小学校教師を退職し、新たな挑戦をします
今年度をもって、小学校教師を退職します。
小学校教師としての11年間を振り返ると、たくさんの子どもたちと出会い、たくさんの先生、親御さんたちと出会いました。
そもそも、なぜ小学校教師を志したのか。
それは、
人に教えることが好きだったこと。
祖父からの勧めがあったこと。
そして、もう一つは、高校生の時のチアのコーチが教えてくれたことを誰かに教えたいと思ったこと。
この三つでした。
当時、福岡教育大学に通っており、大学生だった私は、社会人のクラブチームでチアリーディングを続けており、このチームで全国に名を轟かせたいと思い、全国大会上位進出を目指し、チアリーディングをしていました。
クラブチームの練習が土日にあることから、土日が休みであることが最も重要で、人に教える仕事。その条件に当てはまるのが、小学校教師という仕事でした。
そんな中で小学校教師としての仕事を始めました。
クラブチームでの体験を経て
大学卒業から、27歳まで、現役の選手としてチアリーディングをやりました。その中で、キャプテンも3年間務めさせていただき、全国大会5位入賞までいきました。
仲間にも恵まれ、次の世代も育ってきたタイミングで、現役選手として続けたいななと思うことはなくなり、引退しました。
その後に、「経験してきた感動体験を教えたい」という欲求が自分の中にあったために、母校のチアリーディング指導に携わります。
しかし、当時は、これが本当にやりたい仕事だということには気づいていませんでした。もっと言うと、チアのコーチが「仕事」だとは思っていませんでした。
現役引退後、とにかく燻る
チアの現役を引退した後の4年間、とにかく燻りました。
小学校教師は、世の中にとって、とても価値高い、素晴らしい職業機能だと言うことは分かっていました。
しかし、チアリーディング選手として12年間過ごしてきて、現役引退後その部分が人生からごそっと抜け落ちた時に、小学校教師という仕事と向き合う時間が増えました。
その時間が増えれば増えるほど、何かしっくりこない自分がいました。
「教えることは好きなんだけど、何かが違うんだよな」
この感覚が拭えず、新しい挑戦がしたい。でも、それが何なのかわからない。
ゴルフや釣りなど、趣味に使う時間がどんどん増えていきました。
当時の私のビリーフは、
小学校教師で、仕事に張りがなく、頑張り甲斐がないと感じている。教育業界で突き抜けたい気持ちはあるが、どうしていいかわからない。趣味を楽しみながら生きていくことが楽しい人生と考えている。
というものでした。
Mindset Coaching Schoolで認知科学コーチングを学ぶことにする
そんな中、コロナが流行り、ますますこれからどうするかと考える時間が増えました。
このまま、小学校教師を続けるのは違うなということは、確信していました。しかし、それをどうしたいのかは全く無かった時に、先輩からMindset Coaching Schoolを紹介していただきました。
なぜこのスクールの門を叩いたのかというと、この現状を打破したいと思っていたからです。
このスクールは、プロコーチ養成スクールです。
認知科学をベースにした、コーチングという人の成長支援の職業機能を半年で身につけるというものでした。
入学を決めた1番の理由が、物事の本質が知りたかったからです。
紹介してくださった先輩も、教師として次のステージに大きくステップアップされていました。
その姿も見て、人はどうやって成長するのか。自分の成長の仕方を知りたい。そして、それを実践し、人に教えたい。
そう直感で感じ、すぐに申し込みました。
スクールでの遍歴
スクールがスタートすると、怒涛のインプットが始まりました。
コーチングの基本となる自己適応をするために、初回の講義から決断(決めて断つこと)をし、自分の認知を変えるということをしました。
なぜ認知を変えるのかというと、認知にはバグがあることはご存知の方が多いかと思います。(認知バイアスというものです)
しかし、このバグは、自分ではなかなか気づくことができません。というより、気づけません。
それが、マインドのカラクリなのですが、人はRASとスコトーマという機能によって、自分に都合の良いもの(重要性の高いもの)しか見えなくなっているからです。
校長の李さんをはじめ、スクールのメンターの皆さんは、現役のプロコーチとして活動されていて、マインドのカラクリについて熟知されています。なので、私が情報発信すると、このバグに気づいてくださり、すぐに指摘してくださいます。
実は、つい先ほども、李さんからご指摘いただきました。スクールの期間が終わってからも、温かく見守ってくださっていて、本当に感謝しかありません。
(この記事は、スクール在学中に書いたものです。これは今、自分で見ても、ああ、バグっているなと感じますが、当時の自分は大真面目でした。メンターの方のご指摘にも反抗する始末で、残念な感じでした。)
また、このコーチを目指すスクールの皆さんなので、このような発信をしていく中で、そんなバグに気づいた時には、指摘して下さいました。
そんな中で、メンターの方々とコーチングセッションをしていただき、仕事のゴールを設定をして挑戦したのが、
