ヒカリ

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旅するアラサーOLの備忘録。 Funlidayでも旅ログ書いてます✈︎ https://www.funliday.com/hikaritravel

マガジン

  • 京都一人旅

    大好きな京都を一人で巡った記録たち。

  • 東京一人旅

    合コンに明け暮れていた私は、婚活の成功を祈願するべく東京に旅立った。

  • 長崎一人旅

    「戦争関連施設と軍艦島を巡る旅」をするべく、一路長崎へ。ウキウキワクワク一人旅。

  • 白川郷

    仕事に限界を感じた私は、夫と共に白川郷へと旅に出たのであった。

最近の記事

秋の京都、ぶらり一人旅②

①はこちら↓ 哲学の道を散歩している途中、法然院というお寺を見つけたので行ってみることにした。 山門に京都らしい風情を感じるお寺である。 本堂内には阿弥陀如来坐像が安置されており、奥の墓地には、谷崎潤一郎や河上肇など錚々たるメンバーのお墓がある。 ご利益は極楽往生らしく、私もありがたく自身の極楽往生を願っておいた。 哲学の道の終着点、南禅寺までやって来た。 巨大な三門が有名である。 厳かでとても雰囲気が良い場所なのでしばし見て回っていたが、私には最後に行ってみたい

    • 秋の京都、ぶらり一人旅①

      就職して早一年以上が経ち、二年目社員になった当時24歳の私は、相変わらず会社を憎み大学時代を回顧する日々を送っていた。 大学時代は楽しかった。 働かなくても親からお小遣い貰えたし。 よく晴れた秋の休日、私は大学時代を過ごした京都にどうしても行きたくなった。 プランも何も決めていないが、どうしても京都に行きたい。一人で適当にぶらぶらしたい。 ということで私は、秋の京都に一人赴いたのであった。 2015.11.03 まずは六角堂に行くことにした。 六角堂は、かの有名な聖

      • 【広島一人旅④】大久野島の光と影

        今は野生のうさぎたちがたくさん生息する大久野島だが、戦時中はここで大量の毒ガス兵器が製造されていた。 毒ガス製造の実態を隠すため、地図上では大久野島一帯は空白地域として扱われていたそうだ。 毒ガス資料館では、大久野島の負の歴史を垣間見ることができる。 そう、私はここに来たくて遠路はるばるやってきたのである。 館内には、毒ガスを作る際の防護服や作業員の身体への影響、中国で今もなお残る毒ガスの被害に関する展示などがあった。 日本が戦争で甚大な被害を受けたのと同じように、日本

        • 【広島一人旅③】もふもふうさぎと一人旅の洗礼

          2017.05.03 この日は大久野島へ行くため、バスで忠海にやってきた。 大久野島は別名「うさぎ島」と呼ばれており、野生のうさぎが900羽以上住んでいる。 そのため世界中から(2017年当時は)観光客がやってくる人気の島だ。 そんなかわいすぎる島に「戦争関連施設を巡る旅をするぜ!」と考える私がなぜ行こうと思ったのか。 大久野島には「毒ガス資料館」があるのだ。 私はそこに行きたかったのである。 しかし私は、人の多さを舐めていた。 忠海から大久野島へ行くフェリーの

        秋の京都、ぶらり一人旅②

        マガジン

        • 京都一人旅
          8本
        • 東京一人旅
          2本
        • 長崎一人旅
          7本
        • 白川郷
          3本

        記事

          【広島一人旅②】戦争と平和

          原爆ドームを見た後は、広島平和記念資料館へ。 資料館はすごく混んでいたが、一人で行ったこともありゆっくりと展示を見て回ることができた。 やはり一人で来て良かった。 被爆して亡くなられた方の遺品が展示されているブースは、とにかく辛かった。 一見するとボロボロの服や肌着、錆びた三輪車やお弁当箱なのだが、それには一人の人間が生きていたエピソードが詰まっていて、どのように生きてどのように亡くなったのかが説明ボードに詳しく書かれていた。 展示されているものは、遺品がほとんど何も

          【広島一人旅②】戦争と平和

          【広島一人旅①】26歳、初一人旅で広島へゆく

          今でこそ一人旅をこよなく愛する私だが、初めて宿泊を伴う一人旅をしたのは26歳のときだ。 このとき私は、どうしても一人で広島に行きたかったのである。 さらに具体的に言うと、一人で広島の戦争関連施設を巡りたかったのである。 平和記念資料館を始めとする施設には、小学校の修学旅行で既に訪れている。 しかし、あの頃は友達とキャッキャしながら「怖いねぇ〜」と言い合っていた記憶しかない。 というか、もみじ饅頭を買った記憶とプリクラを撮った記憶が大半を占めている。 大人と言われる年齢に

          【広島一人旅①】26歳、初一人旅で広島へゆく

          京都へ、春を探しに②

          皆様は私の大学時代の淡い恋の思い出なんぞに一切興味はないだろうが、個人的に大変思い出深い場所のひとつに銀閣寺がある。 大学生の頃に初めてできた彼氏(3ヶ月で別れた)とクソ暑い夏にした初デートの場所が銀閣寺であり、それ故私は銀閣寺がどのような場所だったのかを殆ど覚えていない。 汗で髪型変になってないかな‥やら、彼氏かっこいいな‥やら、日に焼けないようにしないと‥やら、当時の私は数々の煩悩に頭を支配され、全く銀閣寺を堪能していなかったのである。 そのことを大変悔いていたため

