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う・腕が痛い・・・。でポキッと鳴って治ったみたいな件。

毎日受験指導が続く・・・。
そんな折、なんだかとっても健康的な新婚を喜んでいる若者からスキをいただき爽快な気分になる。

ここのところ、睡眠不足も続き、当然になぜだか気忙しく、それぞれの受験指導になるので、ホワイトボードを使って解説するよりも個別指導が続くのでずっと座りっぱなしもあって、右腕が痛み(これは毎年のこと。)、とうとう先日は周りがうるさいので、整形外科に行ったけど、本人が大したことではないと思っているし、先生が機能的にどうか?とお調べになっても、

今忙しいんですか?

という話になり、なぜか、医師も患者も診察室で、

大したことない。

という判断をし、

レントゲンとるかどうしようかと思って・・・。

とおっしゃるのを聞いて、そんな時間のかかること嫌だ―!

と思ってまるで逃げ帰って来たけれど、ここのところ私は、その時のことを後悔するほどに腕が痛くて困っていた。

先生もマッサージに行ってもいいですよ。

とおっしゃるので、マッサージにも行った。

なんだか嫌な痛み。ちょっとマシになったけど、ほんま大丈夫なんかな?と思い始めた。

とうとう夜に痛みのために眠っているのに目が覚めるようになってしまった。
そして数日前には何十年ぶりかで逃げる夢を見た。
その逃げる相手というのは、大学時代の先輩で、同じく教員になられたとっても個性の強い方の手下だった。
その手下から私は逃げるべく、なんと二階の窓から飛び降りるということまでした。当然逃げ切った。
その先輩は、卒業して数年、なぜか私の卒業した高校のある駅で働いておられて、就職活動でちょっと絡んだときに、いきなり呼び出され、居酒屋で何時間もお酒を飲み、そこの女将さんに、

背丈もちょうどいいから、先生この人いいんと違う?

とくっつけられそうになり、そしたら先輩は、

いや、この人には相手(要は先輩の後輩。)がいるから。

とのことで、おまけにこれから高校の教員になるということで、女将さんから、

高校の先生になるには、もうちょっとおぼこさをなくさな・・・。

と言われ、出ました出ました、幼い説・・・、と苦笑していた。
それなのに、先輩は駅前で、

今からお前の家に行って飲もう!と叫び出し、大学時代よろしく抱き着いて来られた。こんな人連れて帰ったら父も母も驚くだろう。私とはタイプが全然違う。
なぜか友人とその話をポロッとしたら、それについてのコメントがあり、いったいなんやねん・・・、と思い返していた。
正直、その先輩はキャラは濃いけど、そうそう思い出の中で強い印象のある人ではなかった。

その時のことを思い出して、ああ、ああいうの苦手だったな・・・、と思い出していたのである。
なんだか当時の自分って、とにかく前に前にと生き急いでいて、余分なことを考える余裕もなかったのではあるまいか?

というより、なぜに今頃、その先輩の手下から逃げる夢を見なければならないのか?の方がおかしかった。

そしてその次の日は、自分の叫び声で目が覚めた。

ちょっとこないだからの○○が私のとっては重いのではないか・・・?とある件について思い始めた。

教室に来て、いつも通り数学を生徒と一緒に解いていて、あまりの腕の痛さに、微積の問題を解いている場合ではなくなったので、急遽パソコンで自分の身体に何が起こっているのかを調べ始めた。

そして、前日マッサージ屋さんで私のお気に入りの若い女性(この方はとっても専門的。いちいち納得のできることを教えてくださる。)が教えてくれたことをやってみる。

頭の後ろに掌を当てて、背筋を伸ばして後ろにそる・・・。

それをやってみると、意外に右腕と同じ右の腰から臀部が凝っているのを感じる。そういえば昨夜もそこに力を入れていただいていたな・・・。

ということでその辺りが伸びるようにちょっとストレッチをしてみる。
右腕をラジオ体操のように左に伸ばしてみる・・・。
どうも右半身が伸びてきて、効いているのがわかる。
それから右腕をぐるぐる回していた、その時、一瞬の右肩の鋭い痛みと共に、ポキッという音がした。
まるで外れた筋がハマったかのような感じに、急に右肩が楽になり出した。

マッサージをしてくれた専門的な彼女に心の底から感謝した。
まるで神様でもいるかのようなおかしさだったけど、急に楽になった。

私は彼女がなぜか好きなのである。
最初に話したときから。

私の身体が筋肉が発達していて、嬉しいことに、

櫻井さん、スポーツしてるんですか?

