人とのつながりで、人は生きていける

 ここ2,3か月、コロナの影響で、もちろん、生活は幾分かでも変わっていたわけで・・・。

 私の場合、学校が休校である分、むしろ忙しかった面も否めないし、むしろ忙しいというよりも、毎年、ほんの少しだけ時間ができる頃に、余裕がなかった、という方が正しいかもしれない。

 ほとんどコロナの影響を受けないでいると思っていたけれど、大体、私は変化に対して、対応する方を選んでしまいがちだから、少々の変化だと、自分がそのことにどう反応しているのかわからない。でも、昨日、それはそれなりに少々負担を抱えていたのだなあ、と思い知った。

 ある、本当に心から信用している、と思われる人がいらっしゃる。その方が、コロナの大変さの真っ最中に、私を遠ざけようとされているのがわかった。

 どちらかというと、私はあまり人の言動を曲解しない方らしい。でも、時に、「もしかしたら、○○さん、私とビジネスだけの付き合いで、私という人間とは付き合ってくださっているわけではないのかな?」と考えてしまうときがある(この辺は、本当に、私の子どもさを表しておりますが・・・。)。ビジネスで付き合ってもらえたら、そんでいいはずである。けども、自分が、生徒さんの受講料をいただくことだけでは済まされず、当然人間関係を考える人間なので、やはりビジネスと言えど、人間関係を大切にしてしまう。心の通わないビジネスなら、そんなもん、私はやめて、ほかの場で教壇に立ったり、家庭教師でもして、その子その子と付き合う方を選んでしまうだろう。

 教室を開いている理由は、最近はかなり明確である。誰が何と言おうと、私は、自分のいる場に役立っていたいのである。そこに住む人に、別に知られなくてもいいから、間接的でもいいから、私は、要するに、なんかしたいのである。

 もっと役立ちたくて、無謀にも、ある試験を受けていたことがある。いろんな人に止められても、恋々としていたのは、とっても役に立てそうだったからである。それさえあれば、まるで魔法の杖のように・・・。でも、誰に止められても、どこかで諦められなかったのに、それに、その中には、かなり論理的に納得せざるを得ない根拠を持つ人もいらしたのに、私をあっさり諦めさせたのは、ものすごく単純な理由からだった。私は、一つの試験の長時間であることを知り、これは絶対に無理ね!とそれまでのどんな説得よりも、あっさりと説得されて、やめることにしたのである。そう、あきらめたのではなくて、もうそのころには、やめる、になっていた。

 そしたら、ほかに同じほど役に立てることは何か?と考えたら、今の仕事をもっと役に立つものにする、ということに帰結する。当たり前に。

 では、本腰を入れよう!と思い、私は、とうとうビジネスの勉強を始めることにしたのである。

 だいたい、なんの仕組みも作らずに、生徒さんが集まってしまったから、そうすれば、もう、指導に気持ちが言ってしまうから、ここしばらくは、教室の体制を整えるのに時間を割くことにしている。

 そんな折、コロナが猛威を振るった。かえって、考えることが多くなって、勉強は進んだ。

 同時に、ある人が、私に、まるで、「寄るな、触るな!」状態で、絶対に、私のこと、私の教室のことを考えてくださっている、と信じながら、どこかで、もしかしたら、ビジネス上のお付き合い?と少しばかり、本当に少しだけ寂しく思っていた。真剣にではないけれど。でも、それと同時並行で、およそ誠実でなく、まあ、お金だけのお付き合い、いや、お付き合いにも行かない人が現れて、私は、かなり嫌な思いをした。一つあると、ほかのことまで芋ずる式に、もしかしたら?説が頭の中をめぐっていく。

 私の性分かもしれないし、思考パターンかもしれない。でも、少ない人のちょっとした不誠実なことが、ほかの人の真心まで違って見えてしまうほど影響する。よくないなあ、こういうの。

 昨日、そんなことないよ、ということが分かった。心底真心のある人だとわかった。今まで一瞬であったとしても、どれほど失礼なことをしていたのだろう・・・?

 今朝の私は、昨日の私より元気である。

 でもね、誰かがどうだから、○○、なんて、私はまだまだ甘いのだと思う。誰かの感情、利害に支配されてしまっているということではないか?

 それに、誰かの真心があれば元気になれる、なんて、それはとってもいいことだし、生きていくうえで、素敵なことだけれど、それですませてはいけないよなあ、と思っている。

 でも、自分は、できることなら、真心でいたい。誠実でいたい。できることなら、誰かを、おなかの中から元気がなくなって、へたへたと座り込みたくなるような虚無感を抱かせるようなことをせずに、むしろ、人が元気になってくれるだろうことをしたいなあ、と思っている。


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