「教えているチームで全国大会日本一を獲る」
というものでした。
結果は、以上の通りでした。
挑戦としては、達成ならずでしたが、この仕事のゴール設定をし、日本一を獲ると旗を立てたことによって、毎日の生活は本当にガラッと変わりました。
同時に立てていた趣味のゴールで、ベストボディジャパン優勝というものがあったのですが、その二つ以外のことはしなくなりました。
毎日練習。そして、筋トレ。そして、減量の食事。
旗を立てたことによって、一気に生活リズムは変わり、ホルモンの概日リズムも変わりました。(詳しくは割愛しますが、ドーパミン(幸せホルモン)がたくさん出るように、コーチングセッションはデザインされています)
毎日がこのゴール世界で生きている実感がありました。
少しずつ、人生が動いているのを実感していました。
コーチングスクールの卒業
そうこうしているうちに、コーチングスクールの卒業の日が近づいてきました。
しかし、やりたかったベストボディジャパン優勝という趣味のゴールも同時にやってきます。
コーチのゴールももちろん設定していたのですが、この減量の臨場感がとにかく高く、常に生活の中で、この二つがぶつかり合っていました。
このコーチングスクールは、実際に自分のクライアントをもち、初対面の人とコーチングセッションで仕事のゴール設定をバチっと決め、それをレポートにして、基準を満たしたと判断されると卒業できるという仕組みです。
セッションをすることと、減量でフラフラなのと合わさり、極限の状態で2週間を過ごしました。
そして、卒業式の日までに合格のセッションレポートを出すことができませんでした。
もっと言えば、集客にも苦戦し、セッションレポートすら出すことができませんでした。
大きな挫折をし、卒業式を迎えることになりました。
Mindset Coaching School 6期卒業式
Mindset Coaching School 6期の卒業式の日。
卒業式は東京で行われました。
東京まで行き、はじめてリアルで校長の李さんやメンターの皆さんとお会いしました。(オンラインのスクールなのです)
Certificateをもらった同期と自分とを比較し、何とも惨めな気持ちになりました。
しかし、そこで感じたのは、Certificateをもらっていた同期の皆さんも、大きな挫折を繰り返し、そんな自分をカットし続け、前に進んできていたということ。
自分は、それまで本気で「コーチングをする」ということに、取り組んできていなかったのだということ。
自己成長を遂げることで必死になっていたのだということに気づきました。
(後ろの二つに関しては、卒業式の後に啓さんからのコーチングセッションのフィードバック後に気づかせていただきました。)
コーチングはクライアントの利益100%だということをスクールでも何度も教わっていたけれど、そこがそもそもできていなかったということでした。
校長の李さんも言われていました。
「そもそも自己実現できていない人にコーチングは無理」
だと。
挑戦を続ける
だから、まずは、仕事で挑戦を続けること。
だから、本年度で小学校教師は退職します。
しっくりきていなかった小学校教師という職業機能から、チアリーディングの指導者に職業機能を変えて、成長支援の仕事をします。
コーチングスクールの校長 李さんは、
教師とは、生徒に力を付与するというのがプロトコルだと仰っていました。
では、僕は何の力を生徒に付与するのか。
そう考えた時に、僕が教えたかったのは、小学校の教科指導ではなく、感動体験のあったチアリーディングでの経験でした。
だから、真っ直ぐに、チアリーディングでの経験を生徒に教える仕事をこれからしていきます。
機能は、教えることです。
でも、何を教えるのかが変わる。
そして、チアリーディングで日本一を獲る。
そんなチャレンジを4月からしていきます。
ジムもつくります
チアリーディングを本気で教えるとなると、絶対に必要なのがトレーニングです。
チアリーディングは、高負荷なコンタクトスポーツです。3メートルも人を投げて、キャッチする。
そんなスポーツにトレーニングが必要ないわけがないんです。
正しく動いて、高重量を上げることが出来る高い技術をもつ選手。そんな選手を育成するために、小さなパーソナルジムもつくります。
趣味でボディメイクもしていたので、趣味、健康の分野でも人のお役にたちます。(ムキムキ細マッチョになるダイエットに挑戦したい方向け)
※コーチングでは、バランスホイールと言って、人生を大きく8分野に分類し、それぞれにゴールを設定します。
トレーナーとしても社会との接点をもち、ここもチャレンジを続けます。
なので、4月からは、チアリーディングコーチ、認知科学コーチ、そして、ダイエットトレーナーとして活動していきます。
今後とも皆様、よろしくお願いいたします!
最後に
同時にコーチングセッションのクライアントも募集しています。
当てはまる方、ぜひご連絡ください!挑戦の伴走をさせていただきます。
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