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カナダ留学(前編)

今までの私なら考えられなかった
AV女優生活が終わり、
無事カナダのカルガリーに到着しました!

最初の3ヶ月は
ホームステイを頼んでいたので
ホームステイ先の家族が空港まで
迎えにきてくれるというので
ドキドキしながら空港で待っていました。

私は英語が全く話せません。


留学前から色んな人に単語は
覚えて行ったほうがいいよと
言われていましたが、
毎日撮影と呑みとで勉強する時間がなく。

むしろ行けばなんとかなるっしょ!
そのうち話せるよ!!
の気持ちで迎えたので、
挨拶文を携帯で調べ
待ってる間その英文をひたすら覚えていました。

しかし、
会った瞬間覚えた英文も
忘れ上手く挨拶できませんでした。
そのあと車にのり、
そのまま家に行くかと思えば公園に、
長いフライトで
疲れててヘトヘトだったので
家で休みたかったがそんなことも言えず。
言えずというか、
単語が思い浮かばず。

海外は大好きだったので
10代のころから
海外旅行には行っていましたが、
そのときは、
笑顔と
なんとなくの単語とジェスチャーと雰囲気で
乗り切っていました。

公園でマザーが色々話していました。
たぶん家族のこととか旦那のこととか…?

正直何言ってるのか
さっぱりわからないし、
なんせ時差ぼけで眠くて。
眠気との闘いで必死でした。

夕方やっとお家につき、
荷物の整理や洗濯機の使い方など教わり
早めに就寝。

語学学校までまだ数日あったため、
マザーや子供達が電車やバスの乗り方、
降りるバス停、学校までのルート、
ショッピングモールなどを
案内してくれました。

それはもう楽しくて楽しくて!
海外で生活なんて初めてだし、
これから楽しいことしか
待ってないんじゃなないかと
ワクワクドキドキ。

学校が始まり、
私はまったく英語ができなかった為
1番基礎のクラスへ。
色々な国から生徒がきており
みんな英語が話せないので会話が進まず…

でもそれも楽しかったのです。
そしてすぐに同じクラスだった
韓国人女性のミンと仲良くなりました!

ミンは私より5歳くらい上だったのですが、
お互いぎこちない英語で
会話することができ、
ミンは日本にも留学経験があった為
日本語も少し話すことができたので
英文がわからなくなった時とかは
たまに日本語を使っていました。

しかし、
せっかく留学にきているのに
日本語を使いたくないと決めていたので
日本人とも関わらないようにしてました。

学校は朝8時半から14時まで。
そのあとは暇なのです。

カナダは昼間から飲んで
夜早めに帰って寝るという習慣があるので
昼間からパブが開いていたこともあり
学校帰りみんなでパブに行くことに。

ハッピーアワーをしているお店がほとんどで
しかもお店ごとに
曜日によってチキンウィングスdayがあり
安く飲めて食べれるので
毎日違うパブに行き
14時から22時まで飲んで食べてました。

カナダのビールそれまた美味しくて
何杯でも飲めちゃうし、
チキンウィングがまた美味しくて
味も何種類もあって
またまたずっと食べれちゃうんです。

そうこうしているうちに
気づけばぷくぷくと
一回り大きくなっていました。

ただ、太ったな〜と思ってはいても、
体重計はなかったし、
なんせ周りがみんな太っていたから
私はまだ大丈夫と
なぜだか思っていました。

学校にもカナダ生活にもなれ、
クラブに誘われて行くこともありました。
もともとクラブは好きではありませんでした。

というより嫌いでした。
ごちゃごちゃしてるし、
音は爆音だし、
会話できないし、
男どもはスキあればキスしてくるし。

でもカナダのクラブは違っていたんです。
確かに爆音は一緒だったけど、
日本とは違うノリで周りを見てても面白い、
自分が踊ってても楽しい、
そして周りの会話は全て英語なので
なんかテンションも上がるし
楽しかったです。
そしてみんなカッコイイし、
みんな声かけてきて
お酒奢ってくれたり
みんなでワイワイしたりして。

本当毎日楽しく過ごしてました。
英語も少しずつ話せるようになり
クラスもレベルアップできたころ、
廊下を歩いているとアジア人の先生に

「Wakaba!!!!!」と。
「Do you know me?」
すると「off course!!!」と。

まさか
海外でも私のことを知っている人がいる
なんてと思ったらすごく嬉しい気持ちになり、AVやっててよかったなって思いました。

すぐにその先生と仲良くなりました。
翌日先生から家でホームパーティするから
おいでと誘われたので
ミンと一緒にいくことに。

そこには日本人生徒がたくさんいました。
そして先生の奥様も日本人でした。
日本人同士なので
すぐ打ち解けることができました。

そして友達の輪も広がり、
仲良くなった19歳のベネズエラ人の男の人と
いい関係になり付き合うことに。
今思えばあれは付き合っていたのだろうか
と思うくらいですが。

お互い学生同士なので
会話はなんとなく話ている感じでした。
そしてベネズエラ人は、
若いので盛んな時期なわけですよ。
たぶん今すぐやりたかったんでしょうね。

「ホテル行こう」と。

ただその人は高校卒業して
すぐカナダ留学にきたので
お金は最小限しかなかったのです。

逆に私はたくさん稼いだので
貯金も正直たくさんありました。

ホテル代とか
正直私は払いたくなかったのですが、
カナダきて一回もしてないし、
もともと私は1人でするタイプではないので
欲求不満だったのです。
なのでその欲に負けてしまい
ホテル代を払うことに。

ホテル入ってからは言葉はいらずもう、、、
今までも
日本でイタリア人やフランス人と
付き合ったこともありましたが
また違う感じでした。

でも若いのか、
ただやりたかっただけなのか、
あまり経験がないのか、
さっとイッてしまい
あっという間に終わりました。

なんも気持ちよくもないし
一瞬のことで。

そのあと学校で会っても、
なんかお互い気まづくなり自然消滅。
そもそも付き合ってなかったのかもしれません。

夏が過ぎハロウィン!
海外のハロウィンは
テレビやSNSで見る限り露出多め、
本格的なイメージでした。

カナダもきっとすごいんだろうな。
逆に私服だと浮いちゃうかもしれない!
でも日本でも
ハロウィンってやっことないから
何着ればいいんだろう。
そんなことを思っていると
同じクラスの子が
ハロウィンの衣装買いに行こうよ
と誘ってくれたので一緒にいくことに。

いろんな仮装の衣装がたくさん!!
迷うくらい。
たくさん悩んだ末にヒョウになることに。
ハロウィン当日、
ちょっと恥ずかしいなと思いながらも
全身ヒョウ柄のミニワンピ、
長い尻尾つけて胸ガバッと
あいている衣装を着てコートきていざ学校へ。

あれ?
みんな普通に私服。
中にはしっかり仮装してる人もいるが
ちらほら。

一気に恥ずかしくなり帰りたい気分でした。
だってその格好で1日学校で授業うけるんです。

恥ずかしい、恥ずかしい。

授業が終わり、
みんなでハロウィンパーティーする為、
クラブへ!

クラブに入ったら
もう恥ずかしさなんてありません。
みんな仮装しており、
むしろクオリティが高かったり
私よりも露出多めで
海外のハロウィンって感じでした!!

外人はやっぱり何着ても似合う。
ティンカーベルとか
プリンセスの格好している人が
たくさんいたけど、
みんな可愛くて似合ってました。
それからみんなで呑んで踊って
朝までワイワイ楽しみ、
結果楽しいハロウィンパーティーでした。


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