第三十九話 売人になるまで
シンナーをやっている知り合いはいくらでもいた。だがその入手ルートは、ほとんどがヤクザがらみで、ヤクザ以外だと不良外国人が数人売人をやっているくらいだった。薬物の売はヤクザにとって重要な資金源であるため、それを荒らすような行為は絶対にやってはいけない行為であった。
私の薬物の入手ルートはいくつかあり、その一つでもあった○○組の売人とは顔なじみにもなっていて、組の幹部の人からも目をかけられて可愛がられていた。私が引っ越した所はその○○組のシマウチだったのである。
何日か考えた