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あなたのバランス年齢は?

hikari整体サロンの  よしなが です。

今日は、目を閉じた状態での片足立ちについて書こうと思います。

目を閉じて、何秒ぐらい片足で立っていられますか?

静的なバランス能力を見るのに、
しばしば、片足立ちがどれくらいの時間保持できるか が使用されます。

先日、目を開けた状態での片足立ちの参考値について書きました。

目を開けた状態で片脚で立てる保持時間は、
65歳以上の方やご病気をお持ちの方に、
静的なバランスや転倒傾向を見る際の評価として使用されています。


目を開けた状態ではなく、目を閉じて片足立ちを行う場合に、
バランスを保つために視覚が使用できないため、難易度が一気に上がります

実際のバランス能力を評価するにあたって
閉眼での片脚立位の保持時間の方が優れているとも言われています。
一方で、高齢者の場合には、閉眼で片足立ちを行えない方も増え計測が難しくなるため、開眼で行う方が測定精度が高いとも言われています。

今日は、目を閉じた状態での片足立ちについてです。

実際には、両手を腰に当てた状態で計測します

目を閉じた状態での片足立ちの年齢別の平均値

ですが、浦部氏らの報告によると

閉脚立位保持時間の結果30秒以下の割合
10代 33.0±20.3   48%
20代 42.8±19.1 28.6%
30代 42.8±19.7 26.5%
40代 30.8±20.6 54.5%
50代 23.7±17.7  66.7%
60代 15.1±16.7   85.5%
70代 6.6±7.7   97.1%
80代 3.3±2.1       100%
(*留意点:最大計測値60秒)

日本アスレティックトレーニング学会誌 第5巻第2号133-139(2020) 

だそうです。

20代30代で静的バランスは最も良くなり、40代以降から徐々に短縮していきます。

また、別の研究の木村氏による報告では、

平衡性 (閉眼片足立ち)は、
60歳代前半ピーク時の 20%に低下
80歳代では ピーク時の5 〜6%を維持しているに過ぎない。

高齢者のバランス能(平衡性)を評価することの意義、日本生理人類学会誌 VoL5, No.2,2 年5月

と言われています。

くーーーー(涙)
60歳前半で、すでに20%に低下とは、
それはもう、転倒しやすくもなりますよね。。

65歳を超えてくると、転倒による骨折をきっかけとして介護が必要になる状態になる方も増加していきます。

また、姿勢の悪化もバランス能力に関係していて、
体が前に倒れるような前傾姿勢や、
背骨が曲がっているほど(胸腰椎の脊柱の彎曲が大きい)
バランス能力が低下しているとも言われています。

何歳になっても、
筋力をつけることも姿勢を変えていくこともできますが、
まずは予防が大事

一度、ご自身の静的なバランス能力が年齢別の平均値と比べて
どれくらいの差があるか、試してみてくださいね
ちなみに、片足立ちそのものも、バランストレーニングの一つになりますよ。
(危なくない環境で行ってくださいね)

ちなみに、私は、平均値を少し超える程度でした。
知らず、知らず、バランス能力が落ちていくんだろうなと、
運動不足の私は、運動量を少しずつ、増やしていこうと思いました。
出来ることから一歩ずつ、ですね。



hikari整体サロン
吉永光恵



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