大学に2時間かけて通学していた話

何かを始めるにはやはりスタートダッシュは大切なのだなと思う。

というのも大学1年生の時、私は北関東にある実家から都内にある大学まで約2時間かけて通っていた。大学によって事情は異なると思うが、一般的に大学1年生は必修単位が多く、さらに1限から授業がガッツリ入っているということが多い。そんな中、私は浪人時代よりも早く起き長時間満員電車に揺られて大学に通っていた。

そんな大学1年生の頃の一番忙しい日の1日の流れは

5:30 起床

5:40 朝食(カロリーメイト)

6:20 自転車で約3km先の最寄り駅まで行く。

6:52 始発電車に乗る。(最寄り駅が終着駅のため確実に座れる。)

8:40 乗り継ぎを2回した後、キャンパスの最寄り駅に到着

9:00〜20:40 講義(6コマ)

21:00 電車に乗る。乗り継ぎ×2

22:50頃 実家の最寄り駅に着く。再び3kmサイクリング。

23:20頃 帰宅

23:30〜 夕飯、風呂

0:30 就寝

とまぁこんな感じだ。

当然ながら冬はキツかった。朝は日の出前に家を出て、電車の中で朝日を浴びるというようなメチャクチャな状態だった。そして自転車に霜が降りているので朝は自転車を溶かすところから始まっていた。

まぁ通学時間が長い分電車の中で読書したり授業内容を復習したりと有意義に使えた日もあったが、圧倒的に寝ていた日の方が多かった気がする。また上記の2時間通学に加えサークルとバイトをこなし教職を履修していた。なので恐ろしく時間が足りなかった。サークルは週3回の活動のうち2日しか参加できなかったし、バイトもシフト制ではなく季節労働のようなものを下限ギリギリでしかできなかった。お金も時間も何もかもが足りない1年間だった。

その後、私は2年次から大学から電車で20分の駅チカマンションに下宿した。通学だけで4時間も費やしていた日々と比較すると、バイトもサークルも両立できるし疲れを取る時間も増えた。勉強や読書する時間もまとまって取れるようになった。友人と野球観戦にも行けるようになった。飲み会の時に終電の時間を気にする必要もなくなった。ようやく大学生らしい生活ができるようになったなと感じた。ネット上には大学生の通学時間は片道2時間が上限という内容の記事もあったが、私の経験上、2時間でも長すぎると感じた。私の経験や周りの友人から聞いた話を考慮すると往復2時間が限界なんじゃないかなと思う。もしこれから受験をするという人たちは下宿の有無について両親と話し合ったほうが良いかも知れない。

1年次に単位を落とさなかったのがホント奇跡だった。


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