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コレクションは虚しい2

何かをコレクションすると言うことは楽しい物です。欲しかったレアものを安く手に入れる事が出来たりしたら何物にも代えがたい喜びを味わえますし、集めた物を飾ったり眺めたりするのも良い物です。しかし最近は何かを買ったり集めたりすることに虚しさも感じ始めています。そんな前回の続きです。


整理をする時間が無駄


たくさんの物を集めると必然的にそれら集めた物の整理に時間を取られることになります。コレがはっきり言って凄まじく時間の無駄です。

例えば私の場合はコレクションと呼べるほどの代物はありませんが、それでも集めた物、買った物の整理に時間を取られています。
特に最近はネットで安く古い本やCD、ゲームが手に入れられるようになりました。もちろんレアものの場合は簡単に安い値段じゃ買えませんが、そうじゃないものなら比較的安い値段で手に入れることが出来ます。
そして恐ろしいことにネットの場合は自宅で閲覧することが出来るので、どこでも買い物が出来てしまいます。つまり昔ならわざわざ休みの日に古本屋に出向いて品物を探さねばならなかったのに、今では自宅に居ながら毎日のように古本屋に入り浸ることができるようになってしまったと言うことです。

コレはある種の人間にとっては恐ろしいことです。前回も書きましたが世の中には恐ろしいほどの本やCDが出回っています。つまりは人によっては興味のある物が無限大に存在すると言うことです。そしてそれらの品物は中古で買う場合安い物が多いです。そうなりますと必然的かなりの頻度で買い物をしてしまいますので、部屋に物がどんどん増えて行くことになります。
もちろん部屋にそれだけの物を置いておくことは出来ないので、何とかスペースを確保しようと整理に四苦八苦するわけです。

かと言って仕事のある日にそんなことをする気は起きないので、休みの日にこの整理に時間を取られることになります。
私の場合は別に休日のたびというほどではありませんが、人によっては膨大なコレクションの整理に日々多大な時間を取られている方もいることでしょう。
でもコレって冷静に考えてみると凄まじく虚しいことですよね。人によってはコレクションの整理も趣味の一つで楽しい物なのかも知れません。しかし私の場合楽しいからと言うより置く場所を確保するために仕方がなくやっています。そして貴重な時間を費やして整理しているそれらの物はほとんど持っているだけでもう使っていない物ですし、中にはまだ一度も使用していない物もあります。

もちろん本もCDもゲームも一応興味があるので購入した物です。しかし歳をとって気力も集中力も衰えたせいか若い頃のように夢中になることが出来なくなりました。その上苦痛な労働のせいで体力を時間も吸い取られています(大して働いてないけど)。その残った体力と時間を使ってひたすら物を整理している事に最近疑問を覚えたというわけです。自分は何でこんな事をやっているんだろう?この整理をしている時間を使って本を読んだりゲームをしたりした方がよほど建設的なのではないか…?と。

かと言って整理をしないと部屋がどんどん酷いことになりますし、じゃあ物を買わなければ良いじゃないかと言うことになりますが、中古品は買えるときに買えないと、いざ欲しいときに買えなくなってしまう言う恐怖があるのでついつい買ってしまいます。どうにもならないですね。やっぱりコレクションは虚しいです(こじつけ)

気が向けばまた続きます。

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