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森と畑の子どもキッチン Re start:最終日【2020年2期】

7月にいちあんさんにご協力頂けることが決まりRestartして始まった森と畑の子どもキッチンプログラム2期。

・・↓Re startの経緯はこちら↓・・

あんなに暑かった夏から、すっかりダウンを着込むほどの寒さになった12月5日。いよいよ最終日を迎えることとなりました。


いちあんさんもこんなたくさん宣伝をしてくださいました!

店頭、レジ横、そしていちあん通信の裏にまで!

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ありがとうございます。お客様、いっぱい来てくださったらいいなぁ。


朝採り野菜の収穫からスタート

朝から雨がパラパラ降っており、さらに気温もここ数日でイチバン低いよううなお天気になってしまいました。とはいえ、これもきっと意味があるのでしょう。何を言われなくてもカッパを持参してきた子ども達。うむ!さすがです。

10時の出店に間に合うように8:00に畑に集合。雨にも寒さにもめげることなく今日の出荷分の収穫開始〜!

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カブが大きくて抜けない!
ダイコンが大きくて抜けない!

リアルうんとこしょどっこいしょ?
(子ども達の興奮する様子を↓動画↓でお楽しみください笑)


泥つきと泥だらけじゃ全然違うよね。お客様が持ち帰りやすいように洗おう。

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手が凍える〜!!!!

あ、そうだ!値段を決めなくちゃ!いくらにしようか。値札や名札も書こう!

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いよいよ販売です!

まずはみんな気になるパンを覗きに!!

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うわーーーーーーーーぁ。本当に並んでる!すごいねぇ!!!!

こんな目立つポップまで作成して頂いて〜〜(わたしが感動してしまう)

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準備完了!ドキドキしながら販売スタートです。

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掛け声の出る子、「い」らっしゃいませ・・・と尻つぼみになってしまう子。それでもだんだんみんな声が出るように。

「200円になります」「ありがとうございました!」

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出足はまずまずでしたが、お昼が近くに連れてお客様も増えて、お野菜に目を止めてくださる方も増えてきました。
「Facebookみてきましたよ!」という方や、ふらりと通って寄ってくださった方も。

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「毎月やって欲しいわ〜」って声をかけてくださいました。

「パンも買ったよ」と声をかけてくださる方や「私もカブ苦手なんだけど思わず買っちゃった」と教えてくださった方。

「パンはどこにあるの?」と聞かれれば子ども達は張り切ってお店までご案内。笑

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よく働いていました。

完売御礼で14時頃に店頭販売は終了。寒い中よく頑張ったね!!!


修了式というドラマ

15:45に再度いちあんさんへ集合して、まずは振り返りをします。

振り返り

そして氣になる売上の確認と「このおかねどうする?会議」です笑

お金

氣になる今日のお野菜の売上は

\ 3,800円 /

さて〜?これ、どうする?


ジャカブパンは1個380円だからさ、一人ひとつずつ買うっていうのはどう?

「・・・・・・」

あはははは!!!!それはなんか違うのね!じゃ、パンはどうやって買う?

「正直に言っていいの?」

いいよ笑

「お母さん達に買ってもらう」

あはははは!!!じゃ、売上はどうする?4人で分けるだけ?

「お母さんにもあげたいから、、、」

あ、じゃぁ、家族で分ける?

「それいい!」

3家族いるから1家族1,000円にする?残った800円は3期生のためにプレゼント!どう?

