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復職に向けて、心を新たにー子育てで気づいたことー

三月になってしまいました。
前回の日記も疲労困憊モードで書いていたけども、その後実際にわたしは体調を崩しまして3日間寝込んでました・・・。


目の回るような日々を過ごしてた時は、「いっそのことぶっ倒れたい!」と思ってたけど、いざぶっ倒れたら夫と子供が気になって、心から休めず。そんなもんですね〜(笑)隣の部屋からぐずってる声が聞こえると、寝れないし。一人で育児の孤独感を知ってる身としては、できるだけ夫を手伝ってあげよう、と気が気でないし。でも不幸中の幸いは、主人が仕事が休みの日に体調を崩したことね。

本当に綱渡な日々。

子育て中わたしは「自分の時間を確保しないとバランスが保てない!」というメンタルダウンの危機を何度も感じ、使えるサービスは積極的に使ってきた。そして、この度横浜市のファミサポと一時預かり保育に会員登録をしてきて、晴れていつでもこれらのサービスを使える資格を得ました。
一時預かり保育もさっそく先日利用してみた。本当は1週間前に予約しないといけないのだけど、登録会に行ったその日、事情を説明し「もう、精神的にもちょっと辛くて・・」と言ったら、三日後に枠を押さえてくれた保育士さん。女神様に見えた。

『リフレッシュで利用を後ろめたいなんて思わなくて良いんです!そのためにあるんだから!』

そういう背中を押して応援してくれる先輩がいると、とても安心するよね。許された気持ちになる。

他のママ友を見てると、こういうサービスを使わずになんとかやりくりできてて、「わたし甘えすぎ?弱すぎ?」って、ナイーブなわたしが顔を出しては心配になったりするんです。「みんな自分たちでできてるのすごいな〜」って。自分が弱く感じるんだけど、でも実際ぶっ倒れるまで毎日頑張ってたんだもんな、わたしも。


公共のサービスのいいところは、お金さえ出せば何の負い目もなくサポートを得られるところ。両親、義両親を中心とした身内や知り合いに頼むのは、“申し訳なさ”が少なからずつきまとう。
でもね、前回の日記のとおり、精神的にも体調面でもいっぱいいっぱいになったわたしが気づけた、親のありがたみは、自分が一生懸命に子育てや家のことをやってきた証なんだな、とも思ったんです。

正直言って、里帰り出産の時は、全くもって親のサポートは期待はずれで。わたしが我が子ちゃんの世話で、出来立てのご飯にいつもありつけなくて。「ちょっとは急いで食べて、代わろうとかしてくれないわけ!?」と、まあムカついてたわたし(笑)
今ではそんなのも慣れっこだけど、最初は自分のことをこんなにも後回しにする・される・せざるを得ない状況が『はぁ!?』だったんだと思う。せっかく里帰りしたのだから、もっとチーム戦で分担しようよ、ってすごく求めてたし、「たまには一人の時間ちょうだいよ」、って何回か我が子ちゃんを預けて外出もさせてもらってた。それはそれで、良かったと思う。でも、ありがたいとは正直思わなかった。“してもらって当然”、って。

でも、実家のサポートを得られず、義両親も頼れずの状況で一人で頑張らざるを得ない状態になったからこそ、話を聞いてもらえた、褒めてもらえた、ただそれだけのことでもありがたかった。
このことを振り返ると、「ああ、もしかしたらこれは仕事でも同じことが言えるのかもしれないな」と思えてきて。会社員生活10年、その中で恩師・恩人と思える人が2、3いる。嬉しくて、感謝で泣いたことも、やっぱりそのくらい。仕事で心震える瞬間というのはそう多くなかった。でも、それはわたしが懸命に努力して向き合ってきてなかったからでは?と思えてきたのだ。逃げ腰だったり、他人の嫌なところに目がつき、不満ばかりで。上司は部下を評価するが、部下も同じく心の中では上司をジャッジしている。
自分が思い描く管理職像、マネージャーへの期待があるから、それから外れたときに痛烈な「バツ」をつけてきた。でも、彼・彼女たちから助けられたことももちろんあるわけで。人は傲慢になると、ジャッジしてしまうのかもしれない。
ジャッジするわたしは、「わたし自身が必死に仕事をしてきてなかったからなのかな?」と今はちょっとだけ自分自身を疑ってみている。
必死になっていたら、彼らから得たサポートはきっと“ありがたい”ものと感じることができるんじゃないか、と今回子育てをとおして経験したものからすくいとった気づき。大切な気づき。そして、本当に一生懸命になってたら、こちらから言わずとも気づいてくれて、人はちゃんと手を差し伸べてくれるということも、改めて気づくことができた。

今思えば、わたしが得られた心震える瞬間は、必死にくらいつくように仕事をしてきた時だった。その積み重ねの先に得られたものだった

ずっとキャリアを模索している。
管理職になりたいような気もするし、そうじゃない気もする。
職種があってない気がする、得意なことを活かしたい。
平たくいって、“できる人間”になりたい。

こんな自分が上司とのキャリアカンバセーションで何を語っていいのか、本音もはっきりしないから、本人もふわふわな状態だった。

今はっきり言えることは、心震える瞬間をできるだけ持ちたい、と。仕事で、そういう瞬間をなるべく得られるように、そしてそういう瞬間を共有できる人を、恩師・恩人と思える人をなるべく多く作れたら、それは充実したキャリアになるんではないか、ということだ。そのために、「もっと自分を差し出して、身を投じてみる必要があるんじゃないか、自分」、というのが今わたしが感じていること。できるなれば、こういう心もちで復職したい。


今週も急遽実家の母親が来てくれることになった。本当は予定になかったんだけど、泣きついた娘を母は見捨てなかったよ。親子とはつくづく不思議な関係だなと思う。親子の数だけあるし、一組の親子の中にもその関係は安定しないものだね。

そういうわけで、今週は楽しんで楽に育児ができそうです。

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