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デザイナーになったわけ、ってなんだっけ

ふとTwitterで「デザイナーになったわけ」というnoteの企画を見かけたので5分くらい考えてみました。

 人生で唯一飽きていないこと

実は過去に現在にいたるまでの話をnoteに書いたけど、この内容と違う側面から言えば、やや飽き性な自分の性格のわりには飽きていないのが「つくること」。あらゆる職種において何かしらを「つくっている」と思うけど、たまたまその中でWebサイトのデザイン、Flashバナーのデザインという入り口から現在のデジタルプロダクトのデザインをする人になりました。

「つくる」から「発明する」へ

とにかく仕事として「つくる」ことを生業にしつつも、なにか新しいことやものを生み出す、つまり「発明する」ことに意識が向くようになりました。
歴史に残るようなものは作ったことはないものの、FLOCSSFigmaのプラグイン等のツールの類は何かしら皆さんに利用してもらったり、喜ばれることもあったりとやっていて楽しいことの一つです。

コードでデザインをするということ

多くのデザイナーと呼ばれる人のように、視覚的な成果物や見栄えのよいポートフォリオといったものは持っておらず、大抵はコードで実装されたものが成果物として多くあります。キャリアの最初がそもそもWebデザインという領域で、ビジュアルデザインしながらマークアップ実装をやりはじめたのもありますが、コードで実装されることを念頭に置きながらデザインをするというのが当たり前なものとしてやってきました。
それが転じて、先程あげたようなデザインのためのデザインとしてプラグインをつくるという方向にも夢中になっています。

実際のところ、業務として例えばUI設計というロールと、UI実装というロールの二役をするということも多いのですが、自分の中ではあまり分けて考えていません。それを自分の中で強く意識づけたきっかけは、過去にデザインシステムのカンファレンスで聴いたCode is a Materialというセッションでした。デザインする対象の素材を知ること、素材を扱うことというのは当たり前のことで、それがデジタルプロダクトであればコードであった、というシンプルな話なのだと自分の中で腑に落ちました。

..という話をSpectrum Tokyo Festで話します

「Spectrum Tokyo Fest 2022」の12/10 13:15~13:45に「コードでデザインをすること」というタイトルで谷拓樹(たにひろき)がセッションをおこないます

この記事の後半あたりの話にフォーカスした内容を12/9と12/10に開催されるSpectrum Tokyo Design Fest 2022で話す予定です。
それなりの年齢と職歴を重ねてきて、こういうお題について考える機会が増えてきました。noteのCDO・宇野さんは「60歳になってもデザインをやっている」そうですが、僕としては仕事としては引退してたい気もするものの、何かしら変な発明しているおじさん(おじいさん?)としてしんどくない程度に長生きできればなと思います。


明日の元気の素になります。