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伝道師への道*何ができる人か、よりも大事にしたいこと


オリエンテーションが終わり、いよいよ彼女の初回が始まりました。

ケーキが作れる
しかも結構おいしいケーキが作れる

そんな彼女がなぜ心がほどけるおむすび伝道師講座を受講しているのか?

おむすびを出せるようになりたいから?

いいえ、違います。


こうつくれる人、ではなく、こう在れる人になりたい

彼女は
これから先
おいしいケーキを作れる人でいたいのではない、と氣付いたからです。

おいしいケーキはもうつくれる。
そしてそのケーキを喜んでくださるお客様はたくさんいらっしゃる。


・・・では「おいしい」ってどういうこと?

伝道師講座は
この「おいしい」という感覚を
とても大切に扱い、深堀りします。

おいしいことがどうして大事なの?
おいしいと何がいいの?

おいしければいい。
そこそこの値段でそこそこおいしければ売れる。
そうすればお店を切り盛りし続けられる=生きていける

本当にそれでいいんだろうか?
その切り盛りは自分のお店への妥協ではないだろうか?

本当は「おいしい」のその先に伝えたいことがあるんじゃないか?


自分がなぜおいしいと感じて欲しいのか
なぜおいしいものを作りたいのか

その真ん中を外してコスパを調整しても
疲弊してしまうし
経営も続かないと、わたしは思っています。

わたしは飲食店を切り盛りしているわけではないので
一概に偉そうなことは言えませんが
それでもこの概念は
飲食店はもとより、どんなサービスを提供している会社にも人にも言えることだろうと思います。


彼女は
おいしい、って感じるものを食べると元氣になるから、と最初に言いました。

ではどうして元氣になって欲しい?
どうして元氣が大事?

元氣って生きるための力だから。

生きるってどういうこと?

その人でいるってこと。


…あぁ、そっか。

その人のまんまでいいよ、って伝えたいんだ、わたし。
わたしのケーキ食べて
わたしが生み出したものを食べて
「そのまんまでいいよ」って伝えたいんだ。

生きるって
そのまんまでいるってことだから。

そのまんまが
元氣な姿であってほしいんだ。


だとしたら。

「その人が元氣になる」って
信頼できる素材や食材を使う必要があるし
「きっとその人になっていける」って
自分が本当に信頼できる手のかけ方をしていく必要があるよね。

コストで決める食材じゃなくて。
セオリーで決めた方法じゃなくて。


・・・・こうやって
行動や思いの裏づけを丁寧に掘り下げていきます。


ありがちな

「喜んで欲しいから」
「嬉しいから」

こう言った抽象的な表現。

なぜそう思って欲しいのか
なぜそう感じるのか
深堀りすることで
上っ面の行動指針ではなく
もっともっと大事な信念が見つかります。


おいしいの種類

わたしは「おいしい」って2種類あると思っていて

ひとつは頭で思考で感じる「おいしい」
もうひとつは肉体が反応して即時湧いてくる「おいしい」

一般のお菓子や添加物で調整されているものは
数値が計算されていて脳が反応するようになっています。(糖分とかね)

もうひとつは
心がほどけるおむすびのように
なんかわからないけど食べたら涙が出たとか
言葉に詰まって余韻に浸ってしまうようなもの。


彼女は体が反応するような食べものをお客様に提供したいんです。
それだけは決まってる。

だけどそれは
How toで見つけられるようなものじゃないのがわかっているから
今、遠回りに見えるような
手のかけ方、素材の選び方、向き合い方に取り組んでいるんですよね。

学校じゃ教えてもらえない、ってやつですね(笑)


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