見出し画像

可能性のカケラを拾うとき


私なんのために、この仕事をしているんだろう
この仕事で何を得て、将来何に繋がるんだろう

ふと浮かんだ疑問をきっかけに、
仕事に対する違和感が大きくなって言った。

.

「この1ヶ月で自分の成長が感じられません」

そう上司に打ち明けた。
「この仕事をしている意味がわからなくなった」
と言いそうになったけど、ぐっと堪えた。

「実は私も同じような相談をついこないだ上司にしたんだ」
上司がゆっくり口を開いた。

-
知識も経験も減ることはない。
目に見えないけど、毎日いろんなことを得て、昨日の自分より今日の自分の方が、
少しできることが増えている。

短期間では変化を感じられないかもしれない。
でも数年後、振り返ったとき、
"あの頃の私が頑張ったから今の自分がいる"
そう思えるときが来るんじゃないかな。
あなたはちゃんと成長してるよ。
-

その言葉を聞きながら思った。

どんな壁に突き当たっても、
どんなことを打ち明けても、
きっとこの人たちは私を受け入れてくれる。

モヤモヤしていた気持ちは消えてなくなっていた。

.

私の仕事は、やりたい仕事とは離れている。
きっと今の仕事が将来に直結することはないと思う。

でも、無駄なことはひとつもない

日常に溢れる小さな経験の積み重ねが、
未来の自分に繋がっていく。

ふとしたときに、点と点が繋がって、
大きな力になる。

だから今はこれでいい。
素敵な上司に恵まれたこの場所で、
"未来の可能性"というカケラを
ひとつひとつ拾っていく。

そしていつか卒業するそのときに、
"ありがとう"を伝えよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?