ポテトサラダ
お好み焼きでご飯が食べれるか食べられないか論争は、いつまで経っても冷戦状態のまま続いている。
僕の家では、お好み焼きはおかずだった。
だって、ソースとマヨネーズがかかってるじゃん。
ソース、もしくはマヨネーズがかかっているものは、おかずなのだ。
それと同じで、ポテトサラダも僕にとってはご飯のおかずになる。
だって、マヨネーズかかってるじゃん。
むしろ、全体的にまぶしてあるから、もはやマヨネーズじゃん。
だから僕にとって、ポテトサラダは副菜ではなくメインのおかずとして存在しているものである。
そういうわけで、ポテトサラダには強いこだわりがある。
たまに、「芋の食感を残して…」なんてことも言われるが、僕にはそんなものは必要ない。
ジャガイモはクリーミーであればあるほどいい。
だって、ほぼマヨネーズなのだから。
かといって食感は大事だ。
クリーミーな中にカリカリ感も欲しい。
カリカリという食感が脳に伝わるだけで人は「美味しい」と感じる生き物だと思う。
たぶん、「ポテトチップス味付けなし味」があっても美味しいはずである。
その上、香りも重要な「美味しい」の材料になる。
小学校の帰り道、部活を終えて家に入る直前にカレーの匂いがしたら、それだけでもう、脳は「美味しい」と判断していたものだ。
かといって、ポテトサラダにカレー粉を入れてしまったら、もはやそれはインド料理である。
食べたこともないし、インドに行ったこともないが、なんとなく潰した芋にスパイスをまぶした食べ物は、ありそうな気がしている。
いや、絶対あるに違いない。
香りが良くてカリカリしたもの…といえば、「いぶりがっこ」しか思い浮かばない。
近所の昔ながらのタバコ屋に、なぜか手作りのおにぎりが売っているのだが、そこのおにぎりで僕が一番好きな具は、「たくあんマヨ」だ。
たくあんとマヨネーズはとてもよく合うということを、あのタバコ屋から学んだ。
そのたくあんに、燻した薫香がついている「いぶりがっこ」がポテトサラダに合わないはずはない。
ジャガイモは蒸した方が断然美味い。
水っぽくならないし、なんとなくギュッと旨みが凝縮する…ような気がする。
そして、季節の野菜は歯応えがあるものが良い。
何度も言うが、食感がだいじなのだ。
春はアスパラ、夏はインゲン、冬はブロッコリーの茎の部分などをサッと茹でて食感を残すのが好きだ。
これが僕とひかりと咲多のポテトサラダだ。
あなたの家のポテトサラダもぜひ教えてください。
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