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「鳥肉以上、鳥学未満。」を読んだ中三女子の感想
いやぁ、面白いですね。
作者の川上和人先生。
もちろん内容も面白くて、鳥類の進化の様子がわかりやすく解説されていたのですが・・・その間に挟まってくるユーモアがね、面白いんですよ。
慣れるまでは読みにくかったのですが、慣れてからはもう没頭して読みました。
一番身近な鳥の肉、鶏肉から鳥の進化や骨格、筋肉の様子を学ぼう・・・という趣旨のこの本。
胸肉は空を飛ぶためのパワーを出さないといけないから一つのかたまりで、足は器用に動かさないといけないからもも肉は切るとバラバラになる、という話はなるほどと思いました。
ささみってあの筋が嚙み切れなくて好きじゃなかったのですが、あの筋が翼を打ち上げるのに必要なのだということを知ったのでこれからは楽しんでおいしく頂けそうです。
この本ね、図書室のおすすめ本のところに置いてあったんですよ。
それで最近、カラスだのダチョウだの鳥類に惹かれていた私は吸い寄せられるように手に取りました。
ちなみにこの本、何故この表紙にしたのかがわからないんですよ・・・。
いや、まぁ、読んでからだとイメージと全く違うこともないですが読み始めたときにはどうしてこの表紙の本にこの内容が書かれているのか全くわかりませんでした。
なんとなく中華料理屋さんののれんを彷彿とさせる表紙なのですが、内容は「カラスの補習授業」的な文体で、作者の川上和人さんの鶏肉への愛があふれる著作でした。
鳥類が恐竜から進化したという話の下りでは、恐竜大好きだった幼稚園児の頃を思い出しました。
「恐竜が鳥の祖先」ということだけは、その時代に読みふけっていた恐竜図鑑からの知識で知っていたのですが、その過程がユーモアを交えながら納得できる形で示されていて、とっても面白かったです。
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