と聞いてくださったのである。
とんでもなく筋肉が発達しているらしく、私がコロコロしているのおは、脂肪ではなく、筋肉らしい。

きっと雪かきのせいだわ・・・。

となんでもいいことは雪かきのせいにしている。
ただ、雪かきは筋肉が喜ぶので、そのせいで身体が凝ったりはしないのだそうだ。

いつも親身に知的に教えてくれる。

初回から、バレリーナやピアニストが陰でいかに努力しているかという話になり、バレリーナが筋肉があるという話になり。

今度来たら、

バレリーナ真弓が来た!

と言って!

と言ったら、乗ってくれて、

今度、プリマが来た!って言いますよ・・・。

と言ってくれた。

彼女は話し方がサバサバ系。結構はっきりものを言う。私は意外にこういう人がお腹になくて好きだ。
目の前ではっきり言ってくれる人って、陰口聞いたりしないと思う。
柔らかく優しいことを言っておいて、後ろで・・・、なんてい人は苦手である。

そうそう、件の居酒屋に連れて行かれた先輩も、どっちかというと、うだうだ悪口言う人ではなくて、はっきりものを言うタイプだった。
だから嫌いではなかった。
いろいろおちょくられて、今ならセクハラー!と叫びたくなることはたくさんあったけど。

でも、何十年ぶりかの逃げる夢に先輩の手下に追いかけられるなんて(ちょっと若すぎるけど。)、やっぱりどこかに嫌悪感があったのだろうと思う。
なんだか潜在意識が私に語りかけているようだった。

目の前でバレンタインデーのチョコレートの話になり、なぜか教室は付き合っている男子が多い。

まあいいわねえ・・・。

と言いながら、思わず、面倒くさそう・・・。

と言ってしまい、

初めてやー。面倒くさいって言われたの・・・。

と返されて、私はしまった!と思ってしまった。

男性と付き合って、勉強や仕事の時間がそのために割かれたことが今になっては勿体なく思われる。その後結婚して、夫中心の生活が大半だったことが大きいのかもしれない。かと言って、別に主婦としての生活が嫌いなわけでもない。
当時は結婚を考えない恋愛をしてみたい・・・、と言っては周りに笑われたものだった。

かと言って結婚しなかった自分を思い描くことはできない。

なんだか柔らかい口調でしゃべっているらしく、いやいやここのところは受験生を率いているので、バシバシやっているけれど、そしてとんでもなく女性らしく見えていたりもするらしいけど、目の前に私より男らしい男性を連れて来てくれたら、胸をキュンキュンさせてもいいけれど、だいたいどこに男らしい男性がおるねん!?と内心思ってしまう。
いやいや男らしくないのが本性なのではないだろうか?

昔、女性の心がわからない・・・、と思い詰めたことがあったけど、いやいや最近、女性として一通りを経験してみたら、はるかに男性の方が面倒くさい。いじけたり拗ねたりしたらもう動いてくれない。
私の場合、一緒に仕事するのが男性の方が数的には多いので、この人たちを感情的に拗らせたときの面倒くささを最近身に染みて知っている。
仕事上、そういう人たちとやってられる!?と思ってしまう。

結局仕事をするうえで女性らしくあったほうが効率的であるということなだけで、仕事が進めばどうでもいいのである。

それを早く嫁に行けだの、いいお嫁さんになるだの、昔から、勉強して進学校に行って大学に行くことを進めておきながら、一方ではそういうことを言う人が周りにおられた。いったい私に何を知ろというの!?と思いながら、当時は周りの思う理想通りに動いていたのだろうと思う。

右腕痛む事件から、どうもあれこれ考えさせられた。
自分の本心に気付かされたような気がする。

ただ、性格的にはどうも中庸を目指すところがある。
相手でもなく自分でもなく、その間。
だからこそ、絶対に自分の言うことを聞かせようとするタイプは苦手である。特に自分が目下の頃に味わったことについて、目上になったら利益を享受しようと思っているようなタイプは嫌いである。

ということで、可愛い(幼い。)という立ち位置でいたけれど、先輩方が思われるより、ずっと勉強したくて、仕事したくて、イメージに引きずられて結構あれこれ遠回りな思いをさせられていたということに、今更ながら気付かされた悪夢であった。

そろそろしっかり病院に行って診ていただいて来ようかなあ。
いつまでも悪夢を見ている場合ではないし・・・。
それより仕事したいし・・・。




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