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Figmaに入社してちょうど1年経ちました

ちょうど今週で入社1年になりました。昨年末にフライングで振り返りましたが、それ以降のことも含めてこの機にまた振り返ってみようかと思います。

何をやっていたか

Designer Advocateという肩書のもと、Salesに関すること、Community Marketingに関すること、Productに関することをやってました。
具体的には、Salesでいうと、お客様向けに機能のデモやデザインシステムに関するセッションなどを通じて契約や組織活用をしてもらうようなことです。
Community MarketingについてはTwitter(X)などでの情報発信やイベントでの登壇、ユーザーコミュニティでのコミュニケーション、あとはイベントの主催などをやっています。
Productに関しては、直接UIやプロダクトそのもののデザインに関わることはないですが、SalesやCommunity Marketingを通じて得られたフィードバックをプロダクトチームに伝えたり、新機能のリリース前にそれらの検証をしてフィードバックしたりというものです。
あとはEducation分野として、教育機関向けの活動のほうで少し手伝いをすることもあります。

この1年やってきたこと

4月〜6月

3月には入社が発表されたものの、諸々の手続きもあって正式に入社したのは4月。ロンドンのITチームの人とアカウントやマシン環境のセットアップ。あらためて英語の環境でそわそわしつつもマニュアルにはなってるのでどうにかこなせた。
はじめはオンボーディングということで、先発であるCoreyがお客様と打ち合わせやセッションをするときに同席(Shadow)して色々学ぶ。
また教育機関向けのほうでも色々を手を動かし、印西市原山小学校でのFigJan/Figmaをつかったパイロットプログラムの作成や、特別授業などやっていた。あとは他には外部のイベントへの登壇なども。
6月の大きな活動はConfigで、入社して初のサンフランシスコ本社への出張。8,000人規模のイベントの関わるのも何もかもはじめてなところで、どうにか乗り越えた。大変ではあったけど、刺激も多く良い9日間だった。あと密かにはじめて海外で怪我をするという実績も解除した。

7月〜9月

Configでは多くの新機能の発表もあったので、それに関連するSalesのセッションも多くやったし、イベントにも多く関わった。
8月にはMaker weekと呼ばれるいわゆるハッカソン・アイデアソンのような1週間があり、その中でいろいろなアイデアが生まれる。プロダクトに関するものに限らず、何かしらクリエティブなものでもOK。僕のほうでは日本支社として風鈴をつくったり、ということをやった。あとプラグインなどをつくったり。

10月〜12月

この時期もイベントがクローズドなものからオープンなものまで、幅広く仕事をしていた。世間的にも大きめのデザイン系カンファレンスも多く、それに関連した仕事も多かった。ちなみに今年は12月中頃から冬休みだった(本国がホリデーシーズンに入るため)。

1月〜3月

年明け早々に事業部のキックオフでサンディエゴに出張。Config以来で多くの海外の同僚に会ったり、2023年の振り返り&2024年の計画を立てたり。
2月に入ると、Dev Modeの正式リリースに伴ってウェビナー(オンラインセミナー)を初めて実施したり、Dev Modeに関する日本での反応をまとめたりと、マーケティングに近い仕事をより多くやっていた。3月には2周年記念イベントをやることが決まり始めていたので、そのための準備に忙しくなった。
そして3月には無事2周年記念のイベントを終え、自身もその中で仕事の総括的なセッションもできたのが良かった。

アウトプットしたもの

外向けに出せるのは基本Figma Communityのほうにアップしています。

入社する前からプラグイン開発をやっており、入社後は業務時間の中での隙間時間にコツコツとやっています。
入社してから周りの人に「デザイナーじゃなくなったけど、どうなんですか?」のようなことを聞かれることも多いのですが、実のところ常にデザインの仕事をしているという実感はあります。プレゼンテーションにおいては、そのスライドのレイアウトや装飾的なデザインも、どう伝えるかのストーリーのデザインもしています。あとはお客様との中で一緒にデザインシステムや組織のことなども一緒にデザインをしているようなこともあります。
今年にはいってからはイベントのデザインをやることも増えているので、キャリアの中でも一番デザインに関わっているのではないかとも思います。

大変だったこと

一番大きなことはやはり英語だと思います。グローバルの企業で働くことも、これまでと違うデザインの関わり方をしているのに慣れていくのも大変だし、そしてそれらを英語を通して吸収・成長していかないといけないのは正直ストレスもありますし、上手くいかないことも多いです。
それでもやっていけているのは、そうした英語の能力が低くとも受け入れてくれる同僚や、良いところを評価してくれる文化のおかげでやってこれたと思います。実際に、日本語を話せる・日本の文脈でプロダクトの良さを伝える・フィードバックを受けてチームに伝える、という役割を果たせられる人も多いわけではないので、ちゃんと貢献できている自覚はあります。
とはいえ、英語でのコミュニケーションがもっとスムーズになればもっと早く、多くのことを伝え、生み出すことはできるので引き続き向上しないといけないところです。

2年目もがんばります

1年目のまとめとしては次のコピーにあらわれています。

おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。

映画『魔女の宅急便』より(糸井重里)

2年目はこれかもしれません。

生きろ。

映画『もののけ姫』より(糸井重里)

人生の中でも本当にエキサイティングな仕事をしていると思います。引き続き楽しんでいきたいと思います。

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