ドタマ

ホンマにどうでもええ事なんですけどね、よく漫画やアニメなんかで、自分の死んだ仲間とか恋仲やった女とかにそっくりな敵が現れて、別人ってわかってるのに躊躇して攻撃出来ない、みたいシーンあるじゃないですか。あれ、しょーもないからもう止めへん？(笑)

なんなんでしょうね、あのクソみたいなノリ。フィクションやからなのか、一般的にそうなのか、あぁいうシーンって皆さんの共感を得られてるんですかね？
僕が同じ立場なら無表情でドタマかち割りますけどね。だって確実に本人とは別人やねんから。なんやったら目の前でその人そっくりに変身して、その一部始終を見てて『確実に別人』って認識してるにも関わらず攻撃出来ないパターンとかもあるじゃないですか。

で、攻撃し損なって『くっっ！！』とか言うてその顔を攻撃できない自分の弱さを悔やむんですよ。どないやねんと。

やっ、別人とわかってるのに同じ顔やから攻撃できないのが故人に対する愛情の深さちゃうから！

人を見た目で判断してるだけやから！

同じ見た目ってだけで一瞬でも故人と重ね合わせて躊躇してしまう方が失礼やから！

別の仲間から『そいつはあの子じゃない！早くやれ～！』とか怒号が飛んできてもまだ『く、くそぅ～』とか言うたりしてるんですよ。で、だいたい攻撃し損なった後、そのそっくりさんに『私が手本を見せてやろう』とか言われてボコボコにされるんですよね(笑)

こういうクソ偽善的なノリって海外のもんでもあるんですかね。日本やからなんかな？
なんか、日本ってそういうのが多いような気がします。割り切れない、腹を括れない、そういう弱さや煮え切らなさを美徳とする、美徳とまではいかなくても『仕方のないもの』としてなあなあにする悪しき文化がありますよね。

でも、さんざん追い詰めといて見た目が知り合いと同じってなったら攻撃できないって、その変わり身の早さの方が異常者じゃないですか？
人を見た目で判断するにも程がある。教育に悪いです。

自分の元恋人そっくりの敵のドタマをしっかりとかち割って『このように、人を見た目ではなく、中身で判断するようにしましょう＼(^o^)／』って言うた方がよっぽど素晴らしい作品になると思うんですけどね。

いや、ならんか。

ドタマかち割ってる時点であんまり教育には宜しくないですね。

いっその事

『私は定期的に人のドタマをかち割るタイプです。そこには敵味方、目の色や肌の色による分別はありません＼(^o^)／』

と言って、目に映る全てのドタマをかち割ったらいいんですかね。
敵味方ですら区別しない、人類皆兄弟、ラブ&ピース、素晴らしい作品になると思うんですけどね。

いや、ならんか。

敵味方もクソも、そもそも分別なくドタマかち割ってまわるような奴に味方なんていないですよね。

やっぱりドタマかち割るのが良くないんですかね。

くそっ、ドタマめ。

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