          京都へ、春を探しに②

          京都へ、春を探しに①

          今年こそ、何か春らしいことをしたい。 社会人になってからというもの、3月〜4月は一年で最も忙しい時期ということもあり、なかなか春らしいことをできずにいた。 平日の忙しさから、休日は家でめちゃくちゃ寝てしまう。 12時間くらいは寝る。 しかし、今年こそ何か春らしいことがしたい。 てか有給取りたい。 ということで有給を何とか奪取した私は、一路京都へ向かったのであった。 2021.03.08 まずはブランチをとるため、何度か行ったことがある「THE THREE BEARS

          京都へ、春を探しに①

          金沢と、さよならモラトリアムの旅②

          兼六園は言わずもがな、日本三名庭の一つである。 兼六園の散策を楽しんでいると、天気が徐々に怪しくなっていき、雪が降ってきた。 わりと本気の降り方である。 私の地元では雪は滅多に降らない代物なので、我々はものすごくテンションが上がった。 3月に雪が降るとは!さすが金沢!北陸すごい!!!! といってもかなり寒くなってしまったので、「時雨亭」に入ってみることにした。 兼六園の中にある時雨亭では、本格的な茶室でお茶と和菓子がいただける。 抹茶と和菓子をいただき、ほっと一息つく

          金沢と、さよならモラトリアムの旅②

          金沢と、さよならモラトリアムの旅①

          悦楽と怠惰の限りを尽くしたモラトリアム期間が終わってしまう。 そんな大学4年の3月、高校時代の友達3人で、本気の日帰り旅行をしようという話になった。 本気の日帰り旅行とは、始発で旅立ち終電で帰宅するという、文字通り本気度の高い日帰り旅行のことである。 行き先を全員行ったことのない金沢に決め、我々は旅に出たのであった。 2014.03.06 始発に乗り込み、無事金沢駅に到着する。 昼夜逆転し放題の堕落した大学生活を謳歌していた私にしては並々ならぬ頑張りを見せ、めちゃく

          金沢と、さよならモラトリアムの旅①

          京都の最強スポットを巡る一人旅②

          突然だが、私は旅行の次にアフタヌーンティーが大好きである。 皆様は、アフタヌーンティーにどんなイメージをお持ちだろうか。 女子女子した女子が行って写真を撮る場所、というイメージが強いだろうか。 私は女子女子した女子ではないが、そしてもはや女子とは言い難い年齢だが、各ホテルが趣向を凝らして提供する、一種の芸術作品のようなアフタヌーンティーが大好きなのである。 特に京都のアフタヌーンティーには京都らしい和の要素が織り交ぜられており、他にはない素敵なものが多い。 今回は、T

          京都の最強スポットを巡る一人旅②

          京都の最強スポットを巡る一人旅①

          京都には、SNSなどでよく話題になるスポットがいくつかある。 所謂映えスポットには興味のない私だが、最強!と噂されるスポットは気になるのが人というものである。 気になる。すごく気になる。 今回は、その中でも「最強!すごい!半端ない!!!」ことで有名な安井金比羅宮、鈴虫寺を中心に京都を巡ってみることにした。 2022.01.17 まずはさっそく安井金比羅宮へ。 安井金比羅宮は、縁切りにかけては右に出る者がいないと言われる有名な神社である。 SNSで話題になっているのを

          京都の最強スポットを巡る一人旅①

          婚活の成功を祈願し、東京を巡る②

          2日目、やって来たのは今戸神社。 今戸神社には伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)という夫婦の神様が祀られている。 日本で最初に夫婦となり、結婚の神とされていることから、縁結びにご利益があると有名な神社である。 至る所に招き猫がいて、猫好きとしてはテンションの上がる空間だった。 本殿からこちらを覗いている招き猫もかわいい‥♡ 本殿の横には2体の「石なで猫」がいる。 神社に祭られている神様と同じ「いざなみ」「いざなぎ」という名前のカップルらしい。

          婚活の成功を祈願し、東京を巡る②

          婚活の成功を祈願し、東京を巡る①

          26歳の秋、3年付き合った社内恋愛の彼氏と別れることになった。 しかもその彼氏は、私と別れて一週間後に私と同じ部署の後輩女子と付き合い始めたという。 そんなことがあっていいのだろうか???? しかし現実は残酷である。 それからというもの私は日夜合コンに明け暮れていたが、やはり疲れる。癒しが欲しい。 私にとって癒しといえば旅である。 旅行ついでに婚活の成功も祈っちゃお⭐︎⭐︎⭐︎ということで、私は東京に旅立ったのであった。 ちなみにこの東京一人旅は、下記の「出会いの場に赴

          婚活の成功を祈願し、東京を巡る①

          女一人、稲荷山の頂を目指す②

          ところで私は、今日6センチヒールのブーツで来ている。 稲荷山の山頂まで登れるらしい、ということを知らなかったのだ。 万全のコンディションとは言い難いものの、登れると知れば登りたくなるのが人の性。 ということで、四の五の言わずに登ってみることにした。 登り始めはやはり人が多い。 できるだけ人が写り込まないアングルを探して写真を撮ってみるが、どうしても人が入ってしまう。 しかし30分も登るとどんどん人が減っていき、山頂付近になるとたまに人を見かけるくらいになった。 人の写

          女一人、稲荷山の頂を目指す②

          女一人、稲荷山の頂を目指す①

          社会人2年目の冬、当時は滅多に取ることができなかった有給を勝ち取った。 京都に行きたくてムズムズしていた私は、一路京都へ赴いたのであった。 2016.02.08 森見登美彦氏の小説、四畳半神話大系をご存知だろうか。 私は大学時代、森見氏の小説が好きでよく読んでいた。 そこに「京都出町ふたばの豆餅」が出てくる。 本によるとかなり美味しいらしい。 ずっと気になっていたが行けずじまいだったので、この機会に寄ってみることにした。 平日だったのでお店はそこまで混んでおらず、サ

          女一人、稲荷山の頂を目指す①