なんかやらなきゃだし、忙しい方が良いに決まってる
大学1年生の冬から福岡のデザイン会社でインターンをしていました。別の会社でインターンに行っていた友人が教えてくれて、webサイトのお問い合わせから「インターンさせてください!」と応募したのがきっかけです。正直、お問合せ欄からインターンに関して、企業に連絡すること自体が大丈夫なのか?と思いましたが。「送るだけ無料」と勝手に考えて、送信ボタンを押しました。
それから2020年12月から2022年3月まで勤めました。大学の講義・演習もあったので、長期休みの有無でバラバラでしたが、柔軟に対応していただきました。
インターンで学んだことは数知れず。グラフィックデザインの基本的な原則や文字組、ソフトの使い方から社内外のコミュニケーション、ディレクションまで。今もたまにオフィスに遊びに行ったり、社員さんとご飯に行ったりします。
ただ、当時を振り返ると
「忙しいことが良い」と考えていた
「なんかやらなきゃ」という漠然とした強迫観念が常に頭の中にあった
というちょっと危険な状態にありました。
1つ目の良くなかったことは、「他の人に比べて、忙しい自分」を良いと思い込んでいた?正当化していた?ことです。遊んでいる友人が羨ましく感じたかもしれません。業務内容はやっていてスキルも付くし、楽しかったのですが、詰め込んでいたのも原因かも。
2つ目に関しては、インターン含めて目標を設定しても次から次に目標がやってくることと大学生なら何かやらないとという考えがありました。前者に関しては、たしか『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』に「目標依存」という言葉が出ていたのですが、これは達成→目標設定→達成→目標設定…と目標に追われ続けるという構造です。後者は、起業やユニークな制作をしている同世代と自分を比較して、追い詰めていたのかも。
![](https://assets.st-note.com/img/1682080979128-Ue1kTYA44M.png?width=1200)
色々考えて、行き詰まっているときに1つのツイート見かけて、「あぁ、そうか」と(勝手に上がっていた)肩の荷が下りたのを覚えています。そこから、「やっていて楽しいことや好きなことをする時間」を増やすことを心がけ、適度にリラックスして過ごすことが出来ていますね。だから、いわゆる忙しいアピールをする人を見るたびに、過去の自分と重なり、少し胸が痛くなります。
大学生を見ていると「なんかやらなきゃ」という強迫観念に囚われている人が多い感じがするのだが、興味がないことはしても意味がない、ということは声を大にして言いたい。
— George (@Love_yellowhat) December 17, 2022
ここで注意しておきたいのは、「興味がないことをしても身につきずらい」と「自分が興味のあることを探す」ということは別であるということですね。
多分、僕と同じような経験をした学生は過去にも沢山いるし、今後もいると思います。この記事が何か参考になるとは思いませんが、「自分と同じ経験をした人もいるのか」と思ってもらえたら嬉しいなぁ。
あたしのTwitter
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