ひかり

1987年生まれ。感受性豊かめ。恥は捨てた。

ひかり

1987年生まれ。感受性豊かめ。恥は捨てた。

最近の記事

電車の中で

電車の中で、自閉傾向があるのかな?と思われる人が乗ってきた。 声を上げながら、シートの隅っこに座っている人を立たせてそこに座ろうとする。 立たされそうになったおばさんは、ものすごい嫌悪感を含んだような表情で睨みつけ、首を横に振る。 確かに突然そうされたらそんな反応になるだろう。 次の人も、次の人も。 その人は、空いた席に一度腰掛けたけど、落ち着かない様子。 私の隣は空いていた。「いつでもきて良いよ」と、そんな気持ちが全身から出てくれと思いながら、じっと待っていた。 車内の空

    • ペースを乱されるということ

      10日ほど実母が滞在していた。 夫不在の1年間も折り返したいま、できれば息抜きが欲しい時期だったので、「普段できないことができる!」と期待して迎えた母。 ところが当初から母の体調は万全ではなかった。 この時点で「あれ、なんで来たの?手伝ってくれるのでは?」とイライラしてしまった36歳娘。 数日して、体調が回復した母を前に切り出した。 「夜、この用事で出かけていい?」 返ってきたのは、「無理だろうなあ」という一言とニコニコ笑顔。 ニコニコ...? 私、少し自由に

      • 卑屈と窮屈

        ここ1カ月まったく調子が上がらない。 仕事がまったく楽しくない。 なんのためにやっているのかとか、完全に見失ってしまって、行く先が見えないのがとてもつらくなってしまいました。 社会の情勢をみていても、とにかく窮屈な感じがしてたまらない。 特に経済。いままでは出費を抑えることも大して考えていなかったのに、最近では節約志向。何をするにもお金がどのくらいかかるかとか考えて、自分の行動の幅が狭くなっていくのを感じていました。 ツイッターを見ていると今度は言論の窮屈さ。 誰かを責

        • 豊か

          最近やたらと、「品格が」とか「豊かさが」とか口走ってしまう。 表面上をするっと滑っていく言葉があふれすぎていて、言葉の奥底にしみているものを感じさせるものが足りない。 そしてそれは私もそうで、じゃあ私自身が上滑りしない言葉を持っているかというと、多分持っていない。 浅はかで、深みのない空間にいることがつらくて仕方がない。

        電車の中で

          30代にもなって誕生日、親から連絡がなくて落ち込むのって変かしら…

          30代にもなって誕生日、親から連絡がなくて落ち込むのって変かしら…

          星野源が結婚した

          いつか来るだろうと思っていたこの日がとうとうやってきてしまった。 日中、「推しトーク」と題し社内屈指のドルヲタの先輩たちのライブトークをtwitterのスペースで聞いたあとだったからこそ、色んな思いがよぎる。 中でも瞬時に思い出したのは、「人生で推しがいなかった期間がほとんどない」と自称する先輩の言葉。「推しは人生の座標軸」――。 私にとって、星野源さんは人生の座標軸です。 仕事がうまくいかなかった日は、車の中で「地獄でなにが悪い」を大音量で流し、「ただ地獄を進む者が

          星野源が結婚した

          働くことと自助

          お昼ごはんを食べたとき、隣の席から聞こえてきた話と、それを聞いて私が思ったことの記録。 「妻が仕事をしたいと言っている。早朝のパート。息子はまだ小学生で、早朝にいなくなられると僕の負担が大きくなる。だから反対。なにより妻はいま失業保険の適用期間中で、早朝バイトで稼げる金額より失業保険でもらえるがくのほうが大きい」 かいつまむとこんな話だった。 順不同に、思ったことを綴ると 1.働きたい意欲のある奥さんがが働けないのはもったいないということ。(働き手が足りない社会という視点

          働くことと自助