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一球入魂ー志望校決定の面談

すべての学年で、学校面談の行われる時期ではあるけれど、中三生もさながら高三生の面談後にうちの教室でも面談を行い、私大組の志望校の最終決定をする。
偏差値が十分に届いているのではない場合、ここは私たちの出番である。おそらくはたった一回になるだろう受験期に、親御さんと生徒さんご自身の知っていることだけで、最適な受験校選びになるとは限らない。
昨日、ある受験生のお父様が別件で来られた折に、生徒さんの受験校についての思いを語られた。前日の夜にはお母さまとご本人と私とで面談をしてあった。
その話の内容から、お父様の意見をチラッと私にお話になったので、

そのお話をそのまま話してみてあげていただけますか?

とお願いした。
その後生徒さんが来た時にはもうお父様がお話されていたようで、ご本人はすっきりしたお顔をされていた。

お父様のお子様への思いをお聞きして、その大学に行かせたいという思いがおありなら、と受験方法を調べ、その大学に在学中で、今年頑張って素敵な進路を勝ち取った先輩とも連絡した。
あの手この手で希望する進路に近づけるように調べ倒す。

そんなこんなで昨日は受験校決定のためにあれこれあった。
これから学校での面談を終える生徒さんたちとも、面談していかなければいけないが、一方冬期の教科指導は始まっている。見切り発車で、絶対に必要な教科から指導を始めている。
最終的に今年は、理系は物理と英語、文系は英語と数学と思っていたけれど、やはり国語の力を借りての受験になりそうである。

どうしたって、国語はこの時期安定の国語になってくる。
国語という教科の強さが彼らの強みになっている。

国語のチェリーはまだちょっと健在である。
最近代表の私は、物理や数学、英語や日本史に相当な浮気を越えて大不倫状態の指導であるけれど、やはり本命は国語ということで。

ちょっと彼氏たちの性質を語りたい。

物理は、根っこのところで共通点がありながら、今までいなかったタイプにのめり込んでいる状態。結構触れ切っているあっちの人。

数学はスマートで全部理屈で割り切ってくれる。なんともシンプルで美しい言葉をお持ちのクールな方。

そして英語はずっと幼馴染で、その存在を忘れるくらい。でも兄妹のように仲が良かったけど、まあ、それでも成り立つ関係ね!

日本史は、どうも老たけたとんでもなく深くてオタクな感じ。話はおもしろいが、そのまま二人の世界に入っていくのはちょっと怖い。

そして、国語は、長年連れ添って空気のようになっているけれど、私がちょっと疲れて仮に自信を無くしても、いつも私を優しく包み込んでくれる存在。

昨日、私が競争意識があるのかどうか?なんて話をしていたら、あるお母さまが、

先生、競争意識あると思うけどなあ。少なくとも自分にはすごく厳しいと思う。

とおっしゃった横で生徒が、

まあ、自分には勝ちたいと思う。

と言うので、

もう一人いない?

と訊いたら、なあんと、

男!男が嫌いやから。

と言われた。そうね!それは当たっているわね!まあ生徒は違うけどね!

ということで、各教科が、私の最愛の恋人のようですね。(笑)
そうそう一生そばにいてほしいものです。

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