2022年7月の記事一覧
【読書】『わが友マキアヴェッリ』第二巻①【フィレンツェ孤立】
傭兵に頼って大失敗 「徴兵」制度に基づき、自前の軍事力を備えたとしよう。
そうすると、仕事をするのに絶好の年頃の男たちが、生産活動に従事できず、消費するだけの戦争に出かけていく。
それなら、自分たちは生産活動に専念して、戦争は「傭兵」に任せよう。
こうして、この当時のイタリアは、戦争を傭兵に任せるようになる。
これを傭兵隊長の立場から考えると、自分の部下である傭兵は立派な「資産」なのである
【読書】『わが友マキアヴェッリ』第一巻③
一四九八年五月二十三日、サヴォナローラ処刑。
失職したマキアヴェッリの想いは? これからマキアヴェッリの「現役時代」の話になるのだが、その前に「失職した想い」を想像するのは、順番が逆であるようように思われるかもしれない。
しかし、「現役時代」のマキアヴェッリは、まさに八面六臂の大活躍なのである。
それでいて「失職」してしまうのだということを念頭に置いておかないと、マキアヴェッリの想いに寄り