2022年8月の記事一覧
【読書】『わが友マキアヴェッリ』第三巻【イタリア統一しかない】
考えることしかない 仕事が大好きであったがゆえに有能になり、有能であったがゆえに職場から追放される。
皮肉以外の何物でもないが、仕事がなくなってしまったがゆえに、考えることしかできなくなってしまった。
マキアヴェッリ、四十四歳から四十六歳は、最も失意の時期で、不惑どころか戸惑ってばかりであった。
だからこそ『君主論』が生まれるのだけれども。
フランチェスコ・ヴェットーリ
一五一三年、フ
【読書】『わが友マキアヴェッリ』第二巻③【失職】
自分の国は自分で守ろう・・・・・とした 終身大統領になったソデリーニは、新税法案の理論的根拠作成をマキアヴェッリに命じる。
新税を課さない限りフィレンツェ政府の財源は尽きていたからだ。
だからといって新税が嫌われるのはいつの時代でも変わらない。
したがって、誰もが納得する根拠を提示して、それで押す、しかない。
そのマキアヴェッリの論文は、
『若干の序論と考慮すべき事情を述べながらの、資金準