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読書

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#読書の秋2021

【読書】『人口減少社会の未来学』その3【ムダな仕事を排除せよ】

【読書】『人口減少社会の未来学』その3【ムダな仕事を排除せよ】

生産量 = 生産性 × 労働投入量
「機械投入量(IT、AIを含む)は?」
という疑問はあるでしょうが、今回は機械を「生産性」の方に含めて議論を進めていきます。

かつての企業戦士なら「24時間働けますか」をモットーに、サービス残業、休日出勤で、生産量を上げていたのかもしれません。
→ まっぴらごめんです
 サービス残業なんかしたくないし、残業代もらえるといっても、早く帰りたいし。休みはちゃんと休

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【読書】『人口減少社会の未来学』その2【キャリング・キャパシティ(環境収容力)から考える】

【読書】『人口減少社会の未来学』その2【キャリング・キャパシティ(環境収容力)から考える】

 20年以上前のことだが、渋谷駅の朝の通勤ラッシュを見て
「スーツを着た軍隊なのではないか?」
と、人の群れに恐れをなした。
 次に思ったのは、
「あんなの、毎日耐えられるのか?」
 これは、何年前だか忘れてしまったが、肩がぶつかったとか、足を踏まれたかとか、そんな些細なことでケンカになって、電車が止まったという事件があった。
 やはり、ストレスを感じている。電車が止まる方がストレス高いだろう、と

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【読書】『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』【差別、格差、分断について考える】

【読書】『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』【差別、格差、分断について考える】

 とはいえ、まるで社会の分断を写したような事件について聞かされるたび、差別や格差で複雑化したトリッキーな友人関係について相談されるたび、わたしは彼の悩みについて何の答えも持っていないことに気づかされるのだった。

 差別。格差。そして、それに付随して起こる人間関係の悪化。行きつくところは社会の分断。
 人間性を疑う人と戦っててもキリがないので、絡まれないように注意して、距離を取ればいいんだけど。

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【読書】『人口減少社会の未来学』【クールで計量的な戦略を立てる】

【読書】『人口減少社会の未来学』【クールで計量的な戦略を立てる】

「ずいぶん、いろんな角度から切り込んでくれたな」
というのが最大の感想。
 ブログネタとして考えたら、数多くのエントリーを書けるという嬉しい面がある。
 一方で「こういうことも勉強しなければいけないのか」という困った反面もある。向学心のためにはいいことなんだけど。
「うかつに感想を書こうとすると、あっちこっちに話が飛んでしまう」
となってしまう理由を、各章のタイトルを挙れば理解していただけるだろう

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