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2023年の振り返り、そしてFigmaに入社して8ヶ月くらい経った

4月にFigmaに入社し、おかげさまで2023年の終わりも迎えられたので、この10ヶ月を振り返ってみます。
入社の経緯などは過去のnoteをご覧ください。

Figmaでの8ヶ月

とにかく濃い8ヶ月。グローバルな企業で働くこと、そして英語が標準語となる環境で働くのは初めてなので、多くの学びや苦労をしました。大変ではあるけど楽しいというのが素直な気持ち。

結局Figmaで何をしているのか?

まず大前提として、Figmaは2022年3月に日本法人を設立しました。なので僕が入社ときには日本のチームの16,17人目くらいかと思います。たまに僕がそもそもFigmaとどういう関係なのか不明であるという話も聞くのですが、Figma社から給料をもらって働いている正社員です。

仕事はDesigner Advocateという肩書で、日本では二人目です。そして、そのAdvocateが何をしているのかというと次のようなことです。

  • Sales: お客様向けにFigmaのレクチャーやワークショップ、またはウェビナーの実施など

  • Community: Figmaのベストプラクティスに関するコンテンツ作成またはそれらのソーシャルメディアへの配信、外部のイベントへの参加・登壇など

  • Product: SalesとCommunityとしての活動から得たユーザーの声をプロダクト開発チームへのフィードバック、またはリリース前の機能検証など

日本ではマーケット的にもまだまだFigmaの認知や浸透は十分ではないので、今年は特にSalesに近い仕事が多かったかなと思います。来年はもう少しCommunityやProduct側に近い仕事もしていきたいというところです。ちなみにFigmaでいうCommunityという言葉は広いのですが、ここでは全般的なコミュニティに対して色々やりたい、という気持ちです。

Figmaでの印象的な出来事

入社してすぐの大きなイベントして、Figmaの年次カンファレンスであるConfigがありました。数年ぶりのオフラインのカンファレンスということで、二日間で8000人ほどの参加者が集まるとても大きなものでした。

Config2023の会場の様子。奥にはライトアップされたステージがあり、その手前にはとても多くの観客が座っており、会場スタッフが観客を誘導している

英語も得意でもなく、まだ仕事もそんなに身についてはいないので大きな仕事を任せられたというわけではないですが、3週間近くのサンフランシスコの滞在で色々経験しました。はじめての海外での通院も経験しました。ほぼ同僚である他のAdvocatesのメンバーと共にすることが多かったのですが、とにかくみんな人柄も良いし、優秀だし、たくさん刺激をもらいました。

ちなみにConfig 2024も開催されるので、ぜひ皆さんご参加ください。オフラインもオンラインもあります。

他には教育関連での成果です。先日小学校へのFigJam導入についての記事が公開されたのですが、このパイロットプログラムの作成も手伝いました。具体的には小学校5,6年生向けに、インターフェイスデザインの授業と、それらをFigJamとFigmaで作り上げていく授業を持たせてもらいました。彼らはすでにChromebookなどを使った授業をしているので、あまり詳しく教えなくても自分たちで考え、デザインをしていく様子を見られたのは良い経験でした。

あとはイベントへの参加や登壇も多かった年でした。その中でもニジボックスさんのイベントで話したものはYouTubeにあがっています。Figmaをプロダクト開発のプラットフォームとしての話を一通り話しています。

来年になれば勤続1年になるので、より本格的にいろんなことをやることになりそうです。日本、アジアの皆さん向けのコンテンツの発信やイベントも増やしたいし、もうちょっと英語もなめらかに話せるようになってグローバルに向けての活動も広げたいところです。

Figma以外の話

今年はじめたものとして継続できているものにこぎそさんとやってるポッドキャストでしょうか。
YOWATARI RADIOという名前で色々なデザイナー、デザインに関わる人をゲストに招いたポッドキャストで、自分たちも楽しんでやれているので、引き続き来年も続けるつもりです。

今年の学び

Figmaで働く中で強く意識することになったのは「働き方」あるいは「休み方」です。
元々Figmaが趣味みたいなもので、業務後にFigmaに触る、プラグインをつくることをやっていたのが、今は本業になりました。結局今でも業務時間とは別で、やはりプラグインをつくったり、新しい機能を試すことはあり、それはそれで楽しいけれども気を休めているとは言い難いところはあるわけです。
元々「休む」というのが苦手なのですが、ふと周りのFigmaの同僚をみると、休むときにはがっつり休むとか、メリハリをちゃんとつけて働いているなと思うことが多かったです。当たり前っちゃ当たり前だし、これまでの会社でもそうした人はいたとは思うけど、そもそも会社にRecharge Dayと呼ばれる休みが隔月にあり、休むことは大事だな、というのは年齢的な理由もあってよく考えるようになりました。そういう意味では、来年はデジタルから離れた活動であるとか、そういうのも意識していきたいと考えています。

あとは一番の課題は「英語」。必要不可欠なものになってから、それが単純に言語というより、文化として色々理解しないといけないことを感じています。それは面白いともいえるし、やはり大変ではありますが、このあたりはもっと時間をとって集中して成長しなければいけないところです。英語学習に関する発信や、あるいはコミュニティ作りも来年にもっと取り組みたいと思っています。

来年もどうにか働き続けられるようがんばりたいとおもいます。


明日の元気の素になります。