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結婚も受験も就職も本当に似ている、と思った話

私もぽっちゃりです。
夫が誰と付き合っているか?と訊かれて答えたその後には、

ああ、あのぽっちゃりした子やろ?

と言われていたとか。(笑)

というわけで私はお見合いをしたことがなく、ちょっと寂しい気もしているのですが、素敵な素敵な記事に出会いました!

ぽっちゃりさんの婚活というところに惹かれて読み進めるとまあおもしろい!
互いに人柄が優れておられるという点も素敵だし、自分を選んでくれて・・・、というスタンスも謙虚。
粘り強く頑張っていて、それでもうまく行かなくて、悲しい思いを何度もして、その過程で素敵な人になっていく・・・、その自分でしあわせをつかんでいくところがなんともさわやかです。

それに今まで会ったことがない素敵な人、という互いを思える人に出会えるのはやはりそれまでの努力があってのこと。
真剣な人だから周りの人も一生懸命サポートします。
その言葉を素直に聞いて、一生懸命に実行していく・・・。

あれ?何かこの感覚・・・。
私、確かお見合いしたことないはず?

と思っていたのは、受験も同じ感覚があるのです。
努力した子が第一志望に合格するのは当然のこと。
もともとの成績よりも、どれだけコツコツ努力できるか?そして、指導者という伴走者の言っていることを純粋に受け止めて、どれだけまっすぐに実行できるか?ということに尽きるからです。
感謝のある謙虚な人は何においても強い。
素材めいた外見、もともとの成績よりも素直に努力。本当にバカか?というほどの素直さほど実現に有効なものはないと思います。

教師の言うことを素直に聞き、仮にその言った言葉が、本当にそんなことがあるかどうかはわからないにせよ、仮に妥当性を欠いていたとしても、真から素直に実行するような人がいたとしたら、それは何とでもなります。

それにこの結婚相談所の人の分析は、私は分析に心が通っていて、教師が偏差値だけを見ないでその子を見るのに似て、本当に素敵だと思います。

就職だってそう。
なんであの子がこんなに苦戦した挙句に決まらなくて、なんであの子が?という場合、大抵、その裏にはとんでもない努力が隠れているのだと思います。

私はたいてい過程でとんでもなく苦しみます。
みんながなんでそんなに悩むの?というほどです。
ところが結果が出るころには、なあんだ!こんなにうまく行くんなら、あんなに苦しまなければよかった!とも思うのですが、結局苦しむほど頑張ったから結果があるわけです。

泥臭く、無骨というほど泥臭い努力をしているものだと思うのです。

正直、普段の私は結構どんくさく格好悪くコツコツ努力していると思います。みっともないに決まっている。
猪突猛進だし、結構蛮勇も発揮する。(笑)
時に心臓だね!ということくらいやらかしているだろう・・・。

私は、このぽっちゃりさんが結婚相手になる男性と会ったときのドキドキが可愛くてたまりません。
彼が現れない・・・。

マッチングアプリでのいやーな経験!
会いに来てくれなかったお相手のことを思ってとぼとぼ傷心で帰途についた思い出。
この場面を思い起こしている彼女の純真で可愛い姿が目の前にあるわけでもないのに、とんでもなく愛しい!

そんな時に一生懸命に彼女を探している男性の姿を見つけたときの、彼女の可愛い喜びが目に見えるようです。
これはお書きになっているからの筆の素晴らしさもあるでしょうけれど。

会ってみたいお嬢さんです。
互いにこんな素敵な人と出会えるなんて・・・、と思えるような人と結婚できるなんて、なんて素晴らしいことでしょうか。

私はお見合いはしたことがありませんでしたが、就職活動で難航した時のことを思い出しました。

男女雇用機会均等法第三期生。
まだまだ総合職への就職がどうなるかわからない時期に、何にもわからず就職活動を始めました。
まずは教員採用試験。
80倍の難関を突破できるわけもなく、その後、遅ればせながらの企業への就職活動を始めました。

圧迫面接よろしく、遅れて始めた私に、ある企業の方は、

今からで間に合うんかいな?

とおっしゃっていました。
企業を知らない。国文科だから教員以外あまり考えたことがない。
あれこれ受けました。
大阪の御堂筋が馴染みの場所になりつつありました。
最初に内定をいただいたのも御堂筋の会社でした。
でも、そこはやめにして、つまりは他を当たることにして、京都の四条通りや烏丸通りを行ったり来たりしていました。
最終的には教員になるのですが、国文科の癖に、周りの、就職戦でもいいから~というおっとりした雰囲気をよそにあまりにも真面目に就職活動をしていたので(卒業したら留学する子もいました。私の父も嫁入り道具と思って・・・、なんて言っていた時代でもありました。)、周りは結構私のことを心配してくれていたようです。

とか言いながら、結局ゼミの先生は私が頑張ったことを卒論の口頭試問でも話題に上げてくださっていました。よく気にもかけていただいていたのです。

結局教授に喜んでもらえるような就職先に決まりました。
これって、いかにも私らしい。(笑)
粘り勝ち、かな?

ぽっちゃりさんの婚活ならぬ就職活動。
でも、この時期、結局は教員になりましたが、企業への就職活動は、とんでもなく勉強になりました。
大学受験もそう、就職活動もそう。
やればやっただけ自分の力になりました。
すんなり行き過ぎて、何の苦悩もなく手に入れたものではなくて、一生懸命に頑張ったことだったからこそ大事に思い、真剣に働いたものでした。

話題のお二人も、一生懸命に探して、出会ったパートナーを、きっと大事にされるだろうな、と思います。

今、目の前の受験生と対しながら、受験もそうだよなあ・・・、と思います。
結局粘った人勝ち。
あれこれやってみた人勝ち。
そういう人が真剣に努力した人に勝利の女神は微笑むのです。

心を込めた努力の大切さを改めて教えてもらうことのできた、素敵な爽やかなストーリーでした!
心の底からありがとうございます!
そして、どうぞお二人、おしあわせに!


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