ANYO
ANYOを初めて観たのはいつだったかなあ…
まだ「あんよ」って平仮名のバンド名やった頃だったかと。
場所は難波ROCKETSやと思う、それは間違いない。
女性ボーカルのバンドのステレオタイプからがっつり離れた音楽性、かといってアヴァンギャルドに振り切ってるわけではなくてメロディーはしっかりと。
反面ジワジワと侵食(浸食)してくる静かな高揚感を纏ったバンドアンサンブルはメロディーと相まって気づくと心の「深い」ところまで到達してしまう。
ジャンルとしてはテクノやブリストルサウンドなど海外のシーンから吸収してきたものをバンドとして昇華し構築した独自のもの。
なので似たバンドを見たことが無い。
観るものを、聴くものをまさしく引き込んでいくその楽曲、ライブは年々凄みを増していて、それは結成して10年を超えた2018年にFUJI ROCKに出演したことからでもわかっていただけるかと。
ステージ上ではとにかくクールなのだが、メンバーのパーソナリティは意外と熱い。
ベースのテッペイくんは扇町para-diceのブッカーだったりもするし(難波ROCKETS最後のブッカーでもあった)ギターのやましーは家族も持ち仕事をしながらもバンドはできるということを体現している人。
ボーカルの4hoちゃんは様々な音楽を吸収するために単独で上京、ドラムの玉ちゃんはレコーディングエンジニアもしている技巧派。
そうしたメンバーだからこそ信頼がおけるのだ。
そんなバンドにコンピに二つ返事で参加してもらえたのは自分でも胸を張っていいことじゃないかと思ってる、そんなことを思わせるバンドです。
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