仙台麩の卵とじ
40年生きてきても、世の中のことで知らないことの方が多い。
いや、むしろ逆なのかもしれない。
40年生きてきたから興味が出てきたことが増えたのだと思う。
例えば政治のこと。
例えばお金のこと。
例えば料理のこと。
若い頃にも日常にあったものではあるが、ピントが合わなかった出来事に40歳になった今、ピントが合い始めたのだろう。
こどもの頃嫌いだった食べ物が、大人になっていつの間にか好きになっている感覚に近い。
仙台麩はまさに今の僕にドンピシャのものだった。
出会いは、仙台での料理教室だ。
妻が主催する初めての県外出張教室ということでドキドキしていたのだが、ありがたいことに満席で、生徒さんに温かく迎えてもらえた。
そこでその生徒さんにいただいたのが、仙台麩だ。
この仙台麩の何がいいって、全ての煮物がいい意味で油っぽくなることだ。
肉を使っていないのに、肉を使っているかのようなコッテリ感を出してくれる。
ダイエットをしている僕にとっては、ヘルシーな煮物をコッテリと食べられるこの仙台麩は救世主でしかないのだ。
40年生きてきても、世の中で知らないことの方が多い。
残りの40年、あといくつの新しいことを知ることができるのだろうか。
今から楽しみで仕方がない。
妻がやっているキムチと料理教室はこちら↓
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