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女一人、稲荷山の頂を目指す②


ところで私は、今日6センチヒールのブーツで来ている。
稲荷山の山頂まで登れるらしい、ということを知らなかったのだ。
万全のコンディションとは言い難いものの、登れると知れば登りたくなるのが人の性。
ということで、四の五の言わずに登ってみることにした。



登り始めはやはり人が多い。

できるだけ人が写り込まないアングルを探して写真を撮ってみるが、どうしても人が入ってしまう。


しかし30分も登るとどんどん人が減っていき、山頂付近になるとたまに人を見かけるくらいになった。

人の写り込んでいない写真を撮りたいインスタグラマーの皆様には、ぜひ山頂まで登っていただきたい。



山頂に近付くにつれて西日が差してきて、連なる鳥居がキラキラと輝き幻想的な美しさがあった。


ここを一人でのんびり歩けるのは本当に幸せなことである。


そんなこんなで無事山頂に到着\( ˆoˆ )/
案外いけるものだな。



山頂に辿り着き下っていくと、登りのときとは雰囲気がガラッと変わった。


鬱蒼と木々が生い茂り、鳥居もぽつぽつと離れて立っている。
周りも暗い。意味深な祠のようなものまである。人も全然いない。



私はこういう陰鬱とした雰囲気が大好きなので、めちゃくちゃテンションが上がった。
登りも綺麗だったけれども、下りも最高!!!!


ちなみに普段全く運動をしない私でも、余裕で登頂できた。よかったよかった。




帰る前に何か甘いものが食べたい‥ケーキ‥ケーキが食べたい‥という気持ちになったので、ずっと行きたいと思っていた「フランソア喫茶室」に寄ってみることにした。



国の登録有形文化財でもある店内は、めちゃくちゃシックでおしゃれ。
バロック様式の内装や有名な絵画の複製を眺めていると、ヨーロッパに来た気分になる。


ヨーロッパ大好き!幸せ!!
ケーキも紅茶も美味しくいただいた。



大学時代を過ごした京都は、私にとって特別な場所なのだと思う。
大学生活は上手くいかないこともたくさんあったし、私は今よりももっと不器用だった。
社会で働いているとなぜかたまにその頃の自分に会いたくなって、気付くと京都に来てしまう。


きっとしばらくすると、また京都に行きたくなるのだろう。

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