったことがあるのだが、最初はよくても結果的に最低な終わり方をしてしまうと言うお決まりのパターンが成立してしまっていたのだ。

ミリタリーの男をひとくくりにするのは間違っていることだと思う。ただ、とは言え数回にわたり非常に傷ついた経験をした私は、もう二度と軍人とは恋愛をしないことに決めていたのだ。

だけど、今回の彼に関しては、これまでの男たちとは違う何か特別なものがあると確信している。

だけど、もしそれが本当だとして、いやそれは本当だという前提で彼を信じているのだけど、それならなんで今までと今とでこんなにも違う展開になったのだろうか。

どうせまた裏切られる。どうせ結局私のもとからいなくなってしまう。そんなふうに長い間私は思っていた。

でも今冷静になって考えてみると、これまでうまくいかなかった例外のほとんどのパタンにおいて、相手に何かしら疑わしいところがあったり、100%信用できないと感じさせる何かは常にそこにあったのだ。それに気づいておきながら気づいていないふりをしていたのは私なのだ。

トラウマだとか何とか言っておきながら、結局のところ自分がきちんと現実を受け止めようとしていなかっただけの話なのである。

信頼に値する男と言うのは、必ず「この人なら信用していいんだ」と思わせてくれる何かが絶対にある。それがないのにかかわらず、無理矢理自分を騙し騙し相手を信じようとしていたのは、今度こそ運命の1人を見つけたんだとどうしても信じたかったからなのだ。

つまり今振り返ってみると、これまであんなに傷ついてきたのは、相手の男たちのせいではなく、知らん振りをしてきた自分自身のせいなのだ。

今回確実に違うのは、彼のことなら信じて大丈夫だと直感的に感じるものがしっかりあることだ。

私は今、何も恐れるものがない。彼との未来最初から見えるような気がずっとしていたからだ。


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