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日記2-手書きとデジタル手帳を永遠に使い分けられない話。

どうも、陽毬(ひまり)です。
皆さん、年始に意気込んで始めた手帳はまだ続けていますか?
私は続けられませんでした。なぜならば今年は3月まで修論研究の実験、論文執筆、そして発表練習で忙しかったからです。
……いや、嘘です。忙しかったのは本当ですが、手帳が続かなかったのは単に私が飽き性だからです。
記事の始め方が雑すぎる気もしますが、今日はそんな手帳の話をしたいと思います。

手帳を書き始めたきっかけ

私は内向型の人で、他人と話すのが少し苦手です。会話をする時も控えめで、よく他人に「クール」、「静か」だと思われているでしょう(確認したことはないが多分)。
しかし、口数が少なくても、何も考えていないわけではありません。むしろ脳の中はツッコミやいろんな考えが飛び交っており、大混雑状態です。
思っていることをそのまま口に出して良いのか、もっと他に良い返答があるのではないか、いつもたくさん考えています。
それらの思惑をすべて言葉にまとめることが非常に難しいため、会話することに苦手意識を持つようになりました。

まぁ、コミュ障の話はさておき、私が言いたいのは、私はよく考えるし、考えることが好きだということです。
普段あまり気にしないような些細でつまらないことを、自分にとって重要なことを、世界にとって大切なことを、色々と。考えることに時間を費やしてきた分、頭の中にはアイデアがたくさん溜まっていきました。
そして、そういったアイデアを忘れないようにするため、手帳を書き始めました。

(ちなみに、手帳と日記の違いについて調べたことがありますが、正直そこまでこの二つの単語を使い分ける必要性を感じないので、この記事では「手帳=日記」という認識で大丈夫です)

今までは手書き手帳とデジタル手帳を併用することが多かった

手帳を書き始めたのは中学生時代からです。その時は適当なノートブックに書いていました。また、iPodを親からもらったので、純正メモで書き物をしました。

時は流れて、高校二年の時に私は大学入試を受けずに日本に留学することを決めました。その時期、周りのクラスメートはすでに大学入試の勉強を始めており、学校が設けた自習時間に他のみんなが頑張って勉強をしていたのをよそに、私は日記ばっかり書いていました。
その時は留学への期待、日本語の勉強、今日起きた面白いこと、そして当時ハマっていたスマホゲームについてたくさん書いていて、今思えばとても楽しい日々でした。(勉強頑張ってるみんなの横で普通にサボってたのを今更申し訳ない気分になったけど…)
ちなみに高校生の時はスマホの使用が厳しく制限されたため、学校ではスマホを使えなくて、普通に手書きで文章をたくさん書きました。手書き手帳は楽しかったのですが、時間的な余裕がないとただの苦行になりかねないというデメリットにも気づきました。

ずっと適当なノートブックで日記を書いていたのですが、日本に留学してきて、晴れて大学生になってから初めて手帳を買いました。
コロナ禍で自宅にこもってリモート授業を受ける時期がありましたが、その際に積極的に手帳にスケジュールやタスクの管理を行っていました。
研究室に入ってから、研究ノートをまとめるためのデータや実験スケジュールは多すぎたため、手書きではなく作業用アプリで管理しました。
しかし、デジタルでいいやと手書き手帳を諦めようとした時期に、大好きなワンピースがほぼ日手帳とコラボして手帳を出すことになり、ワンピファンである私には買わない選択肢がなかったです。ルフィと一緒に毎日頑張ろうと、意気込んで手帳に実験生活の中で起きた小さい出来事を書き留めました。楽しかったのですが、ただ不幸なことに、研究の雲行きがどんどん怪しくなったのにつれ書く余裕がなくなり、最終的に手帳の半分くらいが白紙のまま一年を終えました…

手帳を上手く使い分けたい理由と上手く使い分けられない理由

そして今に至る。手帳は過去の自分を振り返る際に非常に役立ちます。
もちろん印象深い出来事だったら文字として残さなくても記憶の中に鮮明に残りますが、何気ない日常こそが手帳を彩るものだと私は考えています。
過去の自分はどんな出来事を日記に書き留めたいと思ったのか、その理由やその時の心境など、長い長い人生の中ではごく些細ように感じます。
しかし、人生のターニングポイントとして絶対挙げられないような些細な出来事の積み重ねこそが今の私に繋がる。そんなふうに考えると、何もかもが愛おしく見えるようになります。

手帳を効率よく保管することで記憶をきちんと保管することができます。しかし、手書き手帳とデジタル手帳を併用するときに、どうしても管理が難しくなります。そこで、手帳を用途別に使い分けたいと思うようになりました。

とはいえ、手書き手帳とデジタル手帳はそれぞれのメリットがあれば、デメリットもあります。
手書き手帳は自由度が高く、一文字ずつ丁寧に文章を書き上げる過程を楽しめます。ところが、疲れると文字を書くことが面倒臭くなるため、習慣化が難しいです。
一方、デジタル手帳はタイピングが楽で、写真もたくさん貼れます。さらに検索機能で探したいものを素早く見つけることができます。しかし、手書き手帳ならではの温もりがある文面を作り出せないし、手書きよりもタイピングで書いた内容の方が記憶に残りにくいと言われています。
手書きとデジタル手帳をはっきりと使い分けるということは、片方のメリットを取るためにもう片方のメリットを完全に享受できなくなるということ。
キツイ…

でもやはり楽しく手帳と向き合いたい

何年後日記を気軽に読み返せるために手帳を上手く使い分けることが大切だと感じつつ、手書きとデジタル手帳をいい感じに使い分ける難しさに悩まされます。
色々考えてみましたが、結局使い分けせずに気分で手書きか、デジタルかを選んで使っていった方が楽しく続けられそうです。

今日の結論
効率よく管理することが後々のためになりそうですが、楽しく書くことを優先することにしました。
今後も手書きとデジタル手帳を併用していく予定なので、上手い使い分け方を諦めずに模索していこうと思います。

手帳を書き続けるために、心身の健康に気を付けよう

最後に、ワンピ手帳の空白のページを眺める。
手帳を書くことはとても楽しいこと。でも体調を崩してしまうと、書く余裕をなくしてしまう。特にストレスを感じる時なんか、書く時間ができても自分と向き合うこと自体が怖くなり、書くことを躊躇う。
未来の自分にたくさんの思い出を届けるために、体と心の健康に気をつけながら生きよう、と思う今頃です。


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