ネット断食の効果が凄かった件②

さて、前回本が読めなくなった事が端緒となりDaigo氏の動画を見てネット断食を始めようと思った私引きこもり太郎。


さっそくPC内のゲームアプリなど、また依存をさそうようなモノをアンインストール。そしてPCもシャットダウンし、可能な限り見ないことに、しかし最初から完全禁止は無理だろうということで、最低限必要な検索などはOKとした。ただし一日合計で一時間、長くて二時間は絶対に超えないように。

このように始まったネット断食だったが最初はプランなども何もなく、ただ漠然とやめようと思っていた、しかしそれまで一日中ネットを見ていた男からネットを取り上げたわけなので、とにかくヒマなのである。

そこで、最初は漫画などを見ていたのだがそれも飽きる。
そして本を読むようになった、そして気づいた、あれ?俺本読めてる。笑
そう、あれだけ読めなかった本がヒマをもてあましたせいか自然と読めるようになっていたのだ。やはりネットが集中力を奪っていたのか。

そういえばネット依存ってどっかできいたけど、昔俺そんな本買ってなかったっけ?。実は2年ほど前にすこし気になってある本を買っていたのである。それは僕が好んでいる著者の一人で精神科医の岡田尊司氏の本、その名もインターネット・ゲーム依存症という本だった。↓↓


で、昔少し読んだのだがあんあまり覚えていなかった、そのころから集中力が無くなっていたのか、本を買っては読まずに置いておくという奇行を繰り返していた(いわゆる積ん読)。

ともかくこの本の題名は自分にぴったりだと思ったので、さっそく読んでみた、実際自分みたいな人の事がたくさん書いていて驚いた。
この本には題名通りインタネットやネットゲーム・スマホ依存の人の症状が数多く書かれているのだが、例えばある中学生のネットゲーム依存症の少年の症状が自分とほぼ一緒だったので自分と照らし合わせて列記していきたいと思う。

”インターネット・ゲーム依存症(文春新書)岡田尊司、2014 より一部引用、要約、太字部分。”

★昔は元気で明るかった、友達も多かった。でも今は友達つきあいはほとんどない。
→同じ。ただいま友達は家の猫だけです。

★なんらかのきっかけからネット・ゲームをする時間が増え、その時間も伸びていった。
→これも同じ。いつか詳しく書きたい。

★睡眠のリズムが崩れ昼夜が逆転していった。
→自分も気を付けてはいたが最近は朝10時起き夜3、4時に寝るといったようにだんだんリズムがずれてきていた。

★Wisc-Ⅳの知能検査をすると言語能力は高いが、作動記憶が低く、さらに処理速度が特に低い。
→これもまったく同じ実は自分は三年ほど前に、あまりの不調の為臨床心理士の元でカウンセリングと知能検査をうけていた。
自分が受けたのはWais-Ⅲというものだが。
IQは100でど平均だったのだがその内容にばらつきがあった。
言語理解111知覚統合97作動記憶90処理速度86だった。
この少年と同じく言語理解は高く、作動記憶は平均より低く、さらに処理速度がもっとも低い。ちなみに処理速度は課題を速くそして正確に処理する能力で、実際に働いたりする時にはとても重要は能力なのである。
という事は例えばこの能力が低いまま働いたとしてもけっこう厳しいという現実がある。

★ゲームネットの事以外は集中できない、昔は本もよく読んだが、今は読めなくなった。
→まったく同じ。書き足す事もないくらいに同じ。


とまあインターネット・ゲーム依存症の人と自分はびっくりするくらい同じ症状だったのである、そしてこの本にはインターネット・ゲームの「後遺症」の事も書いてあった、これも自分にすべて当てはまっていたので自分の実感も添えて列記する。
”インターネット・ゲーム依存症(文春新書)2014、岡田尊司、より一部引用、太字部分”

1.睡眠リズムの崩壊と慢性的な睡眠障害
→さっき書いたとおり、だんだんと昼夜逆転になっていった、さらに実は初期には不眠にもなっていたし、今でも眠いから寝るという事はほぼない。