「うん、そうする!」


1期の子達が「お母さんにもあげたい」と言っていたことがすごく印象的で。
2期の子達にも「お母さんはさ、みんなを応援してくれていたでしょ。だからさ、自分達が一生懸命つくったお野菜を一生懸命売ったお金で、ありがとうの氣持ち伝えようよ、という話をしたんですね。

そうしたら泣いちゃう子もいて。

ないちゃうこ

お母さんが応援してくれていた氣持ち、わかっていたんでしょうねぇ。あぁ愛おしい。


そして修了証の授与です。

一人一人、振り返りで書いた「心に残っていることはなんですか?」「自分を褒めてあげたいなと思うことはなんですか?」を読み上げてもらってから修了証を授与。

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合わせて私から一人一人にメッセージを送ります。

声が出るようになったこと。伝える勇気を出せるようになったこと。

まだ字も書けない1年生だったのにお兄さんお姉さんに必死でついて行ったこと。最後までやり遂げたこと。

「ま、いっか」って簡単にやめず自分が納得することを大切にしてきたこと。

観察力も行動力もピカイチ。リーダーシップが取れる礎ができたこと。


これから先、ここで体験したこと全てがひかりの種となって、ひとりひとりのより自分を生きる力のエネルギーを高めてくれることを願って伝えました。


いちあんの市川さんから子ども達へメッセージを頂きました。
なんと、お店の方々もお金を払って買って食べてくださったそうです。本当にありがたいことです。お客様と直接、接することができる貴重さ、食べること作ることの大切さ、伝わったかな。

市川さん


そして!おまちかねのジャカブパン♪

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なんといちあんさんが御馳走してくれました!!御馳走様です〜〜〜泣

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しかもご褒美のお土産付き!!!!すごーーーーーい!!

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欲なく頑張るといいことあるねぇ。。。。泣



終わってから感じること。

本来のスタートが4月であったのに対してコロナウィルスの影響により6月になったこと。そしていちあんさんのご協力を得られ、本質は変わらずともプロセスが大きく変わったこと。それによって体験できることは逆に色濃くなりました。が!子ども達は大変だったと思います。学校生活のある中、習い事もある中(今の子どもって忙しい!)、課題(=家でチャレンジしてくること)は多いし、プレッシャーはかかるし、練習(プレゼンやパンづくり)も多いし!!!!笑

それでもやるって決めたこと、頑張るって決めたことにコミットしている姿は「大変だったけどやってきたよ」という誇らしげな様子から感じていました。

手を動かして感じたことは、言葉にした時の説得力が違いますよね。これこそが「感性の幅」になるんだと改めて見せてくれました。


そしてサポートする親御さんも本当に大変だったと思います。実は、、、これもわたしがこの森と畑の子どもキッチンプログラムで大切にしていることのひとつです。我が子がやると決めたこと、しかも答えのないことへのチャレンジにどう寄り添うか。思わず答えを導きたくなるし、先回りしたくなるし、早く答えを教えてしまいたくなるんです。そんな中で子どもの「こんなことしてみたい」という好奇心や探究心、明らかな遠回り(!)にその子のペースでまっすぐ寄り添えるか。

講師のわたしも同じなんですけどね。

特に2期は予測できないことも多い中での運営、さらに自然相手が加わり迷いながら悩みながらでした。ご理解ご協力いただいたお母様お父様には心から感謝しています。
(親御さんのアンケートは別ページ >> 3年生女子母 / 2年生女子母


そして子どもを子ども扱いしないでくださったいちあんの店主市川さんと奥様のちあきさん。本当にありがとうございました。

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厳しさと温かさを持つ大人に応援されて自分を表現できる環境。これがわたしがつくり続けたい場です。そこで味わったことを、揺るぎない自信、自分への信頼へ繋いで欲しい。

これからも子どもを子ども扱いせず、可能性を持つひとりの人としてまっすぐ向き合っていきたいと思っています。
それが必ず、その子がより自分で生きていく「ひかりの種」になると信じて!

応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
3期もより進化したプログラムになります。
これからもどうぞよろしくお願い致します。


森と畑の子どもキッチンプログラムのご案内


森と畑の子どもキッチンプログラム〜TANE〜@埼玉所沢




今のあなたのために。あなたの次世代のために。採種や栽培、堆肥づくりに必要な資材を買ったり、本当に心地よい環境にするために使わせて頂きます! 応援ありがとうございます♡感謝します☺︎