見出し画像

2040年の未来予測

ご覧いただきありがとうございます。今回は本のアウトプットを行います。読んだ本は『2040年の未来予測』です。

未来のこと先のこととか気になる身としては、ついタイトルに引き寄せられ買ってしまいました。

20年後のこととなると、AIが発達して生活に根付くとか、ロボットがもっと普及されるなどいろいろ考えられると思います。果たして本書では実際どう予測されているのか?

著者は元日本Microsoft代表取締役の成毛眞氏です。

本題に入る前にこちらの画像をご覧ください。

画像1

ドラえもんの22世紀のワンシーンに出てきそうな世界が広がっていますね。2040年って今からこんなに暮らしが変化するのかとワクワクしますね。

本書とこちらの画像内のイラストがリンクしている「自動運転」、「遠隔医療」、「洋上風力発電」について紹介します。

自動運転

 自動運転と聞くと、少し古いですが日産のテレビCMで矢沢永吉がハンドルから手を放すシーンを思い浮かべます。この自動運転で運転の概念も変わりつつありますね。ご存じだと思いますが、現在でも自動運転が適応されている車があります。実際にどのくらいの自動運転ができているのか。自動運転レベルを6段階で表したしたとき、現在はレベル2~レベル3といわれています。

画像2

レベル2かレベル3が人が運転するか、自動で運転されるか現在は自動運転の「過渡期」にいると著者は述べています。法規制の緩和が課題になると思いますが、2040年では新車でのレベル3以上の自動運転システム車は4112万台になると予想されている。自動運転レベルについては2030年以降レベル4が登場し、2040年以降はレベル5も実用化されるとみられています。     

 そして実用化に欠かせないのがセンサー類です。周辺の物体、周囲の車両、歩行者などを認識する役割を果たします。センサーのひとつの「ミリ波レーダー」が大衆車でも3個使われていますが、自動運転では15個必要になる。肝となるのがレーザー反射で物体との距離を測る「LiDAR」です。ミリ波レーダーに比べ小さいな物体を何個も検知できるのが特徴。ネックなのが、コストです。なんと、高いもので数百万します。自動運転実用化のためにも低価格化が是非進んでほしいものです。

遠隔医療

 2040年では地方の過疎化が進み、田舎の医師不足が懸念されます。それらがオンライン診療を加速させるといわれています。今回のコロナ禍で、オンライン化が一部進められました。しかし対面診療の補助的な役割で、対象疾患が限定的でした。薬局でも患者へのオンライン服薬指導や経過観察をアプリで管理するなど非対面でもコミュニケーションをとれるツールがあるが導入されているのも一部だけです。日本でもapplewatchの心電図アプリを利用できるようになったように、日常から患者の健康状態を把握できるものが増えれば、医師がデータを活用することでクリニックに足を運ぶ必要がなくなるのではないでしょうか。5Gが発展することで、ネットワークが安定し、社会のデジタルインフラ整備が医療にも良い影響を与えることを願うばかりです。

洋上風力発電

 アメリカと日本のトップが変わり、温暖化対策で温室効果ガスの削減目標が掲げられました。そこでエネルギーの軸となるのが再生可能エネルギー。注目されているのが「洋上風力発電」。再生可能エネルギーの切り札として位置づけられています。国際エネルギー機関によると、40年に洋上風力発電の世界市場規模は1兆㌦に膨らむといわれています。下図を見ると、発電機の設置にも様々なコストがかかりそうです。開発費はかかりそうですなんと、数百億円~数千億円程度だそうです。

画像3

既にヨーロッパでは洋上風力発電が行われ、火力発電よりコストが低い水準になっている。ヨーロッパの海の特徴として、「遠浅」で海底に設置する「着床式」で設置されています。                                       日本では20年11月、千葉県と秋田県の海域で発電事業者を選定するための公募が始まりました。足元では風車の土台を海底に固定する「着床式」の開発が中心ですが、日本には遠浅の海が少ないため、将来的には風車を海面に浮かべる「浮体式」の導入も検討されています。ただ浮体式は技術的に確立されておらず、着床式より割高なのがネックです。さらに日本で風力発電が占める割合は2%未満というのが現状です。画期的ですが、著者は課題が多く残ることから洋上風力発電に関しては前向きでありませんでした。

おわりに

今回紹介した事例は内容の一部にすぎませんが、                                無人店舗、ゲノム編集、空飛ぶ車、フードテック、年金、人口問題など    様々な未来のテクノロジー、社会問題がその他にも紹介されています。

読んでいて、著者は未来に対して、悲観的かつ厳格にとらえている部分が多いと感じました。しかし最後に著者は自身でこう付け加えられておりました。「そこまで悲観する必要はない。なぜならば、いつの時代も高齢者は将来を悲観し、若者は未来を楽観するからだ」。それを読んで、どこか腑に落ちてしまうところがありました。(笑)

最後に山口周氏のツイートを張って終わりにしたいと思います!

このようなツイートをされていますが、僕は逆に20年後の答え合わせが楽しみになりました!

それではまた✋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?