2.学業成績・職業機能の低下
→頭も回らなくなった上やらねばならないことに対する集中力・意欲もごっそりなくなって、働けなくなった。たまに親の会社の手伝いなどはしてたが自分の能力の低下は感じていた。

3.遂行能力や注意力、記憶力の低下
→上書いた通り、さらに知能検査の結果もそれを裏づけているし、実感としてもそう。さらに理解力もなくなったきがする。

4.うつ状態や無気力
→まさに、元気・やる気すべて失った。

5.社会的機能を低下させ、しばしば社会恐怖を強める
→たしかに、インターネット漬けの生活になって以来友達は減り続け、今では人と会うのも怖くなっていた。スマホも連絡が怖くて電源を切っている。

6.神経過敏・攻撃性や敵意の増大
→これは強烈だった、一番ひどいのがこれだと思う。例えば自分の家は小学校の近くにある、というか目の前といってもいい。で、昔からそうだから小学生の騒ぐ声なんて気にした事もなかった。なのにネット漬けの生活になってから妙にそれがイライラするようになっていった。
もちろん小学生の騒ぎ声だけじゃなく車やバイク、工事の音や、人が見てるとか人が歩いてくるといったことまでイライラ びくびくするようになっていっていた。その為外に出ればトラブルになることもしばしばあり。そしてそのたびに自分が嫌になり自己嫌悪に陥っていた、友達をなくした原因の一つもこれだったと思う。

7.認知を歪め、ストレスへの非機能的対処を助長
これは上とも関連するように思うが、物事の受け止め方が極端になり、かつまた否定的で悲観的になるという事なのだが。この事もまた深刻な問題を起こしていたと感じる。ちょっとでも気に食わない点があれば全否定し、マイルドに受け止める、受け入れる事が出来なくなっていた。もちろん自分自身に対してもそうで自己批判的でもあり何度も自殺を考え、希死念慮が出ていた。自分の境遇を呪い、ものすごく恨みがましくもなっていた。まわりの全ての人に反抗的になり、また全方位に否定のエネルギーをむけていた。
かつてマインドフルネスなどもして朗らかな性格の時もあったのに、なぜここまで変わったのか本当に不思議だった。

8.肥満や視力障害、頭痛、腰痛など身体的な問題
4,5年前からすると15~6キロ体重が増え明らかに肥満だった。視力も20代まで1.5から2.0を維持していたのにだいぶ落ちてしまい、電車の広告の文字が見えなくなって驚いた事があった。
頭痛に関しては今ではなく最初の頃がひどかった。そのころは頭痛、眼の奥の痛み、吐き気、喉の強烈な違和感(ヒステリー球)などになやまされていた。最近は体重が重いせいで腰への負担が強く、またずっと座っていたので尻がいたく、その痛さを避けるために変な座り方になり身体のあちこちがおかしくなっていた。

とまあこのようにこんなに自分の症状が綺麗に当てはまるのに驚き、また自分は確実にネット依存なのだなとの確信をふかめ、それから毎日この本を食い入るように読み理解を深めていった。

理解が深まったおかげかネットへの渇望はそんなにおきず、脱却したいという思いが強くなり、他のそういった関連の本も読みたくなり。
ネットで買うのではなく遠くの書店まで歩いて直接買いにいくようになっていた、そしてきづけば普通に外出するようになっていた。


そして日に日に身体も軽くなり、運動もするようになり、ヨガも気持ちよくできるようになり身体の歪みもとれていき、健康になっていった。
また座ると尻が痛いのでなるべく意識して立ってるようにもしていた。

ここぐらいまでが五日間でおこった事である、そして六日目にはついに覚醒というか、元気になりすぎたというか。とにかく印象的な事があったのだがこれはまた次回書きたいと思います。


・今回の事をまとめると

・ネット断食を始めてネットは一日一時間長くて二時間までとした。

・インターネット・ゲーム依存という本を読み改めて自分がネット依存だと  再確認しまた理解を深めた。

・自然と外出するようになり、ヨガや運動も気持ちよくできるようになっていた、また意識して立っている時間を長くするようにした。









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