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【02】渡英方法の模索/30歳の女は海外で暮らしたい

私の目的はただ「イギリスで暮らすこと」。
ただ単にイギリスで生活してみたいのだ。
要するに、イギリスで暮らせるならそのための”手段”などは、正直どうでもいいのである。

今思えばアホだとわかるが、ろくに英語も話せないくせに何が海外で暮らす、だ、、、もう本当に、、、アホか。

そう、私は海外へ行くと決めたその当時、英語がほとんど話せなかったのだ。ではどうしたかといえば、素直に勉強したのである。留学費用を貯めた2年の間に、最終的には独学で日常英会話を身につけることになった。これについては後日記事にしよう。

とにかくだ、私の場合は200万の資金でイギリスに長期間滞在する手段を考える必要があった。それも、できる限り安くすむ方法で。
私は海外へ行くと決めてから1年ほどたった時、具体的な渡英手段を探し始めた。


まずは現地で仕事を探してみるのはどうだろう?
日本人スタッフを必要とする現地企業を探して、思い切って就職するのである。
フッ…全くうまく行く気がしない。笑
英語ができないやつがどうやって現地で仕事をするのだろう。
そんなのは履歴書を送った時点でアウトである。
いや応募する資格すらないだろう。


次に考えたのはやはり語学留学だ。
留学の定番中の定番である。
みんなやってるし、これなら私にもできそうだ!

イギリスでの語学留学にかかる費用は、学費+滞在費で安くても1年で300~400万円。私が予定している資金は200万…あ…明らかに足りない。しかーし!長期の語学留学であれば現地でアルバイトができる!だからやり方によっては200万の少ない資金でも、働きながら生活費を稼ぎ長期滞在できるのである。

「英語を学びながら仕事をする…なんて前向きでキラキラした人生なんだろう!」

だが、、、

どう考えてもそれは私らしい人生ではない。
30間近にもなれば自分のことは色々わかるのである。
私はポジティブで行動的な人間では決してない。
自分にウソをついて、本当はしたくもないことをしたいとは思わないのである。
しかも私はこの時点でアルバイトができるほどの英語力がない…性格云々の前に却下だ。笑


では普通に観光ビザで入国して長期滞在はできないのだろうか?と考えた。

観光ビザで入国した場合、イギリスでの最長滞在期間は90日間。
観光客である限り、お金があろうがなかろうが、その90日が最長だ。中には期間ギリギリで一度国外に数日間脱出し、その後再度イギリスに入国し再び90日間の滞在日数を手に入れる者もいる。

この方法は問題なくいけば良いが、一歩間違えば強制送還になり、以降イギリスへは入国できない可能性がある。

私は30年前のバックパッカーではない。
そしてそこまでイギリスに愛着もない。
普通でいいのだ。
安全にイギリスへ入国し、無難に日本に帰国したいのだ。


そう、現実として、英語が話せない or 十分な資金がない、となるとイギリスでの長期滞在は結構絶望的なのである。

雲行きが相当怪しい…。
この海外で暮らそう計画はどうやら計画倒れするらしい。
200万貯まる予定だし、どうせなら沖縄に移住でもしようかな、アハハハハ、、、

しかし、そんな頭イッちゃった状態でも希望を捨ててはいけない。

最後に見つけたのは「ボランティア留学」という